はじめての深海

「世界一醜い生物」!?ブロブフィッシュの生態





ブロブフィッシュという深海魚がいます。このブロブフィッシュ、「世界一醜い生物」とも言われているんです。

ここで、ブロブフィッシュの生態なども含めて紹介していきます。





深海魚のブロブフィッシュの生態

ウラナイカジカ科 wikipedia

ウラナイカジカ科 wikipedia

 

深海魚のブロブフィッシュは、和名では「ニュウドウカジカ」とも呼ばれるウラナイカジカ科の一種です。

坊主頭のお坊さんのような外見なので、ニュウドウなんでしょうか?

 

30cmほどの大きさで、基本的にオーストラリア〜タスマニア島〜ニュージーランドまで、日本近海ではオホーツク海からベーリング海の深海600m〜1200mに住んでいます。一番大きなニュウドウカジカの個体では、40cmから60cmにもなるそうです。

 

体の筋肉が非常に少なく、ほとんどがゼラチン状物質でできていて、そのため泳がずに海底から体をすこし浮かせることができてエネルギーを節約できるので、深海という過酷で特殊な環境にも適応できるようになったとされています。捕食中の姿は確認されていませんが、海底にいる甲殻類が獲物という説が一般的となっています。

 

目の前にきた小さいエビ・カニなどを丸呑みするんだとか。このように省エネルギーをしながら泳いだり食べたりして、厳しい深海をたくましく(?)生きている魚です。ブロブフィッシュはウラナイカジカ科全体を表していることも多いです。

 

ウラナイカジカ科という科は、太平洋や大西洋等、世界中の海の海底に分布しています。水深の範囲は広い範囲にわたり、浅い場所からブロブフィッシュのように深海2800mに住んでいるものまで、様々です。

 

ブロブフィッシュは「トロール網」にかかる魚で、詳しい調査がされていないため個体数は正確にわかっていませんが、過酷な深海に住む魚ということで、数は多くないとされていて、ブロブフィッシュが深海の「トロール網」で絶滅危惧種になるかもしれないと懸念を抱いている学者もいます。





ブロブフィッシュが醜くなってしまう理由

 

ブロブフィッシュは、2014年にイギリスにある「醜い動物保存協会」という協会が開いた世界でもっとも醜い生き物コンテストで見事一位に輝いてしまった生物です。画像で見ると、鼻のような部分が異様にでかいので、やはりかなりインパクトがありますね。

 

ということでブロブフィッシュは世界で一番醜い生き物とされているんですが、これには人間の勝手な事情があります。それは、ブロブフィッシュは陸に上がることで醜くなってしまうということです。

 

実はブロブフィッシュは、本来の生息地である深海では大きなナマズのような姿なんですが、陸に上がると気圧によって体がドロドロになってしまうことで、このような姿になってしまうのです。陸に上がるとデカイ鼻のように見える部分は、本来は頭部の一部とされています。

 

ネットでは実はかわいい!なんていう意見もあるようで。

 

ブロブフィッシュの味は?

 

そしてまた人間のサガというか、ブロブフィッシュを食べた人がいるそうです。ブロブフィッシュといえば高級魚のカサゴの種類なのでおいしいかもしれないと思ったんでしょう。

 

ブロブフィッシュの味は、食べた人によるとなんと「カニ」に似ているんだそうです。カサゴは淡白な味をしていますが、ブロブフィッシュの味はカニに近くさらにカニよりも甘みがあってとても美味しいとか。

 

本来は全然醜くないんです

 

世界一醜い生物とも言われる、ブロブフィッシュについてでした。このように、世界一醜い生物といっても、それは陸に上がった状態のことなんですね。イギリスの「醜い動物保存協会」も、ブロブフィッシュをイメージキャラクターにしているんだとか。

 

ちなみに、やはり陸に上がってしまうとすぐに死んでしまうそうで、水族館などでは飼育できないんだそうです。ただ、沼津港深海水族館のツイッターでは、「いつの日か飼育してみたい」というつぶやきがありました。

 

いつか、水族館でブロブフィッシュを見ることができるのでしょうか?

個人的には、深海の生物なんだから陸に上げないでそのままにしておけば、という気もするんですが。

 




関連記事

  1. 究極の愛の形、雄の壮大な人生と呆気無い最期、オニアンコウの一種を…
  2. ラブカをもっと知ろう!深海の生きた化石でもある古代サメの魅力
  3. 見た目はグロいけど実は美味しい深海魚7選
  4. 神秘的な怪魚、頭が透明な深海魚デメニギスの生態と近年の研究報告を…
  5. メンダコ Opisthoteuthis depressa wikipedia 深海のタコ「メンダコ」は臭いってほんと?
  6. 幻の深海生物ユウレイイカの生態に迫る!全身イルミネーションの深海…
  7. ミツクリザメ wikipedia 見た目が怖い!?深海魚のミツクリザメの雑学
  8. フウセンウナギは深海のアナコンダ、まるでエイリアンのような形をし…

ピックアップ記事

  1. サルビニアククラータ charm

おすすめ記事

  1. メダカの越冬の餌やり。必ず知っておきたいこと メダカ f
  2. ネオンテトラには泳ぐ位置がある!混泳の注意点と遊泳層 ネオンテトラ 大群 群れ
  3. ネオンテトラの寿命は?ブルーの体色がきれいな熱帯魚の寿命 熱帯魚の王様 ネオンテトラ
  4. 冬の金魚の餌やりについて。冬眠はさせたほうがよい? 金魚 f
  5. 金魚を玄関で飼う意味は?冬場の水温対策は? 金魚 f
  6. 愛嬌ある熱帯魚「コリドラス」の冬越しはどうやる? コリドラス f



おすすめ記事

ハイセンスなホームセンター「ユニディ ラゾーナ川崎店」でグッピー用の流木を買ってみた。

こんにちはおとぼけです。…

淡水魚の臭い対策!これぞアクアリウムの香り、なんて喜んでいられない

水槽の置いてある部屋は独特のにおいがしますよね。アクアリストによ…

【絶対押えておくべき】横浜のおすすめ熱帯魚(アクア)ショップ4選!

今回は横浜市にある熱帯魚ショップについてのご紹介です。横浜市には多く…

熱帯魚の冬対策をしよう!ヒーターやサーモスタットの選び方

アサヒ 電子サーモスタット 関東当日便ヒーターとサーモスタットは、フィルター…

メダカとマツモ2 f 高級メダカはなんと盗難まで!?知られざる高級メダカの世界

メダカはもちろんあのおなじみの魚です…

メダカとマツモ f メダカ飼育で絶対に押さえておくべきリスト【保存版】

日本に古来から存在する最小の淡水魚メダカは、長年…

おすすめ記事

  1. ミナミヌマエビとレッドチェリーシュリンプ、レッドファイヤーシュリンプなどの亜種
  2. グッピーとは混泳してはいけない熱帯魚、エンゼルフィッシュ
  3. エキノドルスの育て方と使い方、効果など紹介!
  4. 流木の導入・アク抜き方法・購入時の注意点など総まとめ!
  5. ネオンテトラの飼育に適した照明ライトは何?各照明ライトを徹底解説!
  6. カルキ抜きに必要な時間と中和液を使わずにカルキ抜きをする方法
PAGE TOP