【保存版】カメの病気が症状ごとにわかる!治療法を徹底解説!

2015年9月14日

photo credit: カメ via photopin (license)

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前回(【絶対覚えておくべき】ペットショップでの上手な亀の個体選びと注意点!)少し亀さんの病気について触れましたので、

今回はさんの代表的な病気について知っておきましょう。

 

先に知っておけばイザと言う時も慌てないで迅速に対応できて、可愛い亀さんにも負担が少ないですからね♪

「うちの子病気かも・・・」

そう慌てる前に対処法を知って元気な亀さんライフを送りましょう!

 

カメの病気:肥満

photo credit: Golden Iris via photopin (license)

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可愛いですよね~、亀の餌を食べる姿って!いくらでも見ていたいからついついあげすぎちゃう・・・♪
でも待ってください、その亀太りすぎじゃないですか?

亀も人間同様肥満になります。
判断基準は「甲羅に手足を引っ込めた時にちゃんと入りきるか」です!
太った亀は入りきらずにはみ出してしまいます。

手足の付け根に余分なお肉が付いているので、甲羅に引っ込めた時以外は気づきにくいかもしれません!

肥満は病気の原因になりますので、餌のあげすぎには充分気をつけましょう。

 

カメの病気:肥満の対処方法

 

 

*対処法(ダイエット)としては
・餌を野菜などローカロリーのものに変える
・運動させる(広い水槽や散歩など)
・餌の量を減らすまたは回数を減らす
などになります。

うちのお嬢様(セイブニシキガメ)の場合は食べるのが大好きなので結構な量(朝晩2食)をあげていますが、

その代わり天気の良い日には自作のオムツを着けて家の中に放して自由に日光浴がてら散歩させています。

冬場はヒーターの前に陣取ってしまうので散歩になっているのかわかりませんが(笑)
野菜嫌いなんで餌は変えられなかったんです・・・

特に子供さんが餌をあげているお宅なんかは気をつけたほうが良いですね。

 

カメの病気:食欲が無い

赤ちゃん亀

これはかなりの方が思い当たるのではないかと思いますがいかがでしょうか?
ちなみに私は年に数回これをやってしまいます(汗)

「いつもはもっと食べるのに・・・」
「全然食べてない・・・」

そんな方はまずは水温を確認してみてください。
ヒーターはちゃんと動いてますか?掃除の後などでコンセントやスイッチ入れ忘れてませんか?
冬場だったら本当に危ないです!

「低体温症(半冬眠)」という亀にとっては一番辛い状態になっていて、食べたくても食べられないんです。

私がやりがちなのは
「水槽を掃除する時にヒーターを切ってそのまま忘れる」
です。
テキメンにお嬢様の動きが悪くなり、ご飯も一切食べません。

だいたい15度~22度が亀にとっての一番負担のある温度とされていて、この温度だと
・冬眠するには暖かすぎる
・活動や食事をするには寒すぎる
ため、ただ体力を消耗する状態で酷いと死んでしまうほど怖い状態です!

 

カメの病気:食欲がない時の対処方法

 

 

*こうなってしまった場合の対処法としては
・冷たい水からすぐに引き上げる
・何でもいいので亀が丸ごと入る容器(バケツ・洗面器でもOK)に温かめのお湯(だいたい24度~28度)を入れて亀を温める
・その間に水槽の水温を上げる
・水槽の水温が上がりきってから戻す
の手順で私はやっています。その間平謝りです(涙)

すぐに気づければ大問題にはならないので、落ち着いて行動しましょう。

 

カメの病気:食欲ない時の対処方法(水温に問題がない場合)

 

 

*水温に問題が無い場合は
・病気(早めに病院へ!)
・産卵前のメス(この場合は問題ありません♪)
などを疑ってください。

 

カメの病気:目が白く腫れる(ハーダー氏腺炎)

 

<目がはれている・閉じたままにしている>
この症状はビタミンAの欠乏・栄養不足・偏った餌が原因と言われていて、亀にはとても多い病気です。
くしゃみや鼻水が一緒に出る事もあり、悪化してしまうと全身の手足や付け根などが腫れてきてしまいます。

目が腫れる事のみに関しては、水槽の水が汚いために細菌に感染したためにおこる場合もあります。

 

カメの病気:目がはれている・閉じたままにしている場合の対処方法

 

 

*こうなった場合の対処法としては
・ビタミンAを多く含んだ餌(貝の剥き身や魚のハラワタ)をあげる
・販売店などで売っている亀用のビタミン剤を直接目や口にスポイトなどで垂らす

スポイトで直接垂らすのは効果的ですが、亀が動いてしまうなど難しい事もあるでしょう。
そんな時は亀がスッポリ入る大きさの容器の中でぬるま湯にビタミン剤を溶かし、

その中に亀を入れると水とともに溶かしたビタミン剤も飲んでくれますし、

目にも直接かけられます(このやり方の場合は脂溶性ビタミン剤は水に溶けないのでダメです)

 

カメの病気:口を開けっ放しにしている・鼻水を垂らしている

 

<口を開けっ放しにしている・鼻水をたらしている>
「こんな事をする亀がいるの?」
なんて思われるかもしれませんが、亀は風邪や肺炎など呼吸器の病気にかかります。
少し該当する症状が多いので、症状別にまとめていきます。

・鼻水が出ている、くしゃみをする、口のあけっぱなし、「ヒュウヒュウ・ピーピー」などの呼吸音、食欲不振、吐くような素振り、体が傾き上手く泳げない
この場合は風邪でしょう。
・口のあけっぱなし、食欲不振、口から臭いがする、ネバネバした液が出る
この場合は口内炎です。

両方に共通している原因は「不衛生な飼育下で飼われている」事が考えられます。

 

カメが病気になりやすい場合の対処方法

 

汚れた水で飼育している、バランスの悪い餌や口内を傷つけやすい餌をあげている、触りすぎなどでストレスを与えている・・・

この場合の対処法としては
・ストレスの原因に思い当たりがあればすぐにやめる
・口の中を消毒し薬を塗り、ビタミン剤や抗生物質を与える(口内炎)
・水温を高めにし(28度くらい)紫外線ライトや日光によく当て、抗生物質を与える(風邪)
*自分では処置できない場合は早めに病院に連れて行きます!

正しく清潔な飼育下であれば防げる病気であることを忘れないで下さいね。

 

カメの病気:口や鼻から泡がでている場合

 

<口や鼻からアワが出ている>
これは日射病・熱射病の症状です!
人間の場合と同じ、手遅れになると死んでしまうので注意してください!

特に夏場に多い病気ですが
「狭い容器で日陰も無く長時間日光に当てている」
絶対ダメです!
確かに亀は冷たい水が危険と書きましたが、それと同じくらい暑すぎるのも危険なんです。

 

カメの病気:口や鼻から泡が出ている場合の対処方法

 

この場合の対処法としては
・すぐに涼しい場所に避難させる
・冷たい水で冷やす(ここで急に冷水に突っ込んではダメ!ぬるま湯からゆっくり冷たくしていって下さい!)
この手順を踏んでも良くならない時は急いで病院に連れて行きましょう。

確かに亀は日光浴が大好きで、健康には欠かせないものですが
「なるべく大きな容器で、かならず日陰を作り、時々亀の様子を確認する」
これが理想の日光浴なんです。

まぁ、日光浴と言いながら家の中に放すだけの私が言えた義理では無いんですけどね(笑)

 

まとめ

カメ s

亀は頑丈です。めったに病気はしません。
それは「きちんとした飼育」があって初めて成り立ちます。
自分の亀が病気になってしまったら、看病しながら自分の飼育を見つめなおしてみて下さい。
掃除の回数を今までより増やす・日光浴のやり方を変える・餌を少しだけこだわってみる・・・
こんな些細な事で亀は元気でいてくれるんですよ♪

代表的な病気を解説してみましたが、いかがでしたでしょうか?
少しでも参考になれば幸いです、こふぐでした。

 

皮膚病の治し方(イソジン浴)動画

 

1分40秒の動画ですが、捕まえたクサガメが細菌性皮膚炎の疑いがあったのでイソジン浴をさせています。

参考までに!

 

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この記事を書いた人:こふぐ

ふぐ<自己紹介>
初めまして、「こふぐ」と申します。
アクアリストとは名ばかりの、飼育している亀・魚に奴隷のように扱われている飼い主です(笑)
・好きな魚
ミドリフグ・インドトパーズパファー・八の字フグ・レッドテールキャット・バールフッシュ類・ダンゴウオ・・・まだまだたくさん!
・好きな亀
セイブニシキガメ・タイワンハナガメ

飼育中のみんな
ミドリフグ5匹・インドトパーズパファー1匹・イトマキヒトデ1匹・ビスケットグリーンスター1匹・ヒメダカ6匹・ヒメダカの稚魚15匹くらい・セイブニシキガメ

つたない文章でしたが少しは参考になれば幸いです。

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