(熱帯魚)コリドラス・ピグミー(ワイルド)(5匹) 北海道・九州・沖縄航空便要保温
大きくなってもわずか3cm!
コリドラスピグミーはコリドラスの仲間でもとりわけ小さなサイズと、
活発に泳ぐ性質、混泳水槽向きの特徴から人気の高い魚です。
普通のコリドラスとは少し違った飼育スタイルや繁殖方法をチェックしていきましょう。
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コリドラスピグミーとは
(熱帯魚)コリドラス・ピグミー(ワイルド)(5匹) 北海道・九州・沖縄航空便要保温
学名そのままの「コリドラス・ピグマエウス」の名前でも流通している、小型コリドラスの代表種です。
コリドラス自体、小型魚にカテゴライズされていますが、コリドラスピグミーはとりわけ小さい種。
成長してもわずか3cmほどにしかなりません。
大きくならず性格も温厚であるため、混泳水槽で好まれています。
体色は銀色の地に黒いラインが1本。
決して派手ではありませんがよく泳ぎ回り、
コリドラス特有の砂を口に含んでは吐き出すしぐさをみせるので、可愛らしさ抜群です。
遊泳性が高いゆえ、体形は一般的なコリドラスよりややシャープです。
性質は少し臆病。
5匹以上の群れで飼育すると、水槽前面に出やすくなり、コンディションも保ちやすくなります。
コリドラスピグミー飼育の注意点
○水質
南米原産で弱酸性~中性の水を好みます。
コンスタントに流通している魚種であるため、
カルキ抜きしただけの水道水(PH7前後)で飼育可能です。
水温は23~28度をキープできれば大丈夫です。
水質の急変には敏感ですので、最初の水合わせは慎重に行います。
○水槽サイズ、フィルター
小型種なので特に水槽サイズやフィルターの制約はありません。
繁殖を狙う場合は、本種だけの小型水槽を用意しましょう。
○底砂、レイアウト
遊泳性が高く、中層付近でもよく泳ぎ回るため、底砂は必ずしも必須ではありません。
水質に変化を与えない、粒が小さめの砂利があればより落ち着きます。
やや臆病な性質なので隠れ場所は用意してあげましょう。
流木や細いパイプ、石組など一般的なコリドラスに用いるものでかまいません。
○餌
小さい体を考慮しましょう。
タブレット状のコリドラス専用フードでは少々持て余してしまうので、
細かく砕いて与えるなどの工夫が必要です。
よく好むのは冷凍アカムシ。
これもコリドラスピグミーの小さな口に合うよう、刻んで与える必要があります。
冷凍ミジンコならサイズ的にもぴったりで、刻む手間もいりません。
稚魚~幼魚期には、メダカ飼育でも用いられる冷凍ワムシがおすすめです。
○混泳
コリドラスピグミーの方からケンカをしかけるようなことはまずありません。
むしろ同居魚の選択に配慮することになります。
サイズ差のある魚、魚食性の強い魚は避けましょう。
底棲魚もできれば避けたいところです。
コリドラスピグミーは中層付近も泳ぎ回りますが、やはり生活圏が重なってしまうのはいなめません。
群れをつくる傾向が強いので必ず複数匹で導入しましょう。
コリドラスピグミーの繁殖
繁殖難度は決して低くなく、いつのまにか稚魚が生まれていたというケースもあります。
ここでは積極的に繁殖を狙っていく方法をご紹介しましょう。
本種のみで、ある程度多めに飼育することがポイント。
小型なので45cm水槽でもゆうに15~20匹は飼育可能です。
稚魚を採取しやすいよう、底砂は敷きません。
ベアタンクでもかまいませんが、水草をポットのまま数株入れておくと魚が落ち着きます。
飼い込んで成熟してくると、メスのほうがややふっくらした体形になってきます。
この頃には自宅の水質にもよく馴染んでいるはずなので、
繁殖をうながすため、意図的に多めの換水を行います。
コリドラスピグミーを始めコリドラスの仲間は、水質の急変が繁殖のトリガーとなるからです。
卵は粘着性で水槽の壁面や水温計、フィルターのパイプなどに産み付けます。
卵の採取は難しいので、親魚を移動させることで隔離しましょう。
生まれたての稚魚にはヨークサックがついています。
ヨークサックがなくなった頃から冷凍ワムシや沸かせたインフゾリアを与えます。
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