グラミー

鳴く魚!?クローキンググラミーと小型グラミーを飼ってみよう

2016年8月10日

クローキンググラミー ネオス引用

(写真引用元:ネオス楽天市場

 

耳をすませて、魚の「鳴き声」を楽しんでみませんか?

ありえないと思われるかもしれませんが、クローキンググラミーなら本当にできるんです。

不思議な性質を持ったクローキンググラミーの他、

小さな宝石のようなピグミーグラミーなど、魅力的な小型グラミーたちをご紹介します。

 

クローキンググラミーの基本情報

クローキンググラミー2 ネオス引用

(写真引用元:ネオス楽天市場

 

グラミーは東南アジア産で、広義ではスズキの仲間に属し、闘魚として知られるベタも含まれています。

成長してもわずか3cmのピグミーグラミーから、

1mを超え現地では食用にされるオスフロネームスグラミーまで多種多彩。

ここでは10cm以下の小型グラミーに絞って説明します。

多くの魚種が原産地・東南アジアで養殖されており、入手は容易です。

 

クローキンググラミーの飼育環境

クローキンググラミー3 ネオス引用

(写真引用元:ネオス楽天市場

 

ブルードワーフグラミー、ハニードワーフグラミー、パールグラミーといったポピュラーな品種のブリード個体は、

カルキ抜きした水道水、標準的な飼育設備と人工餌で問題なく育てられます。

繊細な扱いが必要となるクローキンググラミー、ピグミーグラミー、チョコレートグラミーといった品種には弱酸性の軟水と、

落ち着ける環境、冷凍餌やブラインシュリンプなどを用意しましょう。

水温は一般的な熱帯魚に共通する25度よりやや高めの26~27度に設定します。

 

 

クローキンググラミーの水槽

 

 

数を増やし過ぎなければ60cm水槽はもちろんインテリア性の高い30cm程度のキューブ水槽でも飼育できます。

強い水流を好まないためスポンジフィルターを用います。

クローキンググラミー、ピグミーグラミーはフィルター無しで、換水や足し水だけでも飼育可能です。

もちろんヒーターは必須です。

 

 

クローキンググラミーの水質

 

 

デリケートな魚種にはいわゆるブラックウォーターと呼ばれる、茶色がかった弱酸性の軟水を用意します。

「ブラックウォーターの素」と呼ばれる液剤やマジックリーフ、

観賞魚用のピートモスを使って作りますが、どちらもややコストがかかります。

最も安価に済ませたいなら園芸用のピートモスを利用します。

そのままだと魚類にはアクが強すぎるので、お湯出ししてから濾したものを用います。

腐りやすいので少量ずつ作るとよいでしょう。

 

 

 

クローキンググラミーの底砂

クローキンググラミーは薄暗く落ち着いた環境を好むので、暗い色の底砂を用意します。

流木も多めに入れておきましょう。

マングローブの根のように枝状にひろがった流木は、よい隠れ場所となり、すっきりしたレイアウトに仕上がるのでおすすめです。

水草は暗めの環境でもよく育つミクロソリウムなどがよいでしょう。

クローキンググラミーの餌

 

口の小さいピグミーグラミーは市販の顆粒餌だとうまく食べられません。

冷凍ミジンコや細かくすりつぶしたフレークフードを与えます。

チョコレートグラミーは人工餌を受け付けない場合が多いようです。

冷凍のミジンコやブラインシュリンプが中心になります。

いずれも肥満しやすいので控えめに与えましょう。

 

 

クローキンググラミーの混泳

 

クローキンググラミー、ピグミーグラミー、チョコレートグラミーは同種だけの飼育が無難です。

パールグラミーなど鮮やかな体色や柄が魅力の品種は、むしろ混泳させて楽しみましょう。

底棲のコリドラスとの組み合わせも抜群です。

 

クローキンググラミーの主な品種

 

ピグミーグラミー

 

最大3cmまでしか成長しない。

クローキンググラミーほど大きい音ではないが鳴くことができる。

一見、地味な体色だが徐々に青みが強くなってくる。

 

チョコレートグラミー

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かつては飼育難度の高さで有名だった。

ブリード個体の出回るようになった現在ではややハードルが下がったものの、

水質の急変に弱く、餌をえり好みする難しさは変わらない。

 

コバルトブルードワーフグラミー

 

 

青い体色をさらに強調した改良品種。

オスの方がさらに青みが強く出る。飼育は容易で、カラシンなど他の小型種と混泳も可能。

人工飼料もよく食べる。

 

 

クローキンググラミーと小型グラミーのまとめ

 

 

上記のような弱酸性の軟水、緩めの水流、隠れ場所の多い環境を用意して、

クローキンググラミーを数か月ほどじっくり飼い込むと「ココ、コツッ」という鳴き声を聞くことができるようになります。

正確には胸ひれを使って発する威嚇音で、夜は意外と大きく響くので驚くほどです。

縄張り争いの時に発する音なのですが、適切な環境で成熟するまで飼育し続けた証明でもあります。

この頃には青い発色も強くなり、ショップにいた時の地味な姿から想像つかないほど美しくなります。

飼い込む充実感をぜひ体験してみてください。

 

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この記事を書いた人:ひよこ亭

 

 

HN:ひよこ亭

自己紹介:熱帯魚歴20年。最近は日淡やらんちゅうにも凝り始めました。

好きな熱帯魚:プレコ、サカサナマズ
 

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