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糸状コケ対策を徹底紹介!もう糸状コケに悩まされないぞ、撃退方法!

2017年5月13日

 

水草の葉からフサフサと伸びる糸ゴケは、

見ばえがよくないだけでなく、光合成を阻害するやっかいな存在です。

そんな糸ゴケの正体や発生原因、さまざまな撃退方法をご紹介しましょう。

 

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糸ゴケとは何者?

 

 

アクアリストの間でやっかい者として知られる「糸ゴケ」。

コケという名前がつけられていますが、

『君が代』の歌詞にある「苔のむすまで」のコケとは別種の存在です。

地表や岩の表面につくコケは、「コケ植物」と呼ばれるグループに属しています。

対して、糸ゴケの正体である「メロシラ」や「ヒドロセラ」

「オルソセイラ」は、「黄色植物」または「オクロ植物」と呼ばれるグループ。

生物学的にはかなり隔たりがあります。

糸ゴケは、コケの仲間というより、ワカメやコンブに近い生物なのです。

糸ゴケを拡大してみると、円筒形の細胞がひとつずつ繋がって構成されているのが分かります。

茶ゴケや藍藻のように面で広がるのではなく、

糸状に伸びていく性質は細胞のつながり方にあるのです。

 

 

糸ゴケの発生する原因は?

 

 

糸ゴケの発生原因は光量、水流の緩急、硬度、PH、

トリミングの際に水草の切り口から染み出る成分など、さまざまな要因から成り立っています。

最大の要因は飼育水の富栄養化。

こまめなフン掃除、ろ材のすすぎ、

施肥の中止といった方法で富栄養化を防ぎ、糸ゴケの発生を防ぎましょう。

言い方を変えれば、糸ゴケには水中の過剰な栄養素を吸収するはたらきがあるということ。

糸ゴケを利用した河川の浄化も行われており、必ずしも私たちにとって悪者であるとは言えないのです。

 

 

水槽の環境を変えて糸ゴケ撃退

 

 

上でも述べた通り、糸ゴケ対策の第一歩は水質改善。

換水、プロホースによる砂利掃除、

ろ材のすすぎといった作業で、富栄養化を改善していきましょう。

いっぺんに行うと、ろ過バランス崩壊を招いてしまうので、

生体の調子を見ながら段階的に行うのがポイントです。

水草水槽で肥料を添加している方は、一度ストップして様子を見てみましょう。

残餌、餌の与えすぎによるフンの増加も富栄養化の原因です。

水槽掃除と並行して短期間、餌切りするのは効果的です。

強すぎる水流や照明も糸ゴケ発生の一因。

吐水口の向きを変えて壁面にぶつける、点灯時間を減らすなどして調整してみましょう。

 

道具を使って糸ゴケ退治

 

 

壁面に発生した糸コケはメラミンスポンジでぬぐい取ります。

アクセサリーについてしまったものは、面倒ですが一度取り出して、

タワシで丸洗いした方が再発生を抑えやすくなります。

水草の表面についてしまった糸ゴケをトリミングせずに除去するなら「注ぎ口洗いブラシ」で。

急須の注ぎ口や細長い食器を洗うためのキッチン用品で、100均で購入できます。

ブラシを糸ゴケにひっかけるようにして、からめ取っていきましょう。

 

薬剤を使って糸ゴケ撃退

 

 

アクア用品のコケ抑制剤は確かにコケ対策として有効ですが、

水草の成長もさまたげてしまうケースがあり、諸刃の剣と言えます。

代表的なコケ退治の薬剤は木酢液と次亜塩素酸水。

木酢液は黒髭コケに、次亜塩素酸水は糸ゴケにとりわけ有効とされています。

まず、水槽内の水草やアクセサリーをすべて取り出します。

そして、ボウルやパットに張った次亜塩素酸水ですすいでいきましょう。

頑固な糸ゴケは同時にブラシでこすり落としていきます。

付着した次亜塩素酸水を、

カルキ抜きした水道水や飼育水ですすぎ落してから再び水槽に戻します。

リセットに等しい作業なので手間はかかりますが有効な対策です。

次亜塩素酸水で洗った後、下でご紹介するようにヤマトヌマエビを投入するとさらに効果的です。

 

生体を使って糸ゴケ撃退

 

 

ヤマトヌマエビやスジエビも糸ゴケ退治に有効。

糸ゴケは両者の好物のひとつです。

エビを投入する際には、同時に飼育魚の餌切りも行ってください。

エビたちが魚の餌を食べてしまい、肝心のコケに見向きもしなくなるからです。

照明を落として水槽に布をかけ、エビ投入&餌切りを並行するとさらに効果的。

発生原因を抑えつつ、エビたちに駆除してもらえるからです。

飢えすぎるとエビに新芽まで食害されてしまうので、様子を見ながら遮光を続けてください。

 

 

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