金魚といえばみなさんはどんなことが思いつくでしょうか。
飼育していない人からしてみれば「金魚すくい」であったり、「持って帰っても直ぐに死んでしまう」というイメージがあったりする人もいるかもしれませんね。
しかし実際には金魚すくいで持ち帰った金魚を何年も飼育している人もいたりするものです。
たしかにすぐに死んでしまうこともある金魚ですが、それにはそれなりの理由があるのです。
今回は金魚で持たれやすいイメージとその実際についてまとめます。
この記事の目次
天然の金魚の住処とは。
金魚は中国で人間が金魚の原種となる赤いフナを発見し、それを配合したり品種改良を重ねてきて今の金魚に至ります。
金魚の始まりは西暦500年頃からだと言われています。
ときには「水の綺麗な池などに生息しているのでは」と考えている人もいるようですが、
赤いフナはいたとしてもそれが金魚として自然下で長期にわたり自生しているという報告はありません。
金魚の生命力は強いのか弱いのか。
花火大会や夏祭りなどでよく見かける『金魚すくい』ですが、金魚すくいで持ち帰った金魚を数年間に渡って飼育しきれた人がどのくらいいるでしょうか。
ほとんどの人は「金魚はすぐに死ぬから」ということを話されます。
しかしなかには金魚すくいで持ち帰った金魚であっても何年も飼育し続けて、繁殖まで成功している人もいるものです。
金魚すくいの金魚はなぜすぐに死んでしまうのか。
金魚すくいは、金魚の育成に詳しい人が店をやっているわけではありません。
その人たちは観賞魚販売店などから小赤や姉赤と呼ばれるような金魚をメインに仕入れて金魚すくいのお店を出しているのです。
つまり大量の金魚を引き取ってから素人が扱っているので金魚からしてみればストレスがかなりかかっていることでしょう。
ただでさえ狭い水槽に多くの金魚が詰められて輸送され、狭い水槽の中にいれらえて人間に追われて袋詰めにされるのです。
挙句の果てにお祭りの間は袋に入れられたまま何時間も振り回されるのですから、普段はないようなストレスを一気に受けます。
そのような状況では生命力のつよいメダカでさえ数日と持たないでしょう。
金魚がすぐに死んでしまうのにはこのような背景があるのです。
本来は金魚は強い。
本来金魚の生命力は強く、そのようなストレスを受け続けなければ何年間も飼育することができる種類なのです。
金魚は環境に慣れてくれればある程度のストレスにも耐えることはできますし、水温の変化にも比較的強く、
環境によってはエアレーションがなくても飼育することができるのです。
金魚の飼育環境について。
金魚の飼育環境はどのようなものを想像されるでしょうか。
金魚鉢を思いつく人もれいば、水槽にいろんな機材をつけての飼育を想像する人もいることでしょう。
実際の飼育環境はどのようなものなのでしょうか。
水槽でヒーター、エアレーション、ろ過器がベスト
いろんな設備が整っている環境であればベストです。
設備が多い分メンテナンスが面倒になってくるのではと考える人もいるかもしれませんが、
ろ過器やエアレーションがあれば水換えの頻度が少なくできるので逆に手間がかからなくなってきます。
また水を綺麗にもでき、エアレーションもあれば酸欠になることはありません。
つまりより金魚を確実に育成できる環境ということになるのです。この環境であれば最も金魚の育成は間違いないでしょう。
金魚鉢などでも可能。
金魚鉢では基本的にヒーターやろ過器は使用しません。
つまり金魚が汚した水をきれいにする設備は一切ありません。この環境では金魚鉢のサイズ・水量にもよりますが、基本的には毎日水換えが必要となってきます。
設備は不要ですがそれだけ私たち自身が手間をかける必要がでてきます。
そして毎日の水換えとなると金魚のストレスも大きいので金魚からしてみればいい環境とはいえません。
しかし手間をかけさえすれば金魚鉢での飼育も可能です。
実際に金魚は生命力の強い生体だった!のまとめ
金魚はきちんとした環境で飼育すれば5年は容易く飼育を続けることができるものなのです。
しかし「すぐに死んでしまう」というイメージがあるのは、すぐに死なせてしまうような環境においているからこそなのです。
また金魚は大きくなりますし、大食漢で餌も与えれば与えるだけ食べて、当然フンもおおくなります。
そのため水が汚れやすく毎日のメンテナンスが必要となります。
初心者がまず金魚を飼育するときには水槽と、ブクブクとも言われるろ過器でも構いません。
せめてそれくらいは準備してあげてください。
毎日水換えをしなくていいという分、管理も楽になるはずです。
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この記事を書いた人:meganuma
自己紹介:現在は900×600×450水槽で主にプレコ飼育と金魚鉢で金魚飼育、ビオトープで水辺植物やメダカ飼育をしております。
好きな熱帯魚:アシュラプレコ・アカリエスピーニョ・キングコングパロット、挙げればきりがありませんね。