メダカの飼育・繁殖

これなら間違いない!メダカ飼育のビオトープの作り方

 

近年、「ビオトープ」という言葉を耳にする機会が増えましたね。

ビオトープとは、動物と植物で作り上げる生態系のこと。

自然の仕組みを学ぶのにうってつけなので、学校にビオトープを設置する取り組みが進んでいます。

もちろん、個人でビオトープを楽しむのもOK。

メダカをメインにしたビオトープはもはや定番となりつつあります。

ビオトープに必要な事柄と、そこでメダカを飼育する時のポイントをまとめてみました。

 

はじめてのアクアリウム:全記事一覧はこちら

関連記事:メダカを購入するなら知っておくべき種類と値段





ビオトープに適した容器と土

 

睡蓮鉢やプラ船など、口が広く、水が漏れない作りの容器であればなんでもかまいません。

強いて言うなら、内側の色が明るいものをおすすめします。

暗い色の鉢だと、品種によってはメダカの姿が見にくくなってしまうからです。

ビオトープには土もいれましょう。

水を張っただけの容器に鉢やポットごと入れる方法もありますが、

底に土があった方がメダカの餌となる微生物が沸きやすくなるからです。

土は園芸用の赤玉土や、花の培養土でかまいません。

より自然のリアリティにこだわるなら「荒木田土」

(田んぼや小川の底にある目のとても細かい土)がおすすめ。

「田んぼの土」の名前で販売されている用土もよいでしょう。

植物の種や、カブトエビなど生き物の卵が休眠状態で土の中にまぎれているので、

思わぬ出会いがあります。





ビオトープでのメダカ飼育

 

たくさん飼ってたくさん殖やしたくなるのが人情ですが、

メダカの飼育数はなるべく絞るのが長生きさせるコツ。

よく「メダカ1匹に対して水1リットル」が飼育数のめやすとされますが、

ビオトープの場合は何割か少なめに見積もりましょう。

20リットルの容器だから20匹飼えると考えず、

10~15匹に絞る方が水質悪化などのトラブルを避けやすくなります。

水替えは春~秋に年数回で十分。

あとは足し水で管理します。

さまざまな微生物が発生してくるようになると餌やりも必要ありません。

冬場は代謝を落とし、水底でじっとして過ごすようになるので、

無理に動かしたり餌やりしないようにしましょう。

 

ビオトープにぴったりの植物

 

 

日本人が睡蓮鉢で金魚を飼い始めた歴史は古く、既に江戸後期の浮世絵に描かれています。

睡蓮鉢でスイレンを育て、そこに魚も泳がせる‐。

言うならばこれは、日本人が古くから楽しんできたビオトープの姿なのです。

メダカ+スイレンの組み合わせが実にしっくりくるのは、歴史の重みなのかもしれませんね。

スイレンは「温帯性」と「熱帯性」に大別できます。

熱帯性スイレンの方が全般的に華やかでカラフルなのですが、

日本の冬に耐えられないため、睡蓮鉢や飼育容器を屋内に移動させて避寒させる必要があります。

スイレン初心者は純白の「アルバ」や小ぶりの「ヒメスイレン」など

育てやすい温帯性スイレンからスタートするとよいでしょう。

肥料や温度管理に気をつかうスイレンの代わりに、

オモダカやトチカガミといった日本原産の水生植物を育てるのも和の風情があってよいですね。

オモダカは「勝ち草」とも呼ばれ、縁起のよい植物として家紋にも用いられてきました。

人気の高い水草であるエキノドルスの仲間にあたります。

オモダカは繁殖力抜群。

水深を深くし過ぎなければ(10cm以内がめやす)どんどん増えていってくれます。

トチカガミはウォーターマッシュルームに似た丸い葉を水面に浮かせます。

水面を埋めるように光沢のある葉を増やし、スペースがなくなると水面から茎を立ち上げて、

さらに葉をひろげていくのが特徴です。

万葉集など古典に登場するカキツバタもビオトープにおすすめ。

アヤメとよく似ていますが、陸生のアヤメに対して、

水生のカキツバタと育ち方に大きな違いがあります。

アクアショップやホームセンターでポット苗を入手でき、

真夏と真冬以外はほぼ通年植え付けが可能です。

 

ビオトープ作りの注意点

 

 

真夏の直射日光が長時間あたる場所や、一日中日陰になる場所は避けましょう。

一度水を張ってしまうと移動が大変なので、飼育を始める前に慎重に場所の選定を行います。

立ち上げてから時間経過とともに、さまざまな生き物が集まってくるのがビオトープの魅力。

しかし、ヤゴやカエルなど、メダカの天敵となる生き物の侵入には気をつけましょう。

ゲリラ豪雨で飼育水があふれてしまったり、アオコでメダカの姿が見えなくなってしまったり、

ビオトープには思わぬトラブルも出てきます。

こまめな観察を心がけてください。

 

—育て方の全てが詰まったメダカのすべて—

 

 

関連記事:メダカの病気の種類と治療方法【保存版】

関連記事:自分の手で命をつなぐよろこび!卵生メダカの美しい世界

関連記事:初めてでも大丈夫!メダカの繁殖方法のコツを伝授します!

 



ひよこ亭

投稿者の記事一覧

熱帯魚歴20年。最近は日淡やらんちゅうにも凝り始めました。
プレコ、サカサナマズなどを中心に飼育しています。

関連記事

  1. メダカ f 野生のメダカは普段、何を食べてるの?
  2. メダカを飼育する際の3つのポイント
  3. 冬のメダカに餌やりは必要なの?冬の絶食が心配なアクアリストへ
  4. 丸っこい淡い色彩のハイランドカープが美しすぎる!飼育方法を紹介
  5. 水流 f メダカの稚魚を育てる為に水換えには拘ろう!
  6. 地面に広がる雨の足跡 f 【メダカの雨水対策】屋外飼育は酸性雨に注意!対策方法を紹介
  7. メダカとミナミヌマエビは混泳させない方が良い?混泳の相性について…
  8. ビオトープ メダカ f メダカ水槽におすすめ浮き草5選!初心者でも飼育が簡単



おすすめ記事

  1. 夏場の水温対策 – 熱帯魚飼育
  2. 冷凍赤虫は飼育水を汚すの?冷凍赤虫のメリットとデメリット
  3. グッピーとも混泳できる熱帯魚ゼブラダニオ|ゼブラフィッシュ
  4. コリドラスってどれだけの種類がいるの?図鑑編
  5. メダカを塩浴させる塩水の作り方!塩水の正しい計算方法 スドー メダカの天然珠塩 amazon
  6. ボトルアクアリウム初心者におすすめの水草5選 ボトルアクアリウム 引用
  7. ドワーフクラブは夏が苦手?脱走防止などこっそり教えします!
  8. 室内でメダカのビオトープ飼育をするには何が必要? メダカ f
  9. 【底面フィルター検証】エアーリフト量とpHの関係
  10. ミナミヌマエビとレッドチェリーシュリンプ、レッドファイヤーシュリンプなどの亜種
PAGE TOP