ポリプテルスは一説には4億年前から生息していたとも言われる淡水魚です。背ビレが特徴的な古代魚で、ペットとして飼育されることも多くなっています。そんなポリプテルスですが小型~大型まで様々な種類が存在しているそうです。今回の記事ではそんなポリプテルスの飼育のポイント等について調べてみましょう。
この記事の目次
- ポリプテルスには様々な種類が存在する
- 「小型」のポリプテルスはいるの?
- ポリプテルスの種類によっての大きさは?
- ポリプテルスに最適な水質は?
- ポリプテルスはどんな水流を好むのか?
- ポリプテルスが好む水の温度は?
- ポリプテルスに与える餌はなにが良い?
- ポリプテルスに与える生き餌は何が良い?
- ポリプテルスには照明が必要?
- ポリプテルスは混泳可能?
- ポリプテルスのタンクメイトは?
- ポリプテルスは喧嘩する?
- ポリプテルスが暴れる原因は?
- ポリプテルスは隠れ家が必要?
- ポリプテルスは「あくび」する?
- ポリプテルスは歩く?
- ポリプテルスは色揚げできる?
- ポリプテルスの穴あき病とは
- ポリプテルスの目が白い
- ポリプテルスの目が赤い
- ポリプテルスの飼育方法まとめ
ポリプテルスには様々な種類が存在する
一口にポリプテルスと言っても様々な種類が存在します。現在主に知られている物だけでも17種類のポリプテルスがいるようです。主な種類にはかなり大きくなる「ビキール・ビキール」、代表的なポリプテルスである「エンドリケリー・エンドリケリー」などがいます。
「小型」のポリプテルスはいるの?
ポリプテルスの大きさは幅広く、大きいものだと1メートルを超えてくるようです。そんな中で「小型種」と言っても観賞魚としてはかなり大きく、「ポリプテルス・パルマス・パルマス」という種類は小さくても30センチ程度までは成長するようです。
ポリプテルスの種類によっての大きさは?
ポリプテルスには大きく分けて「ビッチャータイプ」と「パルマスタイプ」の2種類に分類されます。「ビッチャータイプ」が大型で60センチから120センチ、「パルマスタイプ」が「小型」と言われますが30センチから60センチくらいまで成長します。
ポリプテルスに最適な水質は?
ポリプテルスはあまり水質にはこだわりません。定期的な水換えは必要にはなってきますが、カルキ抜きを行っておけば水道水でも飼育できます。水質はPH7.0くらいの「中性」がもっとも最適でしょう。
ポリプテルスはどんな水流を好むのか?
ポリプテルスは野生では湖沼など流れの少ない場所に生息しています。そのためあまり強い水流は好まない傾向にありますので緩やかな水流をキープすると良いでしょう。
ポリプテルスが好む水の温度は?
ポリプテルスはアフリカ原産なのでやや高めの水温を好みますので水温は25度から30度くらいが最適です。そのため冬場冷える場所に水槽を置いている場合は水槽用ヒーターが必須となってきます。暑さにはある程度耐えられますが、30度を超えてくるようであれば水槽用のクーラーも必要となってくるでしょう。ポリプテルスは大きめなので、ファンでは対応しきれないでしょう。
ポリプテルスに与える餌はなにが良い?
ポリプテルスは基本的になんでも食べますが、人工餌はあまり好まない傾向にあるようです。そのため、普段は生き餌や冷凍餌を与え、時々人工餌を与えて栄養のバランスをキープすると良いでしょう。頻度は3日に1回でも大丈夫ですが、ポリプテルスは水槽を汚しやすいので掃除は必須です。
ポリプテルスに与える生き餌は何が良い?
生き餌は「メダカ」や「アカヒレ」や「ドジョウ」など小型の魚が最適ですがコストがかかるのが欠点です。便利なのは「冷凍餌」で「ドジョウ」など様々な小魚が冷凍されており、保存ができるのがメリットです。
ポリプテルスには照明が必要?
ポリプテルスを飼育するにあたり照明をつけたい人もいるでしょう。必須ではありませんが、ポリプテルスは夜行性なので、照明のオンオフにより生活のリズムを与えることができるので照明はお勧めできます。色や強さなどはあまりこだわらないので水槽のレイアウトに合わせた照明を使いましょう。
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ポリプテルスは混泳可能?
ポリプテルスは多種との混泳は向いていません。小さな魚だとポリプテルスに食べられてしまいますし、同じくらいの大きさの魚とは小競り合いになることがあります。
ポリプテルスのタンクメイトは?
ポリプテルスのタンクメイトに最適なのは同種のポリプテルスになるでしょう。先述の通り、他種の魚との混泳はリスクがありますので、もしタンクメイトが必要なら同種を用意するのが無難です。ただ、かなり大きな水槽が必要になってくるでしょう。
ポリプテルスは喧嘩する?
同種のポリプテルスであれば混泳可能ですが、彼らは基本的に温和ですが、ヒレをかじったり喧嘩をすることはありますので覚悟は必要になってきます。
ポリプテルスが暴れる原因は?
ポリプテルスは大きいため、暴れると水槽や装置の破損の恐れがあります。ポリプテルスが暴れる原因として考えられるのは、水槽が狭かったり、混泳の魚との相性が悪いなどの「ストレス」が一番大きな原因となります。暴れるのを防ぐためにはそのようなストレスを取り除くようにしましょう。水槽はかなり大きなものが必要になってきますね。
ポリプテルスは隠れ家が必要?
ポリプテルスのストレスを軽減するために「隠れ家」も有効です。土管や市販のシェルターなどを水槽に入れておくと良いでしょう。
ポリプテルスは「あくび」する?
ポリプテルスは時々口を大きく開けて「あくび」のようなしぐさをすることがあります。これは一説には「リラックスしている」と言われることもありますが真相は不明です。いずれにせよ可愛らしいしぐさですね。
ポリプテルスは歩く?
研究によるとポリプテルスは陸上で歩くことができ、そして生活もできる、という事です。ただ、すべての個体がそうではなく、死んでしまうこともあるようなので、実験はあまりお勧めできません。確かに彼らには腕のようなものがついていますので、古代の時代には陸上で生活していた可能性はあります。
ポリプテルスは色揚げできる?
ポリプテルスの「色が薄い」と感じることがあるかもしれません。そんな時は「色揚げ」の方法として「水質を変えてみる」という事があります。特に敷き砂を変えてみるとポリプテルスの色も変化するようです。
ポリプテルスの穴あき病とは
ポリプテルスは丈夫な魚ですがたまに病気になることもあります。代表的な物には「穴あき病」があり、これは皮膚に穴が開き、ひどいときには骨まで見えてしまうようです。原因としては水質の悪化が考えられますので、常に最適な水質を保つようにしましょう。
ポリプテルスの目が白い
ポリプテルスの目が白い場合、これは何かに擦ってしまったか、水質によるストレスの可能性があります。特に導入時はストレスが高まりやすく、眼が白く濁るようです。たいていの場合は1週間もすれば治ります。
ポリプテルスの目が赤い
ポリプテルスの「目が赤い」場合もあります。これも上記の「目が白い」場合と同じ原因の可能性が高いです。
ポリプテルスの飼育方法まとめ
ポリプテルスは体はとても大きく、飼育環境を用意するのが難しいですが、それさえクリアすれば飼育はしやすい魚です。古代から続く魚の生態をじっくり観察してみてください。
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