最近はいよいよ寒くなってきましたね。この時期、メダカを屋外で育てているときに注意したいことが「越冬」です。メダカを飼育したことがない人は知らないかもしれませんが、メダカは動物の熊のように冬を過ごします。
初心者の人はメダカが水底で動かなくなるのでどうしてしまったのかと思う人もいるでしょう。また、屋外のメダカの飼育で越冬に使う方もいるというアイテムが「落ち葉」です。しかし、この落ち葉については賛否両論があるようです。
今回はメダカの越冬と、そのときに使う人がいるものの議論がわかれている「落ち葉」についてご紹介しましょう。
メダカが冬眠する「越冬」
屋外の水槽でメダカを飼育していると、冬になるとはメダカたちは熊の冬眠のように動かなくなります。外でも、12月〜3月ごろになって水温が下がると、メダカを見かけることはほとんどなくなりますよね。このころのメダカは水底でじっと動かずにしています。
表面の水は凍っても、底は凍ってないのでそこでじっとしています。あまりに動かないので、初心者の人なら、「もしかして死んでしまったのか?」と思うかもしれませんが、死んだわけではないので安心してください。
では、越冬の時期になって動かないメダカに餌はあげるのでしょうか?
初心者の人なら心配になる人もいるでしょう。
安心してください。12月〜3月の時期では、メダカに餌をあげる必要はほとんどありません。活動していないので食事をすることもほとんどなく、必要なら水中のプランクトンを食べます。11月〜3月ごろの間、メダカは冬眠状態になります。
このとき、自然界でも弱い固体ならこの時期に死んでしまうものもあるため、屋外での飼育でもある程度弱い個体の場合は死んでしまうということも想定しないといけません。真冬になって水温が10℃以下になるころはほとんど餌を食べなくなります。
冬眠前に餌を多く与えると、残った餌が水質悪化を招くので注意しましょう。
賛否両論な「落ち葉」は?
メダカを屋外で飼育している場合は、越冬について考えなくてはならないでしょう。メダカの越冬対策として「落ち葉」を水槽に入れている人もいます。しかし、これには賛否両論あるようです。
肯定派では「落ち葉が発酵して熱を出すから使う」「隠れ家として使ってもらう」という人がいます。たとえば、越冬で落ち葉を入れず、メダカの隠れ家がなかった配置だったために、メダカたちを殺してしまったという人もいるようです。否定派では「落ち葉が腐ることで水質が悪くなる」という人がいます。また、落ち葉はスネール(小さい貝)の温床にもなります。
意見は多くありますが、デメリットもけっこうあるため、特別に落ち葉を使う必要もないようです。スチールを作ってしまうような落ち葉を使わなくても、ほかに流木や水草などがあれば、それが隠れ家になってくれます。大事なのは「水底まで凍らせてしまわないこと」です。
冬になると川の表面が凍ることは普通ですが、そうなるとメダカは水底にもぐって動かなくなります。しかし、もしも極端な寒さになって水底まで凍ってしまった場合、メダカは死んでしまうからです。ですので、水温が極端に低くならないように気をつけることがメダカの越冬対策でしょう。
落ち葉はデメリットが多い
メダカの越冬と、そのとき使用する人もいる「落ち葉」についてでした。メダカも「冬眠」するというのは、あまり知られていなかったのではないでしょうか?
このとき水底に入れる方もいるという「落ち葉」については、水質悪化などのデメリットもあるため、流木や水草などの隠れ家を作れば、落ち葉を入れる必要はないようです。ただし、自然界でもそうであるように、いくら準備しても弱い固体ではこの時期に死んでしまうものもあるということを覚えておきましょう。