ph無調整ピートモス 長繊維タイプ 200g 1袋 熱帯魚 卵生メダカ 産卵 関東当日便
アクア初心者を抜け出すためのステップは、飼育魚に合った水作りができること。
特に、多くの熱帯魚が好む弱酸性の水作りはぜひチャレンジしたいところ。
そんな時に役立つ「ピートモス」の使い方をご紹介しましょう。
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ピートモスの選び方
ph無調整ピートモス 長繊維タイプ 200g 1袋 熱帯魚 卵生メダカ 産卵 関東当日便
ピートモスを購入するルートは、アクアショップと、園芸店の二通り。
それぞれにメリット、デメリットがあります。
○アクアショップのピートモス
・生体に影響が出ないよう配慮されている。
・繊維が長いのでゴミが出にくく、フィルターの目詰まりを気にしなくてよい。
・割高感がいなめない。
○園芸店のピートモス
・「PH調整済」と書かれているものには石灰が含まれており、生体にダメージを与えるおそれがある。
・繊維が短く粉末状なのでゴミが浮きやすく、フィルターの目詰まりに注意が必要。
・とにかく割安。
予算と手間を考えてどちらかからセレクトしてください。
園芸店のピートモスは「PH未調整」と書かれていればアクアリウムにも使えます。
ピートモスの使い方
ピートモスは水苔が長い時間をかけて泥状に変化したものです。
そのため、そのまま水中に入れるとボロボロに崩れ、泥水にしてしまいます。
必ず水を通す素材に包んで使いましょう。
木綿のさらし布、コーヒー用のろ過布、ストッキングなど目の細かいものであれば何でもかまいません。
園芸店のピートモスは使用する前に熱湯で煮沸し、殺菌しておきましょう。
商品によっては何度か煮出す下準備を行わないと、飼育水が濃い茶色になってしまいます。
アクアショップのものも一度煮沸し、数日水にさらしてから使った方が安心です。
ピートモスの適量は?
飼育水の元々のPH、求めているPH、水槽サイズ、
使用するピートモスの質によって使用するピートモスは変わってきます。
ここでは60cmレギュラー水槽で、
PH7.0の中性から6.5~6.8に落とすことを目標にするとしてお話を進めていきましょう。
一番気をつけなければならないのは、
入れすぎによって急激にPHが変化し、魚がショックを起こしてしまうこと。
安全かつ確実に行うにはピートモス用の溜め水を作っておくことです。
小型水槽やスチロール箱、衣装ケースに水を張り、布で包んだピートモスを投入します。
最初はひとつかみほどの分量からスタートしましょう。
翌日からPHをチェックし、求めている数値になったら換水に用います。
変化がゆるやかすぎるようだったらピートモスの量を増やしましょう。
PHが下がりすぎているなら、換水はごく少量にとどめましょう。
こうして別容器でピートモスの水を用意しておけば、使用量を把握しやすく、換水も適切に行えます。
一方でPH計の購入が必須(試験紙では面倒です)、
秋冬は水を温めて温度調節が必要といった手間がデメリットとなります。
簡便なのは布などに包んで、フィルター内に入れること。
最初はティーバッグほどの少量から始めて調節していきます。
そのまま入れてもかまわないのですが、繊維のくずが出るので美観を損ねてしまいます。
フィルターから出し入れするのが面倒であれば、
ピートモスの入った包みを水中に入れてしまってもかまいません(見栄えはしませんが…)。
こちらの場合もまずは大さじ1杯、ティーバッグ1個ほどの少量から試します。
園芸店のピートモスは水質の傾け方も、色の付き方も強く出る傾向があります。
アクアショップのピートモスより控えめに使うのがコツです。
ピートモスがわりに使える素材
水質を弱酸性に傾けるためにピートモスを使う理由は、腐食物質の力を利用しているから。
言い換えれば、腐食物質を含んでいるモノなら何でもピートモスの代用品になるのです。
落ち葉や枯れ葉には腐食物質が含まれています。植物の種類によって含有量は異なっており、
腐食物質の豊富なある種類の葉は「マジックリーフ」の名で商品化されています。
アクアショップでマジックリーフを購入せず、
0円で済ませたいという倹約家の方は庭や公園の落ち葉を利用することもできます。
クヌギやヤシャブなど葉が大きく、繊維が強く崩れにくい樹木の葉がおすすめです。
ただし、公園の植樹には殺虫剤の付着が考えられます。
生体、特にエビ類に深刻なダメージを与える可能性もあるので、自己責任で使用してください。
落ち葉を採取したらまず流水でよく洗い、次に煮沸して殺菌します。
使用する時はそのまま水中へ。自然の湖沼に似た雰囲気が出るのでなかなか味わいがあります。
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