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レッドフックメチニスの飼育のポイントは?見た目はちょっと怖いけど愛らしい熱帯魚

2024年3月9日

レッドフックメチニス f

 

レッドフックメチニスは平べったい体に赤い尻ビレが特徴的な熱帯魚です。凶暴なイメージがある「ピラニア」に似ていて、ちょっと怖いイメージがある人もいるかもしれませんが、実はとても愛らしい魚なのです。今回の記事ではそんな「レッドフックメチニス」の飼育のポイントについて調べてみましょう。

 

 

レッドフックメチニスの体の特徴は?

レッドフックメチニス2 f

 

レッドフックメチニスはアマゾン川周辺が原産の熱帯魚です。銀色に輝く平べったい体を持ち、その名が示す通り「フック」のような形に見える尻ビレが特徴的です。その尻ビレは体の色とは違う赤い色で、とても目立ちます。体長は40センチもの大きさに成長し、かなり大きいので90センチ以上の水槽が必要となってきます。

 

 

レッドフックメチニスはピラニアに似ている?

 

レッドフックメチニスはその体色や平べったい魚が「ピラニア」にとても良く似ていて間違われることもあるようです。しかし、ピラニアは肉食性の魚で、レッドフックメチニスは草食性が強い温和な魚なので性格はかなり異なります。ただ、ピラニアとレッドフックメチニスは分類的には「カラシン科・セルラサルムス亜科」という同じ種族にあたります。

 

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レッドフックメチニスに適した水質水温は?

 

レッドフックメチニスはPH5.0から7.0くらいの弱酸性から中性の水を好みますがあまり水質にはこだわらない魚でもあります。最適な水温は23度~27度くらいで、低温には弱いので飼育している環境によっては水槽用ヒーターの設置を検討すると良いでしょう。水槽内では中層から低層を泳ぎます。

 

 

レッドフックメチニスはどんな餌を好む?

 

 

レッドフックメチニスは雑食でなんでも食べますが、草食性が強い魚です。人工飼料や、生き餌など餌は特に選びませんが、ホウレン草(煮たもの)やレタス、キュウリなどをとても好むので、毎日の料理で余ったものを与えても良いでしょう。しかし、見た目が良いので水草を水槽に入れるとあっという間に全部食べられてしまうので水槽には水草は入れないようにしましょう。

 

 

レッドフックメチニスは混泳には向いているのか?

 

レッドフックメチニスは基本的には温和でおとなしい魚なので他の魚を攻撃することは少ないです。ただ、何かがきっかけで突然攻撃的になり、相手に危害を与える可能性があるので、混泳は慎重に相手を選ぶ必要があります。特に驚いた時などはものすごいスピードで突進し、相手にぶつかることがあるので注意が必要です。レッドフックメチニスより小さな魚は食べられてしまう恐れがあるので混泳には向きません。そう考えるとレッドフックメチニスは大きな魚なので混泳相手は限られるでしょう。同サイズで温和な魚なら混泳できるかもしれません。

 

 

レッドフックメチニスの繁殖は可能か?

 

飼育下ではレッドフックメチニスの繁殖は難しく、成功例はあまり見られません。また、レッドフックメチニスは大きな魚なのでペアを成立させるにはかなり大きな水槽が必要になってくるので一般の飼育下では繁殖は難しいでしょう。オスは求愛や繁殖の際には尻ビレの赤が濃くなり、周辺に黒い斑点が現れます。メスはオスよりも体が大きくなる傾向がありますが繁殖期になっても体の様子は変わりません。

 

 

レッドフックメチニスは販売されている?

 

レッドフックメチニスの繁殖は難しいので、増やしたいときなどは購入するのが一番でしょう。レッドフックメチニスの値段はやや高めで1匹当たり4000円前後で売られていることが多いようです。もちろん通販でも購入することが可能で、通販サイトでおススメの餌やアイテムなどが同時に購入できるのでとても便利です。

 

 

 

 

 

レッドフックメチニスの仲間たち

 

レッドホックメチニスは見た目が似通っているだけで「メチニス属」ではなく「ミロプルス属」に所属しています。これは発見時にメチニス属に似ている、という事で名づけられ、間違いに気づいてからもそのままの名前で流通してしまったからだと考えられています。同じミロプルス属には体の黒いラインが特徴的な「ブラックバンドメチニス」などが有名です。

 

 

レッドフックメチニス飼育方法まとめ

 

レッドフックメチニスは餌を選ばず、水質にはこだわらない魚なので非常に飼育しやすいです。注意点としては思ったより「大きくなる」ことなので飼育環境さえクリアすれば大丈夫です。

 

 

 

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