ハゼ

地上で熱帯魚を飼うだいご味?マッドスキッパーの飼育に挑戦

この記事の所要時間: 335

ミナミトビハゼ

 

魚でありながら水を嫌う奇妙な魚、それがマッドスキッパーです。(別名:ミナミトビハゼ)

正しくは水中生活もするのですが、水から逃げるように陸地へ移動する姿はなんとも奇妙です。

半陸地、汽水という特別な環境を用意して、マッドスキッパーを飼ってみましょう。

 

はじめてのアクアリウム:全記事一覧はこちら

 

マッドスキッパーの基本情報

ミナミトビハゼ

 

潮の引いた砂地や泥地を地域としています。

日本の「ムツゴロウ」を想像してもらえれば一番分かりやすいでしょう。

トビハゼ属、オオトビハゼ属の一部が「マッドスキッパー」の流通名で販売されています。

魚種によって全長は10~30cmと幅があります。

 

 

マッドスキッパーの飼育情報

ミナミトビハゼ

 

陸上生活が大半を占めるので、水槽内に陸地を用意します。

発泡スチロールなどを浮かべたものでは不安定で、上手く乗ってくれません。

砂利を盛り上げたり、流木を組み合わせて、

水中部分からスムーズに移動できるようなスロープ状にします。

モノに張りつく力が強いので45度以上の急斜度でも平気です。

地上で活動できる秘密は、濡れた皮膚や口に含んだ水から酸素を取り込めるから。

そのため体表が乾いてくると一度水中に戻ります。

水槽の置いてある部屋が乾燥していると、マッドスキッパーの皮膚も乾きが早くなり、

時にそのまま落ちてしまうことがあります。

蓋と水槽の間にビニールを張って湿気を逃さないようにし、

時折、霧吹きで水槽内に湿り気を与えます。

飼育水は淡水の海水の混じった「汽水」を用意します。

遊泳が苦手なため、水深は10cm程度で充分です。

 

 

マッドスキッパーの水槽

 

 

陸上部分も用意する必要から、奥行き45cm以上、幅60cm以上の底面積が広い水槽を用意します。

高さはさほど必要としません。

砂利、流木、プラスチックや陶器の器などを利用して地上部分を作ります。

安定してあれば発泡スチロールも使えます。

 

関連記事:【初心者でも分かる】もう迷わない!自分に合った水槽の選び方

関連記事:失敗したくない!賢い「水槽台」の選び方!

 

マッドスキッパーの水質

水 f

 

人工海水を規定量の1/4程度に薄めた汽水にします。

水深が浅いためろ過器は使えません。

1週間に1度程度のこまめな水換えで水質を維持します。

水を撹拌し、腐敗を防止する目的でエアレーションは入れておきます。

温度変化の激しい干潟に棲息しているため、25度を中心に多少の上下動は問題にしません。

ヒーターにはカバーが必須です。

爬虫類用のパネルヒーターも使えますが、水の蒸発の早いことが難点です。

 

関連記事:水槽水の水質も大切、水質検査のやり方

関連記事:犬でもわかる『濾過バクテリア』入手方法・作り方・繁殖・管理方法!さぁ、水を作ろう!

 

マッドスキッパーの底砂

 

 

弱アルカリ性を維持するためサンゴ砂を一部、またはすべてに用います。

柔らかい体表を傷めないよう粒の角ばっていないものを選びます。

水中部分は底砂がなくても大丈夫です。

餌に冷凍アカムシや生餌を多用するため砂が汚れやすく、

しかも水深が浅いため底面フィルターも使えません。

定期的に砂利を洗浄しましょう。

より自然下に近づけるため、ソイルを細かく砕いて泥にする方法もあります。

掃除に手間がかかるため泥は別容器に入れて設置します。

 

 

マッドスキッパーの餌

 

 

肉食魚用のタブレットも口にしますが、

人工飼料をあまり好まないため冷凍アカムシが主体となります。

釣具店でゴカイやエビを手に入れるのもよいでしょう。

餌に飽きて拒食することもあるので、できるだけバリエーションを増やしておきます。

マッドスキッパーは飼育者の手から直接食べるほど人に慣れます。

塩分濃度の高い水での棲息できるメダカは生餌としてうってつけです。

 

関連記事:熱帯魚は寝るの?熱帯魚達の睡眠時間、睡眠不足について分かりやすく解説してみた

 

マッドスキッパーの混泳

女性

 

汽水と低い水深というネックがあるため、混泳は難しいでしょう。

縄張り争いはありますが、同種間なら複数飼育も可能です。

水草育成も高難度ですが、日本に自生するヤエヤマヒルギなどマングローブの仲間なら可能性はあります。

 

 

その他の品種

 

 

マッドスキッパーとひとくくりで販売されていますが、

ベトナム産、アフリカ産などが混在しており、最大全長も異なります。

特に「アフリカン・マッドスキッパー」は20cmを超える大型種であるため、

それに合わせた飼育スペース、餌の量が必要となってきます。

 

 

マッドスキッパー飼育のまとめ

 

女性

 

特殊な環境が必要なため長期飼育が難しいとされるマッドスキッパーですが、

環境に馴染むとハゼ科ならではのたくましさを発揮します。

美しさより生体の奇妙さを楽しむ魚と思われがちですが、

濡れた体表に浮かぶ白と青のスポットは独特の魅力があります。

ぜひ「地上の観賞魚」を堪能してください。

 

はじめてのアクアリウム:全記事一覧はこちら

 

関連記事:【アクアリスト必見】ここで見分けよう、アクアショップの実力!

関連記事:流木の導入・アク抜き方法・購入時の注意点など総まとめ!

 

 

 

よく読まれている記事

 

ミドリガメ s

 

 

よく読まれている記事:ビオトープでカメを飼育してみよう

 

 

熱帯魚 s

 

よく読まれている記事:熱帯魚飼育に揃えておこう7つのアクア用品

 

 

バイオミニブロック

 

よく読まれている記事:水換え不要?エコ・バイオリング/バイオミニブロックの効果は嘘なのか?実際に効果など批評レビューしてみた

 

この記事を書いた人:ひよこ亭

 

 

ひよこ亭

 

HN:

ひよこ亭
自己紹介:

熱帯魚歴20年。最近は日淡やらんちゅうにも凝り始めました。
好きな熱帯魚:

プレコ、サカサナマズ

関連記事

  1. ヨシノボリを飼育しよう!ハゼのイメージを変える(?)

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 熱帯魚飼育に使うフィルターとヒーターはどれくらい電気代がかかるの?
  2. 冬場にショップから熱帯魚を購入し移動する際の注意点
  3. 水槽用ヒーターの使用事故を起こさないポイント
  4. 水槽用ヒーターの寿命はどれくらい?寿命を伸ばすコツも伝授!
  5. アクアリウム冬の水換えテクニック!気をつけたい温度ショックとPHショック
  6. 冬場の水槽水温管理に!ヒーターの選び方と電気代を節約するコツ

ピックアップ記事

おすすめ記事

アベニーパファーを飼育しよう!純淡水で飼えて、小型水槽でもOK!

(熱帯魚)アベニーパファー(4匹)  北海道・九州・沖縄航空便要保温アベニ…

ちょっとマニアック?ワイルドベタの飼い方!水質・餌・種類など

ワイルドベタと聞いて「ワイルドなベタ?」となってしまう方もいらっしゃるか…

拾ってきた流木の下処理(アク抜き)方法を伝授します

形状お任せ 上質流木 雅 サイズミックス(約25〜40cm) 5本セット 関東当日便&nbs…

黒メダカとスイレン栽培をはじめるなら冬からやるべき!

(めだか ホテイ草)黒メダカ初心者セット 黒メダカ(10匹)+ホテイ草(1株) セット 本州四国限…

神秘的な怪魚、頭が透明な深海魚デメニギスの生態と近年の研究報告を紹介(動画あり)

今回から新シリーズ「はじめての深海魚」の紹介になります。今回は紹…

エロンガータリクガメの飼育方法!入門者向けのリクガメ!

エロンガータリクガメ(Indotestudo elongata)は…

おすすめ記事

  1. ネオンテトラの飼育・照明・水草・餌の選び方のまとめ
  2. 水槽のレイアウトがショボイので、奥行き感を演出するために砂利を入れてみたよ!
  3. パクパクえら呼吸!魚はどうやって酸素を取り入れているの?
  4. 苔(コケ)との仁義なき戦いも今日までだ!コケ取りDXを導入!
  5. LEDライトを導入する際の注意点、そして失敗しないコツ
  6. 淡水魚の臭い対策!これぞアクアリウムの香り、なんて喜んでいられない
PAGE TOP