ノーザンバラムンディはどっしりとしたフォルムが印象的な魚です。アロワナの仲間としては小型ですが、その分飼育しやすいとして人気があります。今回の記事ではそんなノーザンバラムンディの飼育のポイントについて調べてみましょう。
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この記事の目次
- ノーザンバラムンディとは?
- ノーザンバラムンディの特徴
- ノーザンバラムンディの原産地と分布
- ノーザンバラムンディの飼育の方法
- ノーザンバラムンディの水槽のサイズと設置方法
- ノーザンバラムンディの適切な水温と水質管理
- ノーザンバラムンディの餌の種類と餌付け方法
- ノーザンバラムンディの混泳のコツと注意点
- ノーザンバラムンディの成長と寿命
- ノーザンバラムンディの成長速度とサイズ
- ノーザンバラムンディの成魚と幼魚の違い
- ノーザンバラムンディの長寿のためのポイント
- ノーザンバラムンディの購入方法
- ノーザンバラムンディの購入先と通販サイト
- ノーザンバラムンディの価格と値段の相場
- ノーザンバラムンディの稚魚から飼育と注意点
- ノーザンバラムンディとアロワナの違い
- ノーザンバラムンディとアロワナの簡単な見分け方
- ノーザンバラムンディとアロワナの性格や飼育難易度の比較
- よくある質問
- ノーザンバラムンディの餌は何ですか?
- ノーザンバラムンディの色合いと色揚げ方法
- ノーザンバラムンディは90センチ水槽で飼えるか?
- 飼育例とレイアウト
- ノーザンバラムンディの飼育のまとめ
ノーザンバラムンディとは?
ノーザンバラムンディは一般的にはあまりメジャーな魚ではありませんが、どのような魚のでしょうか?次項から詳しく説明していきましょう。
ノーザンバラムンディの特徴
ノーザンバラムンディは、オーストラリア北部原産のアロワナ科に属する大型淡水魚です。細長い紡錘形の体と銀色の鱗が特徴で、成長すると1メートルを超える個体もいます。肉食性で、強力な顎と鋭い歯を持ち、小魚や甲殻類などを捕食します。
ノーザンバラムンディの原産地と分布
原産地はオーストラリア北部の熱帯地域で、大河川や河口付近に生息しています。水温が高く、水質が安定している環境を好みます。
ノーザンバラムンディの飼育の方法
ノーザンバラムンディはやや大きめの魚なので、飼育するにはある程度の設備が必要になるでしょう。次項からはノーザンバラムンディの飼育方法について調べてみましょう。
ノーザンバラムンディの水槽のサイズと設置方法
コトブキ工芸 ワイド900(90×30×36cm) 180サイズ
最低でも120cm以上の水槽が必要で、できれば180cm以上の水槽が理想で、特にノーザンバラムンディは旋回が苦手な魚ので、奥行きが重要になってきます。奥行きは60センチ以上ある水槽を選び、水槽はかなり重くなるので床面の補強が必要となってきます。濾過システムは強力なものを選び、水質の安定を図りましょう。
ノーザンバラムンディの適切な水温と水質管理
水温は25~30℃が最適です。ヒーターを用いて水温を一定に保ちましょう。水質はpHは中性~弱アルカリ性、硬度は中程度が理想で、定期的な水換えを行い、水質の悪化を防ぎましょう。水換えは全体の1/3~1/4を週に一度程度交換しましょう。
ノーザンバラムンディの餌の種類と餌付け方法
メダカ、金魚、コオロギ、エビなどが人気で、ペレットタイプやフレークタイプの人工飼料も与えられます。餌付けの初期は生餌を与え、徐々に人工飼料に切り替えていくと良いでしょう。
ノーザンバラムンディの混泳のコツと注意点
ノーザンバラムンディは気性が荒く、どんな魚でも容赦なく攻撃して死なせてしまうこともあります。混泳はしない方が無難でしょう。
ノーザンバラムンディの成長と寿命
ノーザンバラムンディは成長も早く、寿命も長い傾向があります。
ノーザンバラムンディの成長速度とサイズ
稚魚から幼魚にかけては、成長速度が非常に早く、数ヶ月で数倍の大きさに成長することもあります。ある程度のサイズに達すると、成長速度は徐々に鈍化していきます。1メートルを超える個体も確認されていますが、水槽飼育下では、水槽のサイズや個体の遺伝的な要因によって、最大サイズが制限されることがあります。おおむね40から60センチサイズの個体が多いようです。
ノーザンバラムンディの成魚と幼魚の違い
幼魚は体色が暗く、成魚になるにつれて銀色に変化します。また、ヒレも伸び、体も長くなります。
ノーザンバラムンディの長寿のためのポイント
水質管理を徹底し、栄養バランスの取れた餌を与えることが長寿の秘訣です。ノーザンバラムンディは肉食魚のため、動物性タンパク質を主食とする必要があります。しかし、単にタンパク質さえ摂取していれば良いというわけではありません。人工飼料だけでなく、生餌や冷凍餌も上手く組み合わせることで、よりバランスの取れた食事を提供することができます。
ノーザンバラムンディの購入方法
ノーザンバラムンディは規制もなく、個体数も多いため様々なルートから購入することができます。
ノーザンバラムンディの購入先と通販サイト
【死着保証あり】ノーザンバラムンディ (15cm+) (1匹)
熱帯魚専門店やオンラインショップで購入できます。信頼できる販売店を選ぶことが重要です。専門店では魚の状態を直接確かめることができるのがメリットです。鱗が光沢があり、しっかりと密着している個体を選びましょう。鱗が剥がれていたり、変色していたりする場合は、病気の可能性があります。また、目が白濁していたり、充血していたりする場合は、病気の可能性があります。
ノーザンバラムンディの価格と値段の相場
ノーザンバラムンディは大きくなるほど価格が上昇します。小さなサイズだと4000円前後で購入できますが、大きなサイズだと15000円前後でうられていることが多いようです。
ノーザンバラムンディの稚魚から飼育と注意点
稚魚はデリケートなので、水質管理を徹底し、こまめな餌やりが必要です。ただ、稚魚は流通が少なく、飼育下での繁殖も難しいので稚魚から育てるのはむずかしいでしょう。
ノーザンバラムンディとアロワナの違い
ノーザンバラムンディは体形が細長く、アロワナは体形が平べったい点が大きな違いです。また、ノーザンバラムンディは活発で攻撃的な性格ですが、アロワナは比較的おとなしい性格です。飼育難易度は、どちらも高いですが、ノーザンバラムンディの方がやや難しいと言えるでしょう。
ノーザンバラムンディとアロワナの簡単な見分け方
ノーザンバラムンディは紡錘形で下あごが突き出しており、アロワナは平べったく口は小さめで上向きです。
ノーザンバラムンディとアロワナの性格や飼育難易度の比較
ノーザンバラムンディの性格は活発で攻撃的ですが、アロワナは比較的おとなしいです。飼育難易度でいうとどちらも難易度は高めですが、ノーザンバラムンディの方が性格が激しい分難易度は高くなりそうです。
よくある質問
次項からはノーザンバラムンディの飼育のポイントについてよくある質問をまとめました。
ノーザンバラムンディの餌は何ですか?
生餌(メダカ、金魚、コオロギなど)や人工飼料を与えます。
ノーザンバラムンディの色合いと色揚げ方法
銀色の体色が特徴ですが、餌の種類や水質によって多少変化します。色揚げには、赤色の色素を含む餌を与えることが効果的です。
ノーザンバラムンディは90センチ水槽で飼えるか?
90cm水槽では、幼魚を飼育することは可能ですが、成魚を飼育するにはスペースが不足します。最低でも120センチ以上の水槽が必要です。
飼育例とレイアウト
原産地であるオーストラリアをイメージしたレイアウトがおススメです。大きな流木や岩を配置し、隠れ家や遊泳スペースを作ります。水草は、丈夫で成長が早い種類を選びましょう。自然光に近い照明を使用することで、より自然な雰囲気を出すことができます。
ノーザンバラムンディの飼育のまとめ
ノーザンバラムンディは魅力的な大型魚ですが、飼育には十分な知識と経験が必要です。この記事を参考に、ぜひノーザンバラムンディの飼育に挑戦してみてください。