(熱帯魚)ドゥメリリ・エンゼルフィッシュ(ワイルド)(1匹) 北海道・九州航空便要保温
熱帯魚の定番として息の長い人気を誇っているエンゼルフィッシュ。
あまりにもポピュラーになりすぎてしまったため、
注目度の下がってしまった時期もありましたが、
独特な体形と高い飼育難易度のアルタムエンゼルが登場したことで人気再燃。
アルタムエンゼルのブームがひと段落した昨今は、
「第三のエンゼル」ことデュメリリィエンゼルの波が来ています。
話題のエンゼルにぜひチャレンジしてください!
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デュメリリィエンゼルの基本情報
(熱帯魚)ドゥメリリ・エンゼルフィッシュ(ワイルド)(1匹) 北海道・九州航空便要保温
一般的にエンゼルフィッシュとして知られているのは「スカラレ種」。
マーブルやプラチナなど様々な色柄があり、
近年はメタリックなブルーの乗る改良品種が人気です。
「アルタム種」は鋭く大きく伸びるひれが特長。
かつては高嶺の花でしたが、ブリード個体の登場でだいぶ手頃になってきました。
酸性よりの水質を維持する必要があり、飼育難度は高めです。
そして「デュメリリィ種」です。
スカラレ種に似た菱形の体形ですが、頭部が丸みを帯びており、
どことなくユーモラスな雰囲気があります。
輸入量が少なく、近年まで「幻のエンゼル」と呼ばれてきましたが、
ようやく国内ブリードのものが出回ってきました。
「ブラジリアンエンゼル」「レオポルディエンゼル」「デューメリィエンゼル」などの別名もあります。
デュメリリィエンゼルの飼育情報
エンゼルフィッシュの仲間では最も小型のグループで、全長6~7cm程度にとどまります。
これまでエンゼルフィッシュの欠点として、
体高があるため小型魚との混泳でミスマッチが生じることがありました。
デュメリリィエンゼルなら小型カラシンやコリドラスとバランスよく混泳させることができます。
むしろ、同種間では激しいテリトリー争いを繰り広げるので、緩和する意味でも混泳をおすすめします。
水槽
60cmレギュラー水槽から飼育できます。
天地がより長いワイドサイズの方がおすすめです。
デュメリリィエンゼルだけで飼育するなら、
テリトリーを確保するために90cm水槽が望ましいでしょう。
水質
ブリード個体の場合はさほど神経質ではありませんが、
弱酸性から中性、PH6.0~7.0の間を維持しましょう。
水草飼育にも向いた外部フィルターがおすすめです。
体形に似ずエンゼルフィッシュの仲間は大食漢なので意外と水を汚します。
エアレーションをかねて投げ込み式のフィルターを補助としておくのもよいでしょう。
底砂
水草育成のために底砂を用意しましょう。
サンゴ砂など水質をアルカリ性に傾けるもの以外ならOKです。
エンゼルフィッシュの独特な体形やバンドは本来、
細い水草の隙間に逃げ込んだり、擬態するためのもの。
バリスネリアなど丈の高いものがよく似合います。
餌
動物食の傾向が強く、アカムシ、イトメ、ブラインシュリンプを好みます。
ディスカスハンバーグも嗜好性の高い餌です。
食性の幅は意外と広く、人工餌も毛嫌いしません。
混泳
食べられてしまう可能性があるため、
ネオンテトラとエンゼルフィッシュはNGの組み合わせですが、
デュメリリィエンゼルならサイズのバランスもよく混泳できます。
繁殖は狙いにくくなりますが、テリトリー意識を減らすためにも、
むしろ積極的に混泳させたいところです。
ブルーテトラなど一部の気が荒いカラシンは、
デュメリリィエンゼルのひれをかじってしまうので要注意です。
ラミーノーズテトラなど気性の穏やかな魚種を選びましょう。
底棲性のコリドラス、ローチ類もよい組み合わせです。
体表をなめない小型プレコもよいタンクメイトです。
デュメリリィエンゼルの飼育まとめ
エンゼルフィッシュの定番である黒とシルバーのバンド‐。
改良品種に慣れていると地味に感じてしまうデュメリリィエンゼルですが、
飼い込むとエラぶた付近が美しくブルーに発色します。
背びれ、しりびれも体形に似ず長く伸びてくれますよ。
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