金魚の種類はどのくらいあるかご存知でしょうか。
種類が完全に固定化されていないものも含めると100種類以上の金魚がいるのです。
最近では「どんぶり金魚」という飼育法が紹介されて再び金魚の人気も上昇しています。
しかし金魚の飼育をしている人もじつはあまり金魚の特徴などは理解していないということも珍しくないのです。
「背びれがないのも金魚」「頭が大きいのも金魚」とすべてを「金魚」でひとくくりにしていませんか。
今回は金魚の種類と特徴についてご紹介します。
この記事の目次
特徴を知れば飼育・鑑賞が楽しくなる?
冒頭でも言いましたが、いろんな特徴のある金魚すべてを「金魚」で統一してしまうのはとてももったいないです。
すべての種類の特徴を知る・覚えるのは難しいですが、金魚は大別すると3つの種類に分かれると言われています。
せめてこの3つの種類の特徴の違いだけでも覚えてみましょう。
また、同じように見えるヒレにも違いがあったりするのです。
特徴を知ることで観賞の角度も変わってきますし、より観察する楽しみがでてきます。
金魚は3種類に大別できる。
ではまずは金魚の3つの種類からご紹介します。
この3つの種類の金魚からさらに種類が枝分かれをしていくことで今の100種類以上の金魚に分かれているのです。
それではどんな特徴の3種類があるのか見てください。
①ワキン
ワキンの最大の特徴は金魚のなかでも「体がスマートな流線型」をしており、フナを小さくしたような個体です。
金魚の原種はフナですが、そのフナの特徴を最も残しているのがワキンです。
他の種類に比べて泳ぎが得意で水流にも比較的強い種類です。
②ランチュウ
ランチュウの最大の特徴は「背びれがない・肉瘤がある」というところです。
背びれがなく、金魚のなかでも身体全体がまるっこいのも特徴です。
大きく盛り上がって丸い背中も特徴のひとつです。
③リュウキン
リュウキンの特徴は体全体ではなくお腹がとくに丸くなっています。
背中がたくましく盛り上がっているのはランチュウとそう変わりありません。
ひれにも特徴がある。
金魚の観賞価値のひとつといえばヒレでしょう。
とくに尾びれは大きいだけではなく特徴を持ったものがあります。
フナ尾
フナ尾は原種のフナに最も近い形をしています。金魚ではワキンでフナ尾が見られます。
この尾をもつ種類は体が丸っこくても比較的素早く泳ぐことができます。
吹流尾
フナ尾が長くなったようなものを吹流尾とよびます。
三尾
三尾は尾びれが真後ろと左右それぞれの後ろの三つに分かれているのが特徴です。
ワキンやランチュウの種類でとくに多く見ることができます。
四尾
四尾は三尾の中心に切れ目が入ったような特徴があり、左右対称の尾びれをしています。
反り尾
反り尾は尾びれが胸鰭あたりまで広がる種類が特徴的で土佐金などに見られます。
ここまで大きな尾びれになってくるととくに水流が大敵となるため飼育環境には注意が必要です。
蝶尾
『wikipedia:チョウビ(蝶尾)』
まさに蝶のように広がる美しい尾びれです。
出目金系の金魚でよく見ることができます。
人気も高い種類で品評会などでもよく目にする種類です。
金魚にも様々な種類がいて悶絶不可避!のまとめ
いかがでしたでしょうか。
私も以前はすべて金魚とひとくくりにしていましたが、特徴や種類の名前を知ることでいろんな種類の金魚を混泳させている事に気づきました。
なんとなくという感覚で飼育している人も自分が飼育している金魚をあらためて観察してみると、
どの個体がどんな種類なのかを見分けることができるのではないでしょうか。
今後はぜひ金魚の特徴から観察も楽しんでみてください。
そのような視点であらためて干渉してみると一層観賞する楽しみも大きくなります。
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この記事を書いた人:meganuma
自己紹介:現在は900×600×450水槽で主にプレコ飼育と金魚鉢で金魚飼育、ビオトープで水辺植物やメダカ飼育をしております。
好きな熱帯魚:アシュラプレコ・アカリエスピーニョ・キングコングパロット、挙げればきりがありませんね。