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メダカの越冬の餌やり。必ず知っておきたいこと

2020年1月15日

メダカ f

 

動物にとって冬は厳しい季節ですが、熱帯魚も例外ではありません。日本でポピュラーな魚であるメダカも、冬は「越冬」でエネルギーを消費させないためにほとんど動かなくなります。では、この時期のメダカには、餌やりは必要になるんでしょうか?

 

熱帯魚の「越冬」についてよく知っておきましょう

 

熱帯魚を飼育していて、冬場の「越冬」が心配という人も多いでしょう。越冬についてよく知らないでいると、飼っていた熱帯魚が全滅してしまう可能性もあるので、注意したいところです。自然界でもの動物でも熊などが「冬眠」するように、ほとんどの熱帯魚にとっても冬場は特別な季節になります。

 

日本で金魚と並んで一般的な観賞魚のひとつ、メダカも同様です。飼育時のメダカの越冬はほとんど心配することはないのですが、それでもメダカたちが死んでしまう可能性もあるので、知っておいたほうがよいことがあります。メダカは冬になると、水面よりも水温が下がりにくい水槽の底の辺りでほとんど動かなくなります。

 

冬場に屋外でメダカを飼育していると、特に寒い日の朝などでは水面が凍ることがあります。こうなると中の魚達は大丈夫かな?と思ってしまいますが、メダカがじっとしている下層まで凍らないかぎりは大丈夫でしょう。冬場は活動しなくなって必要な酸素量も少なくなるので、水槽の半分が凍っても生存できます。

 

初心者が気になるのが餌やりですね

 

メダカが冬場になってじっとして泳がなくなったときに、餌やりはどうすればいいのか気になる初心者の人もいるでしょう。自然界では寒い冬になると、メダカの獲物がほとんどいなくなるので、エネルギーを補給することができず、そのため食べなくても生きていけるように、動かなくなって無駄なエネルギーを使わないようにしているのです。

 

そのため、冬場のメダカは食べ物をほとんど食べないようになります。これはアクアリウムでも同様です。それでも、初心者はついついあげたくなってしまうものですね。なぜなら、これまでいつもあげていたのに急にあげなくなって大丈夫かな?と思うのは当然の心理かもしれません。

 

が、餌をあげたくなる気持ちをじっと我慢。後で詳しく説明しますが、無理にあげた餌が問題になってしまうこともあるからです。冬場はいつも雪が降っているような場所の場合、冬の間はエサは必要ないといっていいでしょう。冬でもまれにある暖かい日でメダカが水面で泳いでいたら、1分で食べられるくらい少量の餌を与えるだけです。くれぐれもあげすぎないようにすることが大事!室内飼育していて冬でもメダカが活動しているなら餌を与えますが、いつもの餌の量ではなく上記のような少量で、1週間に1度のようなペースで餌を与えましょう。

 

冬に餌を与えすぎることが大問題に!

 

この時期に間違ったことをしてしまうと、メダカが全滅してしまうことがあります。その原因が、まさに餌を多く与えることで水槽の水が汚れてしまうというものなのです。冬のメダカは冬眠状態のように餌も食べずに活動を休止しているというのが基本なので、ほかの季節と同じ間隔でついつい餌を与えすぎないようにすることが最も重要なことです。

 

また、この時期の水槽の水換えについては、餌をあげていない=水質悪化が少ないのでほとんど必要はありません。「越冬」を知らない初心者だとやってしまう間違いかもしれませんが、冬に餌をやったり水を換えてしまうことで、これが逆効果になってしまうので、冬はそっとしておくというのが基本です。

 

心配せずにそっとしておくのがベストです

 

メダカの越冬と、その時期の餌やりについてでした。熱帯魚の「越冬」ということを知らない初心者は、ついつい冬でも餌を与えたほうがよいと思ってしまうかもしれませんね。ところが、これが実は逆効果。場合によっては飼っているメダカが全滅してしまうこともあるので、餌をあげたくなる衝動を抑えて、基本的に冬のメダカはそっとしておくというのがベストです。

 

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