メダカはもちろんあのおなじみの魚ですが、なんと、1匹で100万円もするという「高級メダカ」というのが存在するんだそうです!
しかし、いったいどんな世界なんでしょうか(笑)
さらに、こんな高級なメダカのため、盗難事故まであるというのでおどろきです。
今回は、メダカについて、飼育の面白さや世にも奇妙な「高級メダカ」の盗難事件などについてご紹介します。
メダカとは?
メダカとは、ダツ目のメダカ科メダカ属に属する淡水魚の呼び名です。
体長3.5cmくらいの小さい魚で、側線はなく、背びれは腹びれの前後に長い前端よりも後ろにあります。
特徴的な名前は、目が大きくて頭部から飛び出していることからつけられています。
飼育が簡単で金魚のように鑑賞魚として昔から日本人には親しまれていて、「めだかの学校」という童謡でも知られていますね。
最近では多数の科学研究のために使われていてますが、なんと現在「絶滅危惧種」になってしまっているということをご存知でしたか?
これは環境悪化や農地改良などが原因とされています。
メダカの飼育は奥が深い!
また、メダカは飼育しやすいというのも魅力です。
飼育方法は基本的にどのメダカもいっしょで、アクアリウムに必要な「ヒーター「ポンプ」などの機材もいらないため、初期費用もそれほどいらないという点もうれしいところ、日本人にとってポピュラーなメダカは最近は品種改良によって、いろいろなカラーのメダカが生まれていて、「メダカブーム」が起きているほどです。
また、改良メダカという、繁殖させて品種改良していくのも魅力のひとつ。きれいな体色がどのようにでるのかという点だけでも、実に奥深いものがあります。毎年2回行われている品評会では、メダカの愛好家たちが手塩にかけた改良メダカを出品しています。
知られざる高級メダカの世界
熱帯魚ショップなどで販売しているメダカは、普通は1匹100円くらいですよね。
しかし、なかには数万円もするという高級メダカまであり、さらに、レアの中のレアになれば、ものすごい高額になるものもあります。
高級メダカの代表は「3色メダカ」「ブラックリム」「スモールアイ」などです。
さらに、2010年に登場したという稀少な「サムライメダカ」には、1匹で100万円もの値段がついたんだそうです!
メダカがこのような高額になるのは、「維持管理コスト」や「希少性」と、前述のように品種改良の莫大な手間等が理由としてあげられます。
ただ、最初は稀少だったものでも、品種として定着していくと値段が下がってくるようです。
風変わりな高級メダカの盗難事件
このように、1匹で100万円もするというものまであるという「高級メダカ」のため、最近ではお店で盗難事件まで起きているようです。
なんと先日はこんな珍事件が。
新潟県のアクアリウムショップ「World Green Aquarium」で、高額なメダカが5匹なんと「代金100円置いて行きます 7/18」
という書置きを残した犯人に盗難されてしまったそうです!
盗難が酷い。
あなた様が価値を勝手に決めないでください。時間、お金、愛情がかかります。あなた様が5匹で100円と付けましたが2万円以上で取引されています。こんな身勝手な人にメダカをもらって欲しくはないですが私が毎日毎日大切に育てたメダカです!最後まで責任を持って立派なメダカにしてな! pic.twitter.com/WhXVvzl3jA— World Green Aquarium (@gyorui_net) August 24, 2019
盗まれたメダカは1匹でも5000円以上。
これはなんともすごい話ですね。
しかも、100円を置いてご丁寧に書置きまで残しているというのが。この書置きから、店主は犯人を年配の人だと想像して被害届を保留したとか。たしかに、わざわざ書置きまでする泥棒というのもめずらしいですよね。
お店では、このような被害がすこしでもなくなるようにと今回の件をTwitter上で公表しています。
自宅のメダカが化けるかも
「高級メダカ」と一風変わった盗難事件についてでした。
このように、メダカの品種改良というのは実に奥が深いようです。
もし自宅のメダカに、黒目の小さいメダカやきれいな色のメダカがいたら、それだけでラッキーなので、大事に育ててみましょう。
もしかすると、飼ってくうちに品評会に出せるようなメダカになるかもしれませんね!?