ポリプテルス

ポリプテルスセネガルスの飼育のポイントは?古代魚をあなたの水槽に!

2026年1月24日

ポリプテルスセネガルス

 

「古代魚」を飼育することはいろんな魚を飼育する上で憧れですよね。今回の記事ではそんな古代魚の入門種として世界中で愛されている「ポリプテルス・セネガルス」について、その魅力から飼育のポイントまで詳しく解説します。

 

 

 

 

ポリプテルスセネガルスとは

ポリプテルスセネガルス

 

まずはポリプテルスセネガルスの基本情報を調べてみましょう。

 

 

ポリプテルス・セネガルスの基本情報と特徴

 

 

ポリプテルス・セネガルスは、ポリプテルス目ポリプテルス科に属する淡水魚です。「ポリプテルス」とはギリシャ語で「多くの(Poly)ひれ(pterus)」を意味し、その名の通り背中に「背鰭棘(はいききょく)」と呼ばれる小離鰭が並んでいるのが最大の特徴です。細長い円筒形の体、ガノイン鱗という硬い鱗、そして胸鰭を器用に使って底を這うように泳ぐ姿は、数億年前から姿を大きく変えていない「生きた化石」としての風格を漂わせます。

 

 

ポリプテルス・セネガルスの分布と生息地

 

 

主にアフリカ大陸のセネガル川、ニジェール川、ナイル川流域などの湿地や河川、湖沼に広く分布しています。流れの緩やかな場所を好み、空気呼吸ができる器官(肺のような構造)を持っているため、酸素濃度の低い止水域でも生存できる強い生命力を持っています。

 

 

ポリプテルスセネガルスの飼育方法

ポリプテルスセネガルス

 

次項からは具体的な飼育方法を確認していきましょう。

 

 

ポリプテルスセネガルスの飼育環境と必要な水槽サイズ

 

セネガルスはポリプテルスの中では小型の部類ですが、成長すると20cm〜30cm程度になります。幼魚のうちは45cm水槽でも飼育可能ですが、最終的には60cm規格水槽、できれば奥行きのある60×45cm水槽を用意するのが理想的です。

 

 

 

底砂は、彼らの体色(保護色)を美しく保つために「ガーネットサンド」などの赤茶系の細かい砂利を薄く敷くのが一般的です。

 

 

ポリプテルスセネガルスの水質管理と温度設定

 

 

適正水温は25℃〜28℃です。水質は弱酸性から中性(pH 6.5〜7.5)を好みます。非常に丈夫な魚ですが、大食漢で排泄量も多いため、ろ過能力の高いフィルター(上部式や外部式)を選び、週に1回、1/3程度の換水を行うのが基本です。

 

 

餌の種類と給餌方法

 

 

肉食性ですが、人工飼料にも餌付きやすいのがセネガルスの長所です。

 

 

 

「ひかりクレスト キャット」などの沈下性タブレットをメインに、時折メダカやアカムシ、冷凍エビなどを与えるとバランスよく成長します。夜行性のため、消灯前や夕方に与えると食いつきが良いでしょう。

 

 

飼育における注意点

 

 

最も注意すべきは「飛び出し事故」です。驚いた時や空気呼吸のために浮上した際、わずかな隙間から水槽外へ飛び出してしまうことが多々あります。隙間のない蓋を用意し、重しを乗せるなどの対策が必須です。

 

 

ポリプテルスセネガルスの成長と寿命

 

ポリプテルスセネガルスはどのくらい生きるのでしょうか。成長をできるだけ長く見守りたいですね。

 

 

成長速度と最大サイズ

 

幼魚期の成長は非常に早く、適切な給餌を行えば数ヶ月で15cm程度まで成長します。飼育下での最大サイズは25cm〜30cm程度で止まることが多く、他の大型ポリプテルス(エンドリケリーなど)に比べて日本の住宅事情でも飼育しやすいサイズ感です。

 

 

寿命について

 

平均寿命は10年〜15年と長く、中には20年近く生きる個体もいます。一時的な流行で飼うのではなく、長期的なパートナーとして責任を持って迎える必要があります。

 

ポリプテルスセネガルスの性格と混泳

 

ポリプテルスセネガルスはどんな性格をしていて、混泳は可能なのでしょうか?

 

 

性格の特徴

ポリプテルスセネガルス

 

ポリプテルスの中でも非常に温和で、マイペースな性格をしています。

 

 

 

自分より大きな魚を攻撃することは滅多にありませんが、口に入るサイズの魚やエビは「餌」として認識して食べてしまいます。

 

 

混泳に適した魚種

 

 

同サイズのポリプテルス同士や、遊泳層が異なる中大型魚(オスカー、ダトニオ、大きめのグラミーなど)との混泳が向いています。

 

コバルトブルードワーフグラミー f

 

また、低層を掃除してくれる大型のコリドラスやプレコも候補に挙がりますが、プレコはポリプテルスの体を舐めて傷つけることがあるため注意が必要です。

 

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混泳時の注意点

 

「口に入るサイズは食べられる」という原則を忘れないでください。特に細長い形状の魚は飲み込まれやすいです。また、混泳させる場合は、隠れ家となる流木や土管を設置してあげると、魚同士のストレスを軽減できます。

 

ポリプテルスセネガルスの病気と対策

 

長生きする魚ですが、病気には注意が必要です。

 

 

一般的な病気とその症状

 

非常に強健ですが、導入初期や水質悪化時には「白点病」や「エロモナス感染症(松かさ病など)」にかかることがあります。また、寄生虫の「ポリプティ(マクロギロダクティルス)」が付着すると、体を痒がってこすりつける動作を見せます。

 

 

予防策と治療法

 

 

予防の基本は、定期的な換水と導入時の検疫です。もし病気になった場合は、市販の魚病薬(グリーンFゴールドなど)を使用しますが、古代魚は薬品に敏感なため、規定量の1/3〜1/2から様子を見るのが鉄則です。

 

 

ポリプテルスセネガルスの種類とバリエーション

 

ポリプテルスセネガルスの魅力を深堀りましょう。

 

 

アルビノセネガルスの魅力

 

最も普及している改良品種で、白い体と赤い瞳が特徴です。ノーマル種よりも視力が弱いため餌付けに少し工夫が必要な場合もありますが、その神秘的な姿から非常に人気があります。

 

 

 

プラチナセネガルスの特性

 

体色に光沢のある白銀色が乗る希少なバリエーションです。アルビノとは異なり、瞳は黒いままのものが多いです。非常に美しく高価ですが、飼育方法は基本的にノーマル種と同じです。

 

 

ポリプテルスセネガルスの飼育ポイントのまとめ

 

 

ポリプテルス・セネガルスは、古代魚特有の造形美を持ちながら、日本の住環境に適したサイズと丈夫さを兼ね備えた素晴らしい観賞魚です。飛び出し防止などの基本さえ押さえれば、初心者でも長く付き合うことができます。砂の上をのんびりと這う姿や、可愛らしい空気呼吸の仕草は、見る人を飽きさせない魅力に溢れています。

 

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