ミッキーマウスプラティはその名が示す通り、尾ビレに「ミッキーマウス」に見える模様があるのが特徴です。中米が原産のメダカの仲間で、昔から熱帯魚として親しまれる種類で、飼育もしやすいようです。今回の記事ではそんなミッキーマウスプラティの飼育のポイントについて調べてみましょう。
この記事の目次
ミッキーマウスプラティの寿命は短い
ミッキーマウスプラティのプラティの寿命は短く、1年程度と言われています。丁寧に飼育したとしても長生きすることは難しいので、愛情を注ぐようにしましょう。ただ、繁殖力は強く、ペアが成立すればあっという間に増えていきます。
ミッキーマウスプラティに最適な水温は?
ミッキーマウスプラティは20度~28度くらいの水温が最適で幅広く対応できます。ただ、熱帯魚なので低温には弱いので25度くらいに水温は保つようにしましょう。環境によっては水槽用ヒーターの設置も検討しましょう。
ミッキーマウスプラティはどんな餌を好む?
ミッキーマウスプラティはなんでも食べる魚です。基本的には市販されている熱帯魚用の餌で大丈夫でしょう。ミッキーマウスプラティは水面近くを泳ぐ魚なので、浮上性の餌を選びましょう。栄養のバランスのためにブラインシュリンプなどを時折与えるのもおすすめです。
ミッキーマウスププラティに与える餌の量は?
ミッキーマウスプラティには1日2回程度、2分ほどで食べきれる量を与えましょう。食べ残しは水質の悪化につながるのですぐに掃除することが必要になってきます。
ミッキーマウスプラティはコケを食べる?
ミッキーマウスプラティは雑食性で特に植物性のものを好みます。そのため水槽内の「コケ」を食べることもあります。ただ、ミッキーマウスプラティは大食ではないので、水槽内のコケを掃除するほどの能力はありません。水槽の掃除屋としての役割は期待しない方が良いでしょう。
ミッキーマウスプラティは混泳できる?
ミッキーマウスプラティの気性は荒くないので、混泳には向いている魚です。同じようなサイズの魚とは問題なく混泳できるでしょう。グッピーやネオンテトラなどは見栄えも良く、相性も良いでしょう。逆にミッキーマウスプラティより大きな魚は攻撃される恐れがあるのであまり混泳には向いていません。
ミッキーマウスプラティの間で「いじめ」はある?
ミッキーマウスプラティは基本的には温和な魚です。しかし稀にミッキーマウスプラティ同士で小競り合い、いじめが起こる場合があります。それが見られた場合は個体同士を別の水槽に移した方が良いでしょう。
ミッキーマウスプラティはけんかする?
上記のいじめと同様にミッキーマウスプラティ間でけんかも発生する場合もあります。そんな時は隠れ家として水草を増やすのも良いでしょう。ただ、ミッキーマウスプラティは水草を食べてしまうこともあるのでそこは注意してください。
ミッキーマウスプラティのオスメスの見分け方は?
ミッキーマウスプラティのオスメスの見分け方はある程度簡単です。メスは三角形の丸みを帯びたヒレを持ち、オスは尾ビレが尖っています。また、大きな特徴としてオスは「ゴノポディウム」と呼ばれ生殖器官をもっているのでそれで見分けられます。そしてメスの方がオスより体が大きいです。
ミッキーマウスプラティが繁殖しないときは?
ミッキーマウスプラティは極めて繁殖能力が高い魚です。特に意識しなくても春から夏にかけて繁殖し、増えていきます。1回で10匹以上も出産し、繁殖力が強いので増えすぎには注意しましょう。もしも繁殖が行われないときは水質の悪化や混泳魚との相性などの「ストレス」が考えられますので水替えなどを検討しましょう。
ミッキーマウスプラティの稚魚の育て方は?
ミッキーマウスプラティの稚魚は小さく、親に食べられてしまう可能性があるので、隠れ家となる水草を用意したり、稚魚を他の水槽に移すことも検討しましょう。餌は「ブラインシュリンプ」がおススメです。大体5カ月も経つと大人に成長します。
ミッキーマウスプラティの色が変わる?
ミッキーマウスプラティの体の色は遺伝で決まり、親の体色を受け継ぐことが多いです。しかし、時々「色が変わって見える」ことがあるようです。これは照明の加減などで色が変わって見えていることが多く、普段黄色の魚でも青に見えることがあります。親の色がオスメスで違うと光の加減によって色が変わって見えるようなので、そのような楽しみ方をしたいときは親の色も考えてみた方が良いかもしれません。
ミッキーマウスプラティは腹水病になる?
「腹水病」とは内臓が炎症を起こして水が溜まってしまう病気で、この病気にかかると腹が膨れて見えてしまいます。メスの場合は妊娠も考えられますが、オスの場合は腹水病を疑った方が良いでしょう。原因は水質の悪化が大きいのでそこのチェックは忘れないようにしてください。もし病気にかかったときは薬の投与も検討しましょう。
ミッキーマウスプラティの値段は?
ミッキーマウスプラティはセット販売が多く、3匹で1500円から2000円程度の価格帯が多いようです。色によって若干の値段の違いもあり、白系のものは価格が高い傾向があるようです。
ミッキーマウスプラティの飼育ポイントまとめ
ミッキーマウスプラティは水質や水温にもうるさくなく、混泳も容易な飼育しやすい魚です。ただ、繁殖力が強いので増えすぎには注意しましょう。鮮やかな色を是非とも楽しんでください。