ヒレナガゴイは長いヒレがと特徴的で、その長いヒレがとても優雅な魚です。錦鯉を品種改良した種で、大きくなりますが個人でも飼育は可能なようです。今回の記事ではそんなヒレナガゴイの特徴と飼育のポイントについて調べてみましょう。
この記事の目次
- ヒレナガゴイとは
- ヒレナガゴイの基本情報
- ヒレナガゴイの特徴と見た目
- ヒレナガゴイの種類と色
- 一般的な品種と種類
- 珍しい品種とその魅力
- ヒレナガゴイの飼育方法
- ヒレナガゴイの水槽のサイズと設置方法
- ヒレナガゴイの飼育に必要な設備と道具
- エサと食事の管理
- ヒレナガゴイの水質と温度の管理
- ヒレナガゴイの健康管理
- ヒレナガゴイの繁殖
- 繁殖のための環境つくり
- 繁殖成功のポイント
- ヒレナガゴイの購入方法
- オンラインでの購入とその注意点
- 実店舗での購入
- おすすめの販売店
- ヒレナガゴイの最大の大きさと寿命
- ヒレナガゴイの大きさと成長速度
- ヒレナガゴイの長寿のためのケア方法
- ヒレナガゴイを飼育するメリットとデメリット
- ヒレナガゴイの飼育の楽しさと魅力
- ヒレナガゴイの飼育で気をつけたいポイント
ヒレナガゴイとは
ヒレナガゴイとはインドネシアのヒレが長い鯉と日本の錦鯉を交配させて誕生した魚です。この交配は今の上皇様が1977年に埼玉県の水産試験場を視察した際に提言されたのがきっかけなのだとか。現在では「プラチナ」「大正三色」など色違いの様々な品種が市場に流通しています。
ヒレナガゴイの基本情報
元々のヒレナガゴイはインドネシア原産で、品種改良のために日本に輸入されました。最大体長は60センチほどとかなり大きくなる種で、庭の池で飼育する方も多いようです。品種改良に成功したのは1980年代初頭で、現在では様々な品種が流通しています。
ヒレナガゴイの特徴と見た目
ヒレナガゴイの特徴はその長いヒレです。この長いヒレは錦鯉よりも長く、それを揺らして泳ぐ様はとても優雅です。幼魚は金色の体色が特徴的ですが、大きくなると品種ごとに様々な模様に変化します。
ヒレナガゴイの種類と色
ヒレナガゴイはいくつかの種類に分けられ、様々な色があります。
一般的な品種と種類
ヒレナガゴイは大きく分けて3つの系統に分けられます。「三色系」は白赤黒、「更紗系」は赤や白のコントラスト、「光琳系」は黒地に白い模様が入っているのが特徴的です。
珍しい品種とその魅力
ヒレナガゴイには多くの品種が属していますが、そんな中でも珍しい品種があります。「プラチナ」は体色が銀白色、「素赤」は体が真っ赤など珍しい品種には色に特徴があります。
ヒレナガゴイの飼育方法
ヒレナガゴイはかなり大きくなる魚なので、飼育する場合はある程度の設備が必要になってきます。また、普通の熱帯魚とは若干飼育方法も違ってくるようです。次項から詳しく解説していきましょう。
ヒレナガゴイの水槽のサイズと設置方法
ヒレナガゴイはわりと大きくなる魚ですので、50センチ以上のある程度大きなサイズの水槽が必要です。泳ぐのに広々としたスペースが必要ですので、長方形の形がおススメです。水槽は安定して平らな場所、直射日光の当たらない場所を選びましょう。
ヒレナガゴイの飼育に必要な設備と道具
水槽にはフィルターを設置しましょう。ヒレナガゴイは水を汚しやすいので、強力な外部式フィルターを推奨します。また、水温の変化にも敏感なので、水槽用ヒーターやクーラーの設置も検討しましょう。
エサと食事の管理
ヒレナガゴイは雑食性で基本的になんでも食べます。ヒレナガゴイ専用の人工飼料が販売されていますので、これが栄養バランスも整っておりおススメです。栄養バランスのためにブラインシュリンプやミジンコなどの活き餌を与えましょう。5分程度で食べきれる量を1日2回程度与えましょう。
ヒレナガゴイの水質と温度の管理
ヒレナガゴイは水質や水温の変化に弱いのでしっかりとした管理が必要となります。水温は20度~25度をキープし、水槽にはヒーターやクーラーを設置しましょう。水質はPH6.5~PH7.5程度の弱酸性から中性を保ちましょう。定期的な水替えを怠らないようにしてください。
ヒレナガゴイの健康管理
ヒレナガゴイは丈夫な魚ですが、ストレスが高まると病気になることがあります。特に「白点病」はストレスで罹患しやすく、死ぬ場合もありますので要注意です。ストレスを溜めないためには適切な水質水温の管理、栄養のバランスなどを考えて飼育をしましょう。体色やヒレの状態、鱗の状態で健康状態をチェックできます。
ヒレナガゴイの繁殖
飼育下でのヒレナガゴイの繁殖はかなり難しいです。しっかりと環境を整えても運が必要となってくるでしょう。
繁殖のための環境つくり
水温は18度から21度くらいの春先が繁殖に最適な季節です。水槽は広いものを用意し、産卵床となる水草や流木も用意しておきましょう。水は清潔に水質を保ちましょう。
繁殖成功のポイント
ヒレナガゴイの飼育下での繁殖は難しく、オスとメスを水槽に入れて様子を伺うしかありません。上記で示した環境を整えること優先し、水槽を見守りましょう。場合によっては専門家のアドバイスを仰ぎましょう。
ヒレナガゴイの購入方法
ヒレナガゴイの購入方法はいくつかあります。主なものは「専門店」「ペットショップ」「オンライン通販」などが考えられるでしょう。
オンラインでの購入とその注意点
オンラインの購入は近くに専門店が無い方や、時間が無い方にはお勧めできますが、「現物を確認できない」というデメリットがあります。不安な点はあらかじめメール等で質問するなど、購入は慎重に行いましょう。
実店舗での購入
実店舗での購入は直接現物を確認出来、店員からのアドバイスを聞けるという大きなメリットがあります。特に初心者は購入前にしっかりプロの話を聞いておきましょう。
おすすめの販売店
ヒレナガゴイのお勧めの販売店は錦鯉の専門販売店です。所謂総合のペットショップとは違い、錦鯉の仲間を専門に扱う店です。こちらならばどんな種類を購入しても適切なアドバイスを受けられることでしょう。
ヒレナガゴイの最大の大きさと寿命
ヒレナガゴイの寿命と大きさは品種や環境によって変わりますが、大きさは1メートルを超えることもあります。寿命は適切な飼育下であれば10年を超えてきます。
ヒレナガゴイの大きさと成長速度
ヒレナガゴイの成長速度は品種によって大きく変わってきます。適切な環境であれば1年間に10センチから15センチほど大きくなっていきます。10年も経てば1メートルを超えることもあるでしょう。
ヒレナガゴイの長寿のためのケア方法
ヒレナガゴイの長寿のためにはストレスを溜めないことが重要です。ヒレナガゴイは水質や水温の変化に弱いため、こまめにそれらを確認し、定期的な水替え、エサの食べ残しなどの掃除を忘れないようにしましょう。
ヒレナガゴイを飼育するメリットとデメリット
ヒレナガゴイを飼育するメリットはその優雅さを楽しめることです。大きな体と長いヒレを揺らして泳ぐ姿は水槽で見ると圧巻です。デメリットは費用がかさむことです。ヒレナガゴイは体が大きいので大きな水槽が必要となり、環境の変化にも弱いのでフィルターやクーラー、ヒーターなどを完備する必要もあります。
ヒレナガゴイの飼育の楽しさと魅力
ヒレナガゴイは美しく、それだけでも飼育をする魅力はあり、水槽周辺の風景を一変させる楽しさもあるでしょう。また、長寿なため、かなり思入れをもって育てることができるでしょう。
ヒレナガゴイの飼育で気をつけたいポイント
ヒレナガゴイは水質や水温の変化に敏感な魚です。そのため、定期的な水換えや水温水質の管理は必須となりますので、できるだけ水槽の確認を怠らないようにしてください。できるだけストレスを溜めないようにするのがポイントです。
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