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レッドビーシュリンプの繁殖と抱卵期間について

2018年8月21日

レッドビーシュリンプ

 

さまざまな種類がいる淡水のエビの中でも、

紅白の模様がひときわ鮮やかで可愛らしいことから人気のあるレッドビーシュリンプ。

水質に敏感ですが上手に飼うと繁殖します。

その繁殖の仕方や抱卵について触れていきましょう。

 

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レッドビーシュリンプが抱卵するまで

 

レッドビーシュリンプを抱卵させるのに大切なことは、2ヶ月ほどの間、

水質と水温を一定に保ってあげることです。

水温は20~27度、水質はビーシュリンプ専用のコンディショナーを使用します。

 

レッドビーシュリンプのメスの頭部のあたりが黒く透けて見えるようになることがあります。

レッドビーシュリンプの卵巣は頭部にあり、そうなると抱卵する日が近づいている証拠になります。

 

その後数日~1週間ほどで脱皮し、オスが水槽の中を舞う「抱卵の舞」を見せます。

そして、オスがメスを慌ただしく追いかけ、交尾を行います。

抱卵するまでは1日ほどしかかかりません。

 

抱卵させるために水槽に入れるオスとメスの比率は、

3:7程度が良いと言われています。

 

 

抱卵してから気をつけること

 

孵化までの間に気をつけなければいけないことは、かえって手をかけすぎないことです。

水換えをしたりすることで刺激を与えてしまうと、

かえって負担になり、抱卵している卵が孵らなくなってしまいます。

 

なので、余分なことはせず、水質と水温が安定に気をつけていれば、

1ヶ月ほどの間に卵が孵化します。

 

抱卵期間は25~30日ほど。その間はじっくり待つのが良いとされています。

逆の比率になってしまうと、オスがメスを取り合うことが原因になって、

メスが死んでしまうことがあるため、それを防ぐためにもオスを少なめにい入れるほうが良いでしょう。

 

コケは取らずにそのまま置いておく

 

美しい水槽を保つ上では、ちょっと邪魔な存在のコケですが、

レッドビーシュリンプの卵が孵化をしてからとても大切な役目をしてくれます。

それは、稚エビの餌になるということです。

 

水槽の壁面につくミドリゴケは、前面を除いてほかは残しておくと、

餌になるのでそのまま置いておきましょう。

水質が安定している証拠にもなるのでおすすめです。

 

水草で逃げ場を作っておく

 

抱卵の舞でオスが沸き立つ中、メスがいる場合があります。

メスは追われて逃げているのです。

また、メスの中には調子が良くないものがいる可能性もあります。

 

そんなときのために、水草で茂みを作っておくと良いでしょう。

その中にメスが逃げ込み、休む場所になるからです。

 

水草以外にもサテライトを作っておくと良いかもしれません。

抱卵後のメスの安全確保にも役に立ち、交配したいオスとメスを一緒に入れておくこともできます。

同じ水槽内で隔離ができるので便利だと言えます。

 

稚エビが孵化したら注意すること

 

稚エビのビーシュリンプを育てるにはちょっとした注意が必要です。

水温を20~25度に保ち、フィルターの吸込口をふさぎます。

生まれたばかりの稚エビはとても小さく、2ミリ程度しかないため、

簡単にフィルターに吸い込まれてしまうためです。

 

餌は親が食べ残したものや、ミドリゴケを食べるので、特に稚エビ用に与えなくても大丈夫です。

水換えなどは行わず、水質の安定を心がけるのが重要です。

 

ビーシュリンプの繁殖に重要なこと

 

なんといっても、水温を一定に保つこと、

水質を一定に保つこと、水換えをしないことの3つが挙げられます。

この3点を守れば、誰でも簡単にビーシュリンプは繁殖させることが出来ます。

繁殖計画を立てて、オリジナルの柄を作ることも夢ではありません。

 

紅白の可愛い模様が魅力的なビーシュリンプ。

稚エビが生まれてコケをついばむ姿はとてもかわいらしく楽しいものです。

繁殖は条件さえ整えば難しくありません。是非挑戦してみてください。

 

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