(エビ)レッドファイアーシュリンプ(5匹) 北海道航空便要保温
水草のグリーンにひときわ映える真っ赤なボディ。
レッドファイヤーシュリンプは品種改良により、赤い体色がより強調されたものです。
時に「悪魔のような」とも形容される、
独特の赤味をもったレッドファイヤーシュリンプの飼育法をまとめてみました。
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レッドファイヤーシュリンプとは?
(エビ)レッドファイアーシュリンプ(5匹) 北海道航空便要保温
その名の通り、炎を連想させる鮮やかな赤色が特徴のレッドファイヤーシュリンプは、
レッドチェリーシュリンプの改良個体です。
サクラシュリンプ、スーパーレッドチェリーシュリンプ、スーパーファイヤーシュリンプ、
ファイアーレッドチェリーシュリンプ、極火蝦といった呼び名もあります。
レッドチェリーシュリンプも濃い赤味を持っていますが、
より赤が強く出る個体を選別したのが、レッドファイヤーシュリンプなのです。
元来、レッドチェリーシュリンプはメスの個体に赤味が強く出ます。
そのため、市場に出回っているレッドファイヤーシュリンプもメスが大半なのです。
変異個体が出やすいのも特徴。
レッドファイヤーの名を持ちながら、イエローやブルーに変異したものをショップで見かけます。
繁殖の楽しみもふくらみますね。
レッドファイヤーシュリンプの飼育法
(エビ)レッドファイアーシュリンプ(5匹) 北海道航空便要保温
レッドチェリーシュリンプの改良品種なので、
飼育方法もレッドチェリーシュリンプに準じると考えて間違いありません。
大元は台湾原産のミナミヌマエビ(シナヌマエビ)を改良したもの。
そのため、ミナミならではのしぶとさをしっかり受け継いでおり、
初心者でも比較的容易に飼育できます。
高水温が苦手なので22~26度をキープし、弱酸性~中性の水で飼育します。
水温10度台までは耐えるので、冬場以外は無加温で飼育されている方もいます。
ただし、低水温だと活性が落ちるので、
コンスタントに繁殖を考えている場合は通年、ヒーターを入れておきましょう。
シュリンプの仲間に共通することですが、導入時は特に水質変化に敏感なので水合わせは慎重に。
酸欠に弱いのでフィルターの他にエアレーションもほどこしておきましょう。
餌はシュリンプ用のものや、コリドラス用のタブレット、刻んだ冷凍アカムシも好みます。
レッドファイヤーシュリンプの飼育注意点
「水草の緑に映える」がキャッチコピーのようになっているレッドファイヤーシュリンプですが、
残留農薬による事故死はくれぐれも防ぎたいもの。
「無農薬」をうたっている商品や、評判のよいショップで購入するとよいでしょう。
ビーシュリンプやCRSに比べると丈夫な印象があります。
いきなり水槽1本全滅や、
長期にわたってポツポツと★になり続けるといった事態は比較的少ないでしょう。
しかし、しっかりしたろ過と夏場の高水温対策は心がけたいものです。
ビギナー向けのシュリンプではありますが、改良品種ならではの弱さが若干見受けられます。
特に赤が強く発色するメスはやや寿命が短い傾向があります。
レッドファイヤーシュリンプの繁殖
繁殖は容易です。
稚エビを食べてしまう同居魚を入れず、
ウィローモスなど隠れ家となる水草を密生させた状態で複数飼育を続けると、
やがて抱卵したメスがあらわれ、いつの間にか稚エビが泳いでいるようになります。
より歩留まりを上げたい場合は、抱卵したメスのみを隔離した繁殖水槽を用意します。
水質急変による事故を避けるため、飼育水はすべて元水槽のものを使用しましょう。
繁殖させた個体は元のレッドチェリーシュリンプや
ミナミヌマエビのような色味に戻ってしまっているものもいます。
つい赤味の強い個体ばかり選別してしまいがいですが、これらはメスがほとんど。
成熟してくると体型の違いであるていど雌雄の判別ができるようになります。
多少色が薄くても、スマートな体つきをしたオスを残しておきましょう。
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