朝方、水槽の水草にエビのぬけがらを見つけました。昨夜はなかったので
我が家でもエビさんが脱皮したのだ!とつい喜んでしまいました。
最近ショップから購入しましたが、水質が合わなかったのかもしれませんね?
脱皮に前後してヌマエビが数匹犠牲になりました!
エビの脱皮について調べてみました。エビの飼育の参考にしてくださいね!
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ヌマエビの飼育経緯
数日前にさかのぼります。
先ず5~6cmほどの大きなヤマトヌマエビの動きに驚きましたが、最初に息絶えました!
翌朝4cmほどの2番目に大きいのが息絶えました。
3cmほどのヤマトヌマエビ2匹は、それから1週間たちましたが、元気です。
先に購入の4匹のレッドチェリーシュリンプは1匹がすぐ息絶え、
3週間ほどになりますが、3匹は昼間も元気に移動しエサを食べています。
ヌマエビの脱皮
水質が著しく変化した時なども、えびは脱皮でその環境に合わせるようですね?
脱皮のことを調べてみました。
エビなどの甲殻類は脱皮と殻作りを繰り返して次第に成長します。
その過程で二酸化炭素を吸収し、水に溶けない炭酸カルシウムの殻を作ります。
エビは脱皮する直前に殻から一部のカルシウムを胃の中に溜めます(胃石といいます)。
そして古い殻を脱ぎ捨てます。これが脱皮です。
脱皮のあとに蓄えた胃石の一部を溶かし、
周囲の水からカルシウムと二酸化炭素を吸収し、
再び炭酸カルシウムの新しい殻を作ります。
脱皮によって殻が捨てられ、殻を作る時にカルシウムや二酸化炭素を再び吸収する、
といった作業を成長の過程で何回も繰り返します。
「胃石」は、脱皮後2、3日で体内に吸収され、骨などになるそうです。
日本獣医師会「学校飼育動物の診療ハンドブック」によると、ザリガニに関する説明に、
「…脱皮期は脱皮縫合線、背甲と腹部との境目の背側に横の裂け目ができて、脱皮が
始まる。脱皮後期に入ると新しい甲皮にカルシウムの沈着が起こり、
甲皮は正常な硬さを取り戻し、脱皮間期に入る。
…脱皮は外側の殻だけでなく、触角も体の中の胃や腸もすべて脱ぎ替える。…」とあります。
脱皮跡を見ると腸らしきものが見られます?
脱皮を終えた直後のエビは、捕食される危険があります。逃げ場を作りましょう!
エビが息絶えた原因
エビが息絶えるのが気になり、飼育方法に問題があるのか、検討しました。
- 水質相違
購入時、
- ショップの袋のまま1時間ほど水槽に浮かせ、十分水温合わせを行いました。
- 購入した時のショップの飼育水を約半分捨て、水槽の水をその分継ぎ足しました。
- 15分後更に半分ほど袋の水を捨て、飼育水の水を継ぎ足しました。
- 約15分後に生体のみ網ですくい水槽に放ちました。
水質合わせの回数が少なかった?混ぜてから放置する時間が少なかった?
成長したヌマエビは長くショップの水になじんでいて、その水質に合わなかった?
- PH不適
PH計で計ったら、6.8~7.0でヤマトヌマエビが少し低いかと思いました。
そんなにシビア―なものなのでしょうか?
以前ヌマエビが隣のスマトラエリアにあえて脱走しました。
PHが合わないと脱走するらしいですが、飼育水が合わない兆候でしょうか?
脱走したエビはエビのエリアに戻した後、しばらくして息絶えました。
- 水替えの不手際
購入後、水槽の水を1/2程交換しました。
PHが低すぎたのと、1が月ほど継ぎ足しのみでしたので、
思い切って飼育水を半分捨て、新しい水を追加しました。
その時のPHは7.0以上ありました。
追加する水は温度合わせを十分行い、カルキを入れカルキが溶けるまで放置(約15分)しました。
水質合わせは熱帯魚の時以上に気を使いました。水合わせも問題ないと思います。
カルキが抜けきらず水質相違のショックなのでしょうか?
- エアーレーション不足
投げ込み式のフィルターで十分に行っています!
夜間光合成が止まっても問題ないと考えられます。
- エサの問題(栄養過多)
エサは少な目を心がけました!
- 混泳のストレス
仕切板で専用エリアです。隣のスマトラの影におびえてストレス?
昼間から堂々と歩いてエサを探していますから、とてもおびえているようには
見えません。
- ~③に原因がありそうですね。
- ヌマエビの飼育は軌道に乗るまで易しいようですが簡単ではないですね!
- えびは綺麗な水しか住めないのも本当のようですね!
ヌマエビは水質の適応範囲は広いようですが、急激な水質変化には特に弱いようです。
水換えや導入時の水合わせには注意が必要ですね。
ヤマトヌマエビの飼育・脱皮のまとめ
いかがでしたか。
ヌマエビの飼い方と脱皮についてご報告しました。
ヌマエビは水質が悪いと育たないようですね。
エビは正常な脱皮以外に、水質変化があるときも脱皮するようです。
水質が急変していないか気を付けてくださいね。