「アップルヘッドグラスパーチ」はリンゴが付いているような変わった頭が特徴的な魚です。「グラスフィッシュ」という分類に所属し、その中ではやや大きめのですが、飼育はそれほど難しくは無いのだとか。今回の記事ではそんなアップルヘッドグラスパーチの飼育のポイントについて調べてみましょう。
この記事の目次
アップルヘッドグラスパーチはどこから来た？
アップルヘッドグラスパーチはミャンマーやタイ原産の熱帯魚です。分類としては「スズキ目」に属し、グラスフィッシュと呼ばれる魚の一種となっています。体長は10センチほどと、この種の魚の中ではやや大きめとなっています。
アップルヘッドグラスパーチの特徴は？
アップルヘッドグラスパーチの大きな特徴はその印象的な頭です。頭のふくらみが特徴的で、まるで「リンゴ」を頭につけているように見えることから「アップルヘッド」の名がつけられたようです。また、グラスパーチ類に共通する特徴として「透明感のある魚体が」見られ、アップルヘッドグラスパーチも体が透けて見え、全体的には銀色に輝いているようです。
アップルヘッドグラスパーチの飼育に最適な水槽は？
アップルヘツドグラスパーチはやや大きめの10センチ程度の大きさです。そのため、60センチ以上の水槽を用意すると良いでしょう。それ以下でも飼育は可能ですが、かなり窮屈に見え、混泳も難しくなります。
アップルヘッドグラスパーチに最適な水質は？
アップルッドグラスパーチは純淡水で飼育することが基本です。あまり水質にこだわる方ではありませんが、弱酸性から中性の水質をもっとも好みます。水替えを怠るとストレスがたまり、体が白くなる「白点病」になる危険性が高まりますので、こまめな水替えを心がけてください。
アップルヘッドグラスパーチはどんな餌を好む？
アップルッドグラスパーチは生き餌を好む傾向がありますが、人工飼料でも問題なく飼育できます。普段は市販の熱帯魚用の人工飼料を与え、時折おやつ代わりに冷凍アカムシなどの生き餌を与えると栄養のバランス的に良いでしょう。
アップルヘッドグラスパーチはどんな性格？
アップルヘッドグラスパーチの性格はやや気が強いです。同種だと縄張り争いを引き起こし、小競り合いが発生する場合もあります。また、肉食性でもあるので、自分より小さな魚は容赦なく食べてしまう恐れもあります。
アップルヘッドグラスパーチと混泳するならどんな魚が良い？
アップルヘッドグラスパーチは肉食でやや気が荒いので、混泳させるなら同程度の大きさか、大きめの魚と混泳させると良いでしょう。小さな魚は縄張り争いの過程で攻撃されてしまったり、食べられてしまう恐れがあります。
アップルヘッドグラスパーチと混泳にむいた魚と言えば具体的には大型のコリドラスやオトシンクルスなどが良いでしょう。
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アップルヘッドグラスパーチは繁殖を狙える？
アップルヘッドグラスパーチは繁殖を狙える魚です。まずは卵を産むための水草を水槽に用意しましょう。そしてオスメスのペアを用意します。上手く繁殖に成功するとメスは水草に泡巣を作り、そこに産卵をします。オスは卵を守り、数日で卵は孵化しますが、親は稀に稚魚を食べてしまうことがあるので、卵を確認したら他の水槽に移すことをお勧めします。
2日ほどで稚魚は泳ぎだすのでブラインシュリンプを与えて育てましょう。水温が28度くらいの高めだと繁殖しやすい傾向にあるようです。雄雌の見分けかたとしてはオスの方が頭のコブが大きくなる傾向にあるのでそこで見分けましょう。
アップルヘッドグラスパーチは購入できる？
アップルヘッドグラスパーチは繁殖が容易な魚ですが、購入して増やすこともできます。相場としてはやや高めで4000円前後で売られていることが多いようです。売られているアップルッドグラスパーチは7センチくらいの個体が主流となっているようです。
アップルヘッドグラスパーチの飼い方まとめ
アップルヘッドグラスパーチはその特殊な見た目とは裏腹に、比較的飼育がしやすい魚です。特に注意すべきは水質で、それさえ守れば餌も選ばないので安心して育てることができるでしょう。水槽内で独特な雰囲気を放つアップルヘッドグラスパーチ、ぜひ飼育してみてください。
