ピクタスキャットはナマズの仲間で、長い髭がとても特徴的な魚です。丈夫な魚なので、初心者の飼育にもお勧めと言われてもいます。今回の記事ではそんなピクタスキャットの飼育のポイントについて調べてみましょう。
この記事の目次
ピクタスキャットには種類がある?
ピクタスキャットはアマゾン川が原産の淡水魚です。ナマズの仲間にあたり、長い髭が特徴的です。他にも「ピメロディア・ピクタス」という名前のそっくりな魚が見られますが、これは別の種類ではなく、「ピクタスキャット」の別名が「ピメロディア・ピクタス」というのです。
ピクタスキャットの大きさは?
ピクタスキャットの大きさは4センチから10センチくらいとやや小型の魚に分類されるでしょう。
ピクタスキャットにはどのくらいの水槽が必要?
ピクタスキャットはそこまで大きく育つことはないので手軽な45センチの水槽でも十分に飼育できるでしょう。ただ、動き回る魚なのである程度余裕を持った大きさの方がよさそうです。
ピクタスキャットに最適な水温、水質は?
ピクタスキャットは環境の変化に敏感な魚なので、水質には十分注意して飼育をしましょう。最適な水質はPH7.0程度の「中性」が最適です。また、水温は24度から28度くらいである程度の高温には耐えられますが、低温には弱いので、水温が20度を下回ることがありそうな時は水槽用のヒーターの導入をお勧めします。
ピクタスキャットの餌は何が良い?
ピクタスキャットはナマズの仲間なので、市販されているナマズのエサを与えるのが一番良いでしょう。主に水槽の底を泳ぐ魚なので「沈下性」の餌が最もおススメです。また、栄養のバランスのために「冷凍アカムシ」などを与えるのも良いでしょう。ナマズ用の餌が最適ですが、特に餌のえり好みをする魚でもないので、基本的になんでも食べてくれます。餌を与える頻度は2日に1回程度でも大丈夫です。
ピクタスキャットは夜行性?
ピクタスキャットは夜行性であり、夜に活発に動き回ります。その動きは活発なので、夜行性でない魚と混泳するときはその魚にストレスを与えてしまうかもしれません。夜間に飼育している部屋でいきなり電気をつけると、ピクタスキャットが驚いてしまうこともあるので注意しましょう。昼間は活発な動きをしないことが多いですが、エサを与えるとしっかり動き回りますのでそこは心配しないでください。
ピクタスキャットとの混泳に向いた魚は?
ピクタスキャットは混泳可能ですが、混泳相手は慎重に選ぶ必要があります。まずは同じように水槽の底を泳ぐ魚は避けましょう。何故ならピクタスキャットは体に棘をもっているため、他の魚を傷つけてしまう恐れがあるためです。
また、小型の魚やエビ類はピクタスキャットに食べられてしまう恐れがあるので混泳はお勧めできません。ピクタスキャットと混泳させるならば、大きさが5センチ以上で、水槽の上部を泳ぐ魚と混泳させると良いでしょう。具体的にはグラミーなどは混泳相手としておすすめできます。
ピクタスキャットの寿命は?
ピクタスキャットの寿命は大体5年くらいで、飼育環境が整うと10年近く生きる可能性はあります。
ピクタスキャットの注意すべき病気は「白点病」?
ピクタスキャットで注意すべき病気に「白点病」があります。これは体の表面に白い模様ができ、最終的に死に至る恐ろしい病気です。これは水温や水質の急激な変化や水質の悪化など魚にストレスを与えると発症しやすい病気です。予防のためには水質の管理をしっかりすることが重要となります。特に導入時には発生しやすいので注意が必要です。
ピクタスキャットの繁殖は可能か?
ピクタスキャットの飼育下での繁殖は大変難しいとされています。そもそもオスメスの見分けが難しく、意図的に繁殖を狙うことは困難でしょう。ピクタスキャットを増やしたいときは繁殖を狙わず、購入した方が無難です。ピクタスキャットは通販でも購入でき、大体1匹当たり3000円前後で売られていることが多いようです。
ピクタスキャットの飼育方法まとめ
ピクタスキャットは餌も選ばず、そこまで難しい魚ではありませんが、水質には敏感なのでそこには十分に注意しましょう。