メダカ

自然界のメダカの捕まえ方、子供時代を懐かしもう

2021年7月13日

メダカ f

 

日本でもっともポピュラーな魚の1種といえば、メダカですよね。「メダカの学校」なんて懐かしいですね〜。というわけで、このメダカをアクアリウムで飼育してみたい方もいるでしょう。メダカはお店でも売られていますが、野生のメダカを捕まえるという方法もあります。

 

ここで、野生のメダカの捕まえ方紹介してみましょう。

 

メダカも最近は見かけなくなりました

 

 

メダカは、メダカ科メダカ属の淡水魚です。東アジア〜東南アジアに生息している魚のため、日本でも野生のメダカが川などにいます。アクアリウムのメダカといえば、日本では金魚と同じくらいポピュラーな存在ですね。日本の野生の川などに存在するため、これを捕まえて飼っていた、という人も多いでしょう。

 

しかし、初心者だと、「あんな小さい魚をどうやって捕まえるんだろう」と思うかもしれません。では、ここで野生のメダカの捕まえ方について説明してみましょう。

子供のころにメダカを捕まえた人も多いでしょう

 

子供のころ、野生のメダカを捕まえて飼っていたという人もいるでしょう。野生のメダカを捕まえて飼育するというのも、アクアリウムショップで買うのとはまた違って趣があります。ただ、一昔ならどこにでも見かけられたメダカも、現在では残念ながらなかなか見られなくなっているようです。

 

現在、環境汚染などの影響で日本の野生のメダカは減少しています。メダカは、1999年に環境庁(環境省)から「絶滅危惧種2類」に指定されています。最近はこのメダカの減少を心配し、地域に生息するメダカを守るという活動も各地で盛んになっているようです。神奈川県藤沢市では、地元のメダカを「藤沢メダカ」と呼んで、小学校の先生が活動を続けています。

 

 

メダカの捕獲方法

 

日本に生息しているメダカは「クロメダカ」が一般的です。クロメダカは丈夫なのでアクアリウムで初心者が飼育するにも最適です。まずは、メダカのいる場所を探しましょう。メダカが好きな環境は、流れがゆるくて水深が浅い水辺です。

 

この点から考察すると、川の中でも流れが強い中央あたりにはいないということになります。水辺で流れが弱くて底も浅い、近くに水草などがある場所が好ポイントです。川だけでなく、上記の条件を満たしている水路にも生息していることがあります。

 

また、水草がボーボーと生えているようなイメージがある湿地帯も、メダカが生息しています。湿地帯でメダカを探すなら、足が汚れてしまう手間も考えて岸辺にしておきましょう。

 

 

野生のメダカ捕獲はアイテムが大事

 

さて、野生のメダカ捕獲でもっとも重要なのが道具です。メダカのサイズは数センチほど。しかも泳ぐスピードもかなり早いので、あんな小さな魚を手で捕まえられるのはかなりの達人ですね(笑)

 

そこで、メダカを捕まえるための道具です。メダカを捕まえるとき、もっとも一般的で確実なのが「タモ網」という網です。これは、よく見かける棒の先に網がついたアイテムです。これを、できれば2本持っていく、逃げた方向に使えるのでとさらに捕まえやすくなります。

 

 

メダカを捕まえるときは、泳ぐスピードが速いことが難点ですね。そこで、「メダカを追う」という意識ではなく、「網に誘導する」という意識で挑みましょう。タモ網を持っているので、こちらはすばやく動かないほうが警戒されにくくなって逃げられにくいでしょう。また、タモ網のほかにも、足が汚れないように長靴、捕まえたメダカを入れるバケツも持っていくとよいでしょう。

 

タモ網のほかにも、ペットボトルの中に餌を入れて置き、「ワナ」のようにしてメダカをそこに誘い込むという方法あります。しかし、ペットボトルを川や海に廃棄することが問題になっているので、使用後は必ず持ち帰りましょう。

 

 

野生メダカ捕獲時の注意点は?

 

メダカを捕まえるときの注意点として、上記のようにメダカの数が少なくなっているので、採集が禁止されている地域もあるということです。なので、メダカを捕まえるときは、その場所で採取が可能かどうかを調べましょう。

 

また、メダカに似ている「カダヤシ」を捕まえると、この魚は特定外来種なので法律で処罰させられてしまうことがあるので気を付けましょう。メダカとカダヤシの見分け方ですが、両者は似ていますが上から見ると違いがすぐにわかります。

 

メダカは上から見ると頭からしっぽまで中央に黒い線が見えますが、カダヤシにはこのラインがないということです。さらに、メダカは目の上が青色があるのが特徴で、カダヤシは目の上にはないのでここで見分けましょう。また、尾びれにも違いがあります。

 

カダヤシの尾びれは丸みがあり、メダカは「ほうき」のような形です。それから、ちょっとしたことでも水辺に入るので怪我には注意しましょう。

 

 

親子で挑戦してみては?

 

野生のメダカの捕まえ方についてでした。メダカを捕まえるなんて、なんだかノスタルジックでいいですね。現在でも、たとえば親子でやってみるといい経験になるかもしれません。今ではメダカの数も減少しているらしいので、都会よりも田舎のほうが見つけられやすいかもしれません。

 

ただ、上記のように採取が禁止されている地域もあったり間違えて似た魚の特定外来種「カダヤシ」を捕まえないようにしましょう。

 

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