プリステラはシルバーの体に、黒と白の色が素敵な背ビレを持つことが特徴の熱帯魚です。群れで泳ぐ姿がとても美しいプリステラですが、あまり飼育は難しくなく、初心者にも優しい魚なんだとか。今回の記事ではそんなプリステラの飼育のポイントについて調べてみましょう。
この記事の目次
プリステラの産地は?どこからやってきた?
プリステラは南米アマゾン川が原産の熱帯魚です。元々はアマゾンの原産となっていますが、現在市場で流通している個体は東南アジアで飼育養殖されている物が主となっています。分類としては「カラシン目」に属し、「テトラ」の仲間となっています。体長は4から5センチほど、寿命は4年程度となっています。
プリステラに適した水槽の大きさは?
プリステラは小さめの魚なので30センチサイズの水槽でも十分に飼育できるでしょう。ただ、5~10匹同時に飼育し、群泳させることが好ましいので、もっと大きな水槽でも良いかもしれません。60センチサイズの水槽であれば10匹程度でも飼育できるでしょう。水草とのコントラストが映える魚なので、導入することをお勧めします。
プリステラは水流に気を使うべき?
プリステラはどちらかというと泳ぐのが苦手な魚です。そのため、水流は弱めにしておくことをお勧めします。特に横向きの強い水流には弱いので、注意しましょう。水流を調整するには「ナチュラルフローパイプ」や「ディフューザー」そして「水流ポンプ」を水槽に導入するのが必要になってくるでしょう。
プリステラに最適な水質は?
プリステラはあまり水質にはこだわらない魚ですが、「弱酸性」の水を最も好みます。流木を入れておくと水が弱酸性に近づくので、レイアウト的にもおすすめです。また、プリステラに最適な水温は22度~26度くらいとなっており、特に低温には弱いので、環境によっては水槽用ヒーターの導入が必要となってくるでしょう。
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プリステラにはどんな餌を与えるべき?
プリステラはあまり餌をえり好みはしませんが、市販の熱帯魚用の餌が一番与えやすいでしょう。フレーク状や粒状のものであればプリステラも食べやすいのでおススメです。餌を与える頻度は1日1回程度で良いでしょう。食べ残しは水質の悪化につながるので、食べ残しを見つけたときはすぐに掃除をするようにしてくださいね。
プリステラはどんな性格?
プリステラは温和な性格をしており、他の魚を攻撃することは殆どありません。同種間の小競り合いも見られないので、安心して群泳させることもできるでしょう。
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プリステラのお勧めの混泳相手は?
プリステラにお勧めの混泳相手は同じような小型で温和な熱帯魚たちです。「ネオンテトラ」や「グッピー」などは見た目の組み合わせも良く、お勧めできる混泳相手です。反対に混泳に向いていないのは大きいサイズの気性の荒い熱帯魚で、「ゼブラダニオ」などは混泳させない方が無難です。
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プリステラは繁殖を狙えるか?卵は孵化する?
プリステラは飼育下でも繁殖を狙えます。ペアが成立するとメスのお腹が膨らんできて、これが産卵間近のサインになります。プリステラは「ばらまき型」と呼ばれる産卵方法をとるので、水槽下にウィローモスをしきつめるなどして、卵が食べられたりしないようにしましょう。
また、園芸用ネットを使い、卵が落ちるようにするのも効果的です。卵は2~3日程度で孵化して稚魚は泳ぎ始めます。孵化に必要な日数が短いので、卵を見つけ次第、他の水槽に移しておくのが良いでしょう。稚魚にはブラインシュリンプを与えて育てましょう。
プリステラは購入できる?
プリステラは繁殖も容易ですが、その分流通量も多く、手軽な値段で購入することもできます。プリステラは群れで泳ぐ性質があることからか、ほとんどがセット販売されており、大体10匹で1000円程度で売られています。かなり安いので、先述の混泳に向いている魚と同時に購入するのも良いかと思います。
プリステラの飼い方まとめ
プリステラはとても飼育しやすい魚で、注意点としては「水流」と「低温」くらいでしょうか。餌にもこだわらないので、初心者でも安心して飼育することができますので、とてもお勧めの熱帯魚ですよ。
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