こんにちは、おとぼけです。
本日はおとぼけ彼女と「思い出のマーニー」を見てきました
おとぼけ彼女とは良く新作ジブリは映画館で見に行きます。
引用元:http://marnie.jp/index.html
今年の夏のジブリは「思い出のマーニー」 思い出のマーニーがあまりにも面白かったので
「思い出のマーニー」を100倍楽しむための予備知識を今回紹介したいと思います。
※本記事は思い出のマーニーを楽しむ為の予備知識の為、ネタバレ・結末は 伏せさせて頂きますのでご安心して記事をご覧ください。
この記事の目次
思い出のマーニーってどんなストーリー
今回の新作ジブリの映画予告をCMでよく目にするんですが CMを見てもどんなストーリーなのかサッパリ分からないですよね。
とりあえず二人の少女を中心にストーリーが展開するんだろうなーくらいの当たり前の予想だったのですが、
簡単に今回の「思い出のマーニー」のストーリーを紹介すると
「自然豊かな北海道で暮す夫婦にあずけられた少女・杏奈が、不思議な少女マーニーとの交流を重ねて成長していくストーリー。
またその少女・杏奈が思春期の難しい時期で他の人とうまくコミュニケーションが取れない複雑な少女」です。
何かストーリーだけ見ると
「え?面白いの?」って感じで実際に今回の映画はネットではつまらん!アナと雪の女王と同じでWヒロインじゃん!
パクリやん!など賛否両論のようです。
スタジオジブリの2枚看板である宮崎駿&高畑勲が一切関わらない初の作品
スタジオジブリの顔ともなり、多くの名作を残した宮崎駿監督は『風立ちぬ』をもって長編映画からの引退しました。
また一方の高畑監督も新作「かぐや姫の物語」を担当しましたが年齢も78歳の為、かぐや姫の物語が最後の作品になるのではないか?との噂があります。
つまりスタジオジブリの2枚看板である二人の巨匠が携わってないので、今回の新作ジブリ大丈夫なの?と心配されています。
スタジオジブリの一つの時代が終わったとされる為、今回の新作はスタジオジブリにとっても大事な大事な映画になります。
2枚看板が携わってないって大丈夫なの?今回の監督は誰?
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原作はジョーン・G・ロビンソンの児童文学になります。
スタジオジブリの鈴木プロデューサーが原案小説の大ファンだったのですが、ダブルヒロインの心の中を描いている描写が多いため、映画化は非常に難しいとの事
しかも既に引退を発表した宮崎監督も原作も好きなのですが「自分では生涯映画に出来ないと思っていた作品」と言わしめるくらいの作品だったのです。
そんな作品を誰に監督に任せるかとちょうど良いタイミングにあの名作を作った新人監督が自分からもう1本監督をやらせてくれと申し出がありました。
その人が、借りぐらしのアリエッティの監督をした米林宏昌氏なんです。
写真 引用元:映画.com
米林監督はポストスタジオジブリと言われるくらいの期待の若手監督。
彼が描く女性の描写は宮崎駿も自分より上と認めるくらいの才能の持ち主。
思い出のマーニーはジブリ史上の初のダブルヒロイン 女性の描写が非常に多く、男女の話ならすぐに口を出す宮崎駿ですが 今回は女同士の話、既に引退を発表した宮崎駿が一つも手を出せないようにと 鈴木プロデューサーは思い出のマーニーを作品に選ぶ事にしたんです。
あの宮崎駿も映画に出来ないと言われた女同士の複雑で繊細な描写を、
スタジオジブリで女性の描写を一番うまく描くことが出来る米林宏昌氏が今回の監督に任されました。
新しい風をスタジオジブリに吹き込んでもらえるよう日本映画界を代表する美術監督を招いた
女同士の複雑な心境を描くのが得意な米林監督の他にも、キャラクターの後ろにある背景(世界観)を更に深くするために日本映画界を代表する美術監督を種田陽平氏が担当していることで話題になりました。
今回はジブリの背景画も相当こだわり感があり本作を鑑賞する際は そのジブリ特有の世界観を更に深く感じれる作品です。
そしてジブリの2枚看板である宮﨑駿をこの映画ではクレジットさせない映画を作りたいと 気合満々の米林監督の新作、
ジブリ史上初のWヒロインなど長年のジブリファンも今回の映画ではまた違ったジブリを体験できるかと思います。
新たなジブリの風を感じてみたらどうですか?
あなたは新しいスタジオジブリは受け入れることが出来ますか?
おとぼけは今回の映画はサスペンスのような複雑な心境と伏線が巧妙に張巡されているのでもう1回見たいと思うくらいの作品でした。
本当にオススメです!
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