爬虫類

セイブシシバナヘビの生態や特徴を紹介!

(写真引用元:セイブシシバナヘビ wikipedia)

 

セイブシシバナヘビHeterodon nasicus は北米に分布するどちらかと言えば小型のヘビの一種です。その分類はヘビ亜目、ナミヘビ下目、マイマイヘビ科に属しています。マイマイヘビ科というと、ペットスネークではあまりなじみはないのですが、ミズコブラモドキHydrodynastesとかニセボアPseudoboaなどが多少知られている存在でしょうか。あとは一部のマニアで有名な魚食性とも言われる南米に生息するカッパヘビPseudoeryx plicatilisとか、両生類のアンフューマやサイレンを専食する北米のドロヘビFarancia abacuraとか、いわゆる「変態ヘビ」が属するグループです。

 

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マイマイヘビ科のヘビ

 

セイブシシバナヘビは本属中最大でウィキペディアには150㎝に達するとありますが、多分1mを超える個体は相当に希でしょう。何かの誤認かもしれません。雌が大型化しますが、オスでは最大50㎝位です。分布はアメリカ合衆国ではアーカンソー州からアリゾナ州にかけて、それ以外ではカナダやメキシコに分布し、北米大陸の中央部が分布域となっています。

芋虫のような可愛らしいヘビ

(写真引用元:セイブシシバナヘビ wikipedia)

 

シシバナヘビは一見して、普通のヘビとは違います。まず吻部が反り返っており、豚の鼻づらを思わせる顔から豚鼻、英語で言えばHog noseと呼ばれています。日本ではそれをもとにイノシシの鼻、つまり猪鼻(シシバナ)と呼ばれています。胴体も短く、どちらかと言えばマムシのようなプロポーションをしています。ただ、マムシに比べると頭が小さいのでマムシともかなり印象は異なります。この体型のせいなのか、ニョロニョロというより、「もーみもーみ」と芋虫のような蠕動運動をしているようにも私には見えます。この体型と比較的小型であること、ゆっくりとした動き、その独特な顔貌、ヘビの中でもかなり可愛らいいのではないかなと思っています。

 

野生下ではヒキガエル中心

 

本種は野生下ではヒキガエルが主な餌となっています。ただ、飼育下では比較的簡単にマウスに餌付くそうです。「そうです」というのは私が飼育した場合には当てはまらなかったためです。実は私のヘビ飼育歴は本種から始まるのですが、当時、本種の餌の間隔などがつかめなくて困っていました。当時は合法だったオークション通販で購入したため、その個体のくせについては理解せずに飼育していたこともあり、ピンクマウスをやっても全く食べようとしませんでした。そこで庭にいたアマガエルを与えたところ、あっという間に食べたのです。それからはアマガエルを採ってきては与える方法をとっていましたが、それも面倒になってきたため、やむなくマウスへ切り替えることにしました。しばらく絶食させ、口を名刺でこじ開けてピンクマウスをねじ込む強制給餌を行うこと数回、やっとマウスに餌付けることが出来たのです。そういう苦労があったので、本種の主食はカエルだけどもマウスも何とか食べてくれるヘビとして認識しています。そのため、マウスは毛の生えたものより毛のないピンクマウスをヘビのサイズに応じて数を調整して与えたほうが良いようです。

 

弱毒を持つヘビ

 

私のような失敗をしないためにも、本種はマウスに餌付いているか信頼できる店員さんによく聞いて購入することをお勧めします。エサを食わないからと言って安易にカエルを与えることは私の経験から強制給餌を行う技術がない場合はお勧めできません。というのも本種は奥歯に弱い毒を持っているからです。人が死ぬほどではないようで、一瞬噛んだだけではほとんど影響がないようですが、海外ではわざとシシバナに長時間咬ませて手がパンパンにはれた画像を見た記憶があります。毒の話の詳細は私ではわかりかねますが、注意にこしたことはありませんので強制給餌はできればしないように。

 

少ないながら品種も確立

(写真引用元:セイブシシバナヘビ wikipedia)

 

本種は少ないながら、いくつかの品種が確立されています。アルビノがもとになった品種が多いようです。数少ない品種の中でも、斑紋が頭部のみのスーパーコンダと呼ばれる品種はかなりかわいいヘビだと思うのですが、私にとってはとても手が出る価格ではありません。比較的手が出やすい価格帯のアルビノもオレンジ色が濃い個体や模様の濃淡がきれいな個体など様々ですので、よく観察してお気に入りの個体を入手してみてください。とは言いながら、ノーマル個体でも十分に楽しめますので、まずは安価なノーマルから始めることをお勧めします。

 

 

関連記事:初心者も大丈夫!ヘビの飼い方を徹底紹介

 

 

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