エンゼルフィッシュはひし形の独特の体の形と、とても長いヒレが特徴的な熱帯魚です。その長いヒレを揺らしながら泳ぐ様は優雅さも感じられる、人気のある種類となっています。
飼育するにはとてもポピュラーなエンゼルフィッシュですが、飼育するにはどんなポイントがあるのでしょうか？今回の記事でそんなエンゼルフィッシュの飼育のポイントについて調べてみましょう。
この記事の目次
- エンゼルフィッシュはアマゾンからやってきた
- エンゼルフィッシュの飼育環境を整えよう、まずは水槽から
- エンゼルフィッシュ飼育に最適な水質は？
- エンゼルフィッシュ飼育に最適な水温は？
- エンゼルフィッシュを飼育するときは部屋の温度は？
- エンゼルフィッシュの混泳は可能か？
- エンゼルフィッシュの水槽での飼育数は？
- エンゼルフィッシュは「つつきあい」の喧嘩をするか？
- エンゼルフィッシュは他の魚をいじめるか？
- エンゼルフィッシュの繁殖方法は？
- エンゼルフィッシュの卵が孵化するまで
- エンゼルフィッシュの卵が食べられる？
- エンゼルフィッシュの卵を隔離
- エンゼルフィッシュの卵にカビが？
- エンゼルフィッシュの寿命は？
- エンゼルフィッシュの値段は？
- エンゼルフィッシュ飼育のまとめ
エンゼルフィッシュはアマゾンからやってきた
エンゼルフィッシュはアマゾン川が原産で、南アメリカ地域に幅広く分布しています。主に水流が穏やかな場所に生息し、虫や小魚などを食べる「肉食」な魚です。
エンゼルフィッシュの飼育環境を整えよう、まずは水槽から
エンゼルフィッシュを飼育するにあたりまずは飼育環境を整えましょう。エンゼルフィッシュは成長すると10センチから15センチほどとやや大きくなりますので、大きめな水槽を用意しておくと良いでしょう。最低でも60センチサイズ、90センチ以上のサイズならば複数飼育することも可能でしょう。
エンゼルフィッシュ飼育に最適な水質は？
エンゼルフィッシュは水質の変化には敏感です。水質はPH値6.0から7.5程度のやや酸性の水質を維持することを心がけましょう。
エンゼルフィッシュ飼育に最適な水温は？
エンゼルフィッシュは熱帯の出身なので、ある程度高い水温が必要となってきます。水温は24度から30度くらいが最適で、寒い地域ですと水槽用ヒーターの設置を検討する必要があるでしょう。
エンゼルフィッシュを飼育するときは部屋の温度は？
水温を保つためには水槽を置く部屋の温度も重要になってきます。部屋の温度も水温と同じく２４度から３０度くらいを保つと良いでしょう。しかし、夏場は良いですがそのほかの季節は部屋の温度を保つのは大変です。温度キープのためエアコンは必須となるので、ある程度の光熱費は覚悟しなければなりません。
エンゼルフィッシュの混泳は可能か？
エンゼルフィッシュは穏やかな性格なので、他の魚との混泳は可能です。同じくらいの大きさで、同じく穏やかな性格の魚を選びましょう。ネオンテトラ、パールグラミーなどがエンゼルフィッシュとの混泳にお勧めです。ただ、それぞれの魚には縄張り意識があるので、水草や流木などで隠れ家を確保しておくことも必要です。
エンゼルフィッシュの水槽での飼育数は？
先述した通り、エンゼルフィッシュは10センチ程度とやや大きめです。そのため、最低限の４５センチ水槽だと１匹しか飼育することができません。混泳をするにはさらに大きめの水槽が必要で、９０センチだと4から5匹飼育することができるでしょう。混泳をするならばさらに大きな水槽を検討する必要があるかもしれません。
エンゼルフィッシュは「つつきあい」の喧嘩をするか？
エンゼルフィッシュは穏やかな魚ながら、縄張り意識は強く、たまに「つつきあい」の喧嘩をすることがあります。その方法は特殊で、魚同士で口をつつきあうのです。見ているとまるでキスをしているようで仲睦まじいですが、それは仲良いのではなく、喧嘩です。
エンゼルフィッシュは他の魚をいじめるか？
混泳する上で心配なのが、エンゼルフィッシュが他のさかなを「いじめ」無いのかという事。エンゼルフィッシュは温和な魚なので、他の魚をいじめることは殆どありません。ただ、飼育環境などでエンゼルフィッシュにストレスがかかれば、他の魚をいじめる可能性はあります。水槽の中の平和を保つためにも飼育環境には注意しましょう。
エンゼルフィッシュの繁殖方法は？
エンゼルフィッシュは飼育下でも繁殖が狙えます。まずは水草や流木、パイプなどを入れた繁殖用の水槽を用意し、そこにオスとメスのペアを入れます。オスとメスを見分けるのは難しいですが、肛門付近にある生殖器の形が違います。
特にメスの方が太くなっているので、そこで見分けてください。見分けるのが難しいときは複数匹で飼育し、寄り添うように泳ぐようになったペアを繁殖用水槽に移してください。上手く繁殖に成功すれば水草の上などに産卵をします。
エンゼルフィッシュの卵が孵化するまで
メスは産卵した後、卵を守ります。そして2～4日後に卵は孵化し、稚魚が誕生します。1週間ほどは卵嚢から養分を摂取するため、餌をあげる必要はありませんが、泳ぎだしてからはブラインシュリンプを1日2回ほど与えるのが良いでしょう。
エンゼルフィッシュの卵が食べられる？
エンゼルフィッシュの親は残念ながら卵を食べてしまう恐れがあります。それが心配な方は卵を別の場所に隔離することが必要となってきます。
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エンゼルフィッシュの卵を隔離
隔離した卵はとても繊細なので、エアーをしっかり効かせ、水流の弱い状態の水槽で育てるようにしてください。また、市販されている「保護ネット」を使う方法や、逆に親を他の水槽に移すことも考えられます。
エンゼルフィッシュの卵にカビが？
エンゼルフィッシュの卵が親に守られているときは卵にカビが生えることは少ないです。しかし、水槽の環境が悪いとカビが生えることもあります。特に食べ残しの掃除や、水槽の水の循環には気を付けてください。万が一カビが生えたときはすぐに取り除いてください。
エンゼルフィッシュの寿命は？
エンゼルフィッシュの寿命は通常8年程度と言われていますが、適切な環境を整えれば10年以上生きるという話もあります。熱帯魚としてはやや長めの寿命ですね。
エンゼルフィッシュの値段は？
エンゼルフィッシュは種類によって値段に大きく違いがあり、1000円以下の安い個体から4000円以上の個体と様々です。
エンゼルフィッシュ飼育のまとめ
エンゼルフィッシュの飼育は難しくはなく、だれでも美しい泳ぎを楽しむことができるでしょう。環境を整えれば長く飼育できますので、ここで示したポイントを参考に飼育にチャレンジしてみてください。
