「アルビノネオンテトラ」は「ネオンテトラ」の改良種です。ネオンテトラはブルーに輝く美しい体がとても人気ですが、アルビノネオンテトラもクリーム色に光るからだがまた違った魅力を醸し出しています。
とても水槽で映える種類なので、水草とのコントラストも魅力的で是非とも水槽に導入したいものです。今回の記事ではそんなアルビノネオンテトラの飼育のポイントについて調べてみましょう。
この記事の目次
アルビノネオンテトラは古くから人気の熱帯魚
「アルビノネオンテトラ」はカラシン目カラシン科に属するネオンテトラの改良種です。ネオンテトラはアマゾン川流域が原産で、かなり前から観賞用熱帯魚として様々な品種が改良を重ねられてきました。そんな中で誕生したのが「アルビノネオンテトラ」です。
アルビノネオンテトラはクリーム色と赤のラインが美しい
アルビノネオンテトラの特徴はクリーム色の体色と、体の中央に走る青いラインがネオンのように光ることです。本家のネオンテトラは尾ビレの赤色が濃いことも特徴的ですが、アルビノネオンテトラの尾ビレ付近の赤色は薄く、ネオンをさらに際立てることに成功しています。
体長は大きくても3センチほどと小型で、水槽で群泳させることにも適しています。特徴的なネオンのような発光ですがこれは体を光らせる器官が魚にあるわけではなく、体に色を含んだ光の「反射層」があることから発光してみえるのだそうです。寿命は2~3年程度です。
アルビノネオンテトラは水質もあまり問わず、丈夫な熱帯魚
アルビノネオンテトラは繊細そうな見た目ですが、丈夫で飼育しやすい品種です。水質にはあまりこだわりませんが、弱酸性から中性であれば大丈夫でしょう。また、上記の水質をキープしておくと体の発色が良くなるというメリットもありますので、できるだけ水質をチェックしながら飼育すると良いでしょう
最適な水温は22度から28度くらいですが、26度くらいにしておくと他の魚との混泳もしやすいでしょう。ただ、低温やあまりに高水温になる場合は体調に異常が出る場合もあるので、水槽の環境によっては水槽用クーラーやヒーターを用意することをお勧めします。
アルビノネオンテトラは餌にはこだわらない
アルビノネオンテトラはあまり餌をえり好みはしません。基本的に市販されているような人工飼料で問題はないでしょう。ただ、口は小さめなので粒状のエサをさらに細かくする必要もあるかもしれません。
栄養のバランスのために「冷凍アカムシ」などの生き餌も与えることができますが、餌のサイズ的にちょっと食べにくそうな感じはします。食欲は旺盛なので、1日1回程度餌を与えると体形をキープすることが可能ですが、見た目お腹が膨らんでいると、食べすぎの恐れもありますのでその場合は2日に1回でも大丈夫です。
アルビノネオンテトラは温和なので混泳には向いている
アルビノネオンテトラは群泳する性質があるので、基本的には多くのネオンテトラと一緒に飼育することをお勧めします。また、性格は温和なので、他の魚を攻撃することもないので多種との混泳も可能です。特に小型の「カラシン」の仲間とは相性が良く、問題なく混泳できるでしょう。
カラシンであれば、城っぽい体が特徴の「プリステラ」が見た目の相性も良いでしょう。加えて「ミナミヌマエビ」などの小さなエビ類も水槽の掃除までしてくれるのでおススメです。ただ、ネオンテトラより大きなサイズの魚はネオンテトラを食べてしまう恐れもあるので混泳はお勧めできません。
アルビノネオンテトラの繁殖は難しい
アルビノネオンテトラの繁殖は難しく、水槽内ではほとんど成功例がありません。群泳する性質があるので、いつの間にかペアになり、産卵していることがあります。ただ、ネオンテトラは食欲が旺盛なのでばらまかれた卵を食べてしまうことが多いのです。
また、無事に孵化したとしても稚魚はとても小さく、他の魚の稚魚が食べる「ブラインシュリンプ」などを食べることができません。そのため、水槽内で生き残ることが難しいのです。自然界の稚魚は目に見えないようなプランクトンなどを食べているので問題なく成長できるようです。繁殖は難しいのでアルビノネオンテトラは購入するようにしましょう。大体1匹当たり200円程度で売られており、10匹くらいのセット販売が多いです。
アルビノネオンテトラ飼育のまとめ
アルビノネオンテトラは見た目が美しく、飼育もしやすいというお勧めの熱帯魚です。飼育のポイントを押さえれば、初心者でもすぐにそのネオンを楽しむことができるでしょう。
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