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パールグラミーの飼育のポイントとは?真珠のような美しい熱帯魚

2023年3月31日

パールグラミー pxf

 

パールグラミーは体に入る白い斑点が真珠のように見えることから名づけられた熱帯魚です。その美しさと水質にもあまりこだわらないことから、初心者にも人気があります。

 

今回の記事ではそんなパールグラミーの飼育のポイントについて調べてみましょう。

 

パールグラミーは東南アジアの水田に住む熱帯魚

 

パールグラミーは「スズキ目ゴクラクギョ科」に分類されるスズキの仲間で、「ゴクラクギョ科」には同じく観賞用として人気な「グラミー」の仲間も含まれます。原産地はインドネシア、タイ、マレーシアなどの東南アジアで、沼や池、水田など流れの少ない場所に生息しているようです。

 

 

パールグラミーは真珠のような体の模様が美しい

パールグラミー pxf

 

その名が示す通り、体全体に見られる白い斑点模様が真珠のようでとても美しいです。体の中央には黒いラインが入り、真珠模様とのコントラストが見ごたえがあります。オスは成熟してくると体色はオレンジ色になり、胸ビレと尻ビレが伸びて体の派手さが増してきます。

 

成熟したオスとメスは見分けがつきますが、通常ではオスとメスは見分けることは難しいです。体長は12センチくらいでやや大きめなので飼育する際はある程度余裕のある大きさの水槽が必要になってくるでしょう。寿命は3から4年くらいと一般的な熱帯魚と同様短めです。

 

 

水質にはこだわらないが、水の流れには注意

 

パールグラミーは水質にはあまりこだわらない丈夫な魚です。しかし、弱酸性の水質を最も好むので、その水質を保つと体の発色が良くなります。元々は流れのあまりない場所に生息している魚なので、水流があまり無いようにしておくことが必要になってきます。水流を弱めるにはシャワーパイプの穴を広げたり増やすことやサブフィルターを増設することが考えられます。

 

 

パールグラミーのエサはなんでも食べる

 

パールグラミーの食欲は旺盛で、基本的になんでも食べます。フレーク系の人工エサを基本的に与え、栄養のバランスを考えて時折冷凍アカムシなど生き餌を食べさせると良いでしょう。生餌を与えると発色も良くなるのでおススメです。

 

浮遊性の餌が食べやすいようですが、水槽の底に落ちたエサも問題なく食べてくれます。口も大きいので餌を砕いたりしなくても大丈夫でしょう。

 

 

混泳は可能だが、オス同士だと争いが起こる

 

パールグラミーは基本的には温和な魚なので、混泳には向いています。ただ、パールグラミーは体の大きさが10センチ前後とやや大きめなので、それより小さな魚は食べられてしまう恐れがあるので混泳は避けた方が無難でしょう。

 

また、パールグラミーはオス同士で小競り合いを起こすことがありますので、隠れ家として水草を水槽に投入しておくことをお勧めします。オスを少なめに水槽に入れておくことが争いの予防にはなるのですが、オスとメスを見分けるのは難しいので、プロに確認しておくのが良いでしょう。

 

 

パールグラミーの繁殖は可能なのか?

 

パールグラミーは水面に泡を集め「泡巣」を作る性質があります。この「泡巣」でオスは子育てを行うのです。繁殖に成功するとメスは泡巣に卵を産み付け、オスがその中で子育てを行います。

 

繁殖までは何とかなることも多いのですが、パールグラミーの稚魚はとても小さく、ブラインシュリンプなどの餌も食べることができません。エサはインフゾリアなどプランクトンを与えることになりますが、その小ささから他の魚に食べられることも多く、稚魚から育てるのはとても難しいといってよいでしょう。

 

 

パールグラミーは購入できる?

 

繁殖は難しいパールグラミーですが、店舗や通販で購入することはできます。大きめの魚なので、セット販売は少なく主に1個体あたり300円から500円くらいで販売されています。通販でも購入することができますが、実店舗ですと飼育のアドバイスを聞くこともできますので、そちらもおすすめです。

 

 

パールグラミーの仲間たち

 

パールグラミーをはじめ「グラミー」と呼ばれる熱帯魚には様々な種類がいます。いずれも色鮮やかで見た目が映える個体ばかりです。パールグラミーとの混泳も可能ですので、チャレンジしてはいかかがでしょうか。

 

 

 

主なパールグラミーの仲間としてはブルーの体と赤のラインが美しい「ドワーフグラミー」、輝くブルーがまぶしい「コバルトブルードワーフグラミー」などがいます。

 

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パールグラミーの飼育のまとめ

 

パールグラミーは大きめの個体ですが、飼育は難しくはないので、初心者にもお勧めの熱帯魚です。上手く飼育のポイントを押さえれば、体色は実に美しいので、お部屋のアクセントにもお勧めですよ。

 

 

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