サイアミーズフライングフォックスは体の中央に入る黒のラインが特徴的な熱帯魚です。東南アジア原産で、コイの仲間で、コウモリに似ていることからその名前が付けられたようです。
彼らは「コケ」を食べることで知られ、「水槽の掃除屋」として飼育する人も多いのだとか。今回の記事ではそんなサイアミーズフライングフォックスの飼育のポイントについて調べてみましょう。
この記事の目次
- サイアミーズフライングフォックスに最適な水温は?
- サイアミーズフライングフォックスを飼育する部屋の温度は?
- サイアミーズフライングフォックスに最適な水質は?
- サイアミーズフライングフォックスの餌は何が良い?
- サイアミーズフライングフォックスはどんな性格?
- サイアミーズフライングフォックスの気性は荒い?
- サイアミーズフライングフォックスは喧嘩する?
- サイアミーズフライングフォックスの喧嘩の方法は?追いかける?
- サイアミーズフライングフォックスは単独飼育できる?
- サイアミーズフライングフォックスの求愛方法は?
- サイアミーズフライングフォックスの寿命と主な死因は?
- サイアミーズフライングがかかる「白点病」とは?
- サイアミーズフライングフォックス飼育のまとめ
サイアミーズフライングフォックスに最適な水温は?
サイアミーズフライングフォックスに最適な水温は22度から26度くらいです。水温が高くなりすぎると病気のリスクが増え、逆に低くなっても体調不良や食欲不振などの可能性が高まります。適切な水温を保つため、環境によっては水槽用クーラーやヒーターの設置を検討しましょう。
サイアミーズフライングフォックスを飼育する部屋の温度は?
サイアミーズフライングフォックスに最適な水温は22度~26度ですが、それを保つためには水槽を置く部屋の温度はどのくらいにしておけばよいのでしょうか?
水温を踏まえると20度から28度くらいを保つことが必要となってきます。特に夏場や冬場は要注意なので、水槽を置く部屋はエアコンが必須になるでしょう。
サイアミーズフライングフォックスに最適な水質は?
サイアミーズフライングフォックスに最適な水質はPH6.5から7・5くらい、硬度は5から10くらいが良いでしょう。強い水流は苦手としており、水槽には隠れ家を用意するのが大事です。サイアミーズフライングフォックス比較的水質の変化には強いですが、水質の管理はこまめにするようにしましょう。
サイアミーズフライングフォックスの餌は何が良い?
サイアミーズフライングフォックスは雑食で、基本的には何でも食べます。コケや藻を食べるため、それだけで十分と思われがちですが、それだけだと栄養は偏ってしまうので、人工飼料や冷凍アカムシやブラインシュリンプなどを与えると良いでしょう。
コケや藻が水槽内にないときは「冷凍コケ」もありますので、コケを食べる姿が見たいときは導入を検討しても良いでしょう。エサは1日2回程度、1~2分で食べきれる量を与えましょう。
サイアミーズフライングフォックスはどんな性格?
サイアミーズフライングフォックスは温和な性格です。しかし、縄張り意識は強く、同じ種類の魚とは喧嘩する場合があります。同種の魚と混泳を検討する場合はかなり広めのサイズの水槽を用意し、流木や水草などで隠れ家を用意すると良いでしょう。
サイアミーズフライングフォックスの気性は荒い?
サイアミーズフライングフォックスの気性は落ち着いています。しかし、自分より小型の魚は食べてしまう恐れがあるので、混泳は避けた方が無難です。
サイアミーズフライングフォックスは喧嘩する?
サイアミーズフライングフォックスが喧嘩するとしたらそれは縄張り争いです。それを防ぐためには大きな水槽と隠れ家、そして同種の魚を混泳するならば3匹以上で飼育すれば争いは少なくなるのでおススメです。
サイアミーズフライングフォックスの喧嘩の方法は?追いかける?
サイアミーズフライングフォックスの喧嘩の方法追いかけた上、体当たりや口で嚙みついたりしています。しかし、それらを目撃するのは非常にまれでしょう。
サイアミーズフライングフォックスは単独飼育できる?
サイアミーズフライングフォックスは群れで生活する習性があるので、単独飼育はお勧めしません。少なくとも3匹以上で飼育するのが良いでしょう。単独飼育だとストレスや病気になる恐れがあります。
サイアミーズフライングフォックスの求愛方法は?
サイアミーズフライングフォックスの求愛方法としては体を震わせ、大きな口を開け音を出す、尾を振る、体をすり合わせる、などの行動があります。求愛が実り繁殖が成功すると、水草などに産卵が行われ、1日から2日で孵化し、稚魚は2週間で成魚となります。
サイアミーズフライングフォックスの寿命と主な死因は?
サイアミーズフライングフォックスの寿命は大体5年くらいですが、飼育環境が良好ならば10年以上生きることもあります。サイアミーズフライングフォックスの死因として考えられるのは水質の悪化での病気であるので、フィルターや水替えを駆使して良い水質を保つことが重要です。サイアミーズフライングフォックスがかかる病気としては「白点病」があります。
サイアミーズフライングがかかる「白点病」とは?
白点病とは「白店虫」という寄生虫が体の体内に発生し、魚の体液を吸い取ることによって発生する病気です。白点病の症状としては体に白い点が現れ、食欲の減退、泳ぎが変わる、などがあります。原因としては水温の低下が考えられるため、水温は一定に保つことが大事です。もし白点病にかかった場合は水槽に専用の薬を投与するべきです。
サイアミーズフライングフォックス飼育のまとめ
サイアミーズフライングフォックスは水質に厳しいですが、特にそこに注意すれば飼育しやすい魚です。コケを食べる姿はとてもかわいいので、ぜひ初心者の方でも飼育に挑戦してみてください。
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