(熱帯魚)クレニキクラ・レガニ サンタレン(ワイルド)(1ペア) 北海道・九州航空便要保温
シクリッドといえば丸っこい体形の魚が多い中、
パイクシクリッドはロケットのようにシャープなシルエットが特徴的です。
混泳の難しさはあるものの、美しい体色の種が多く、丈夫で水質にもこだわりません。
これを機会にぜひパイクシクリッドを楽しんでみてください。
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この記事の目次
パイクシクリッドの基本情報
(熱帯魚)クレニキクラ・レガニ サンタレン(ワイルド)(1ペア) 北海道・九州航空便要保温
アマゾン水系を中心に生息する30~40cm台の中~大型シクリッドです。
細身の体形と大きな口から想像できるように、典型的なフィッシュイーターです。
多くの熱帯魚とは違い、メスの方が鮮やかな体色と模様を持っています。
サイズもメスの方がやや大きくなるので、雌雄の判別は比較的容易です。
パイクシクリッドの飼育情報
パイク(投げ槍)のような細身の体で、クイックイッと独特で活発な泳ぎを見せます。
小型種のドワーフパイク以外は、できるだけ大型の水槽を用意してあげましょう。
フィッシュイーターですが人工飼料にもよく食いつくので、餌やりには苦労しません。
水質にもうるさくないので、混泳できないことを除けば飼いやすい魚種です。
一部の種はブリードもされており、入手も比較的容易です。
生体を選べる場合、体色のよく出ているボス的立場の強い個体を選ぶとよいでしょう。
パイクシクリッドの水槽
多くの種が最終的に30cmを超えるので90cm以上の大型水槽が必要になってきます。
底棲性なので高さはさほど必要ありません。
現地では流木の下をシェルターにしていますが、
パワーがあり活発に泳ぎ回るので、レイアウトで再現するのは難しいかもしれません。
パイクシクリッドの水質
弱酸性~中性の水質を維持できていれば問題ありません。
幅広い水質に適応し、強健です。
極端な水質悪化には弱いので、
ろ過能力の高い外部フィルターをセットし、定期的な換水も行いましょう。
パイクシクリッドの底砂
フィッシュイーターであるにもかかわらず、頻繁に底砂を掘り返す習性があります。
成魚になったらベアタンクでの飼育が無難でしょう。
パイクシクリッドの餌
生餌または動物質の餌を好みます。
メダカ、小赤、ドジョウ、餌用の川魚、選別した魚など種類を問わずよく食べます。
ハンターとしての能力は高く、ハヤなど俊敏な小魚も逃しません。
生餌の維持が難しければディスカスハンバーグや肉食魚用のペレットなども与えます。
どん欲な性質なのでついつい与えすぎてしまいますが、
美しいシルエットを保つために餌は控えめに。
数日の絶食期間を設けた方がコンディションの上がる時もあります。
パイクシクリッドの混泳
弱酸性~中性の水で飼えるにもかかわらず、アクアリウム界屈指の混泳に向かない魚です。
他種、同種、雌雄問わずに争いを仕かけ、死ぬか食うまでは攻撃をやめません。
過密飼育にしたり、パイクシクリッドより大きな魚を同居させることでテリトリー意識を軽減させても、
水槽のバランスが少し崩れただけで殺し合いに発展するでしょう。
美しいフォルムで鮮やかな柄を持ちながら、
パイクシクリッドがもうひとつポピュラーになりきれない要因です。
パイクシクリッドの仲間
「ドワーフパイクシクリッド」
20cmを超えない人気の小型種です。
とても細身で背びれがよく伸長します。
臆病な性質で、小型な分パワーもさほどではないのでシェルターを用意しておきましょう。
パイクシクリッド特有の気の荒さはあるので、混泳はおすすめできません。
「スーパーレッドパイクシクリッド」
全長30~40cm。
「アロワナパイク」の別称通り、アジアアロワナのように全身が赤に染まります。
尾びれのつけ根に入る黒い1本のバンドがアクセントです。
「ギャラクシーパイクシクリッド」
全長20cm。
下唇の突き出した顔立ちがユーモラス。
アクアリストの間では「ハゼ型」と呼ばれるタイプの代表種です。
全身に星をちりばめたような小さなスポットが入ることからギャラクシーの名がつきました。
パイクシクリッド飼育のまとめ
日本の住宅事情では単独飼育の水槽をなかなか増やせないので、普及のチャンスに恵まれない魅力的な魚種です。
最も小型のドワーフパイクなら60cm水槽で飼育できるので、
ぜひご自宅に迎え入れてあげてください。
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