メダカの飼育・繁殖

屋外で睡蓮鉢を浮かべてメダカ飼育を快適にしよう!

この記事の所要時間: 230

 

メダカや金魚、熱帯魚の飼育にはガラス製の水槽が必要。

そんなイメージがありますが、

実は日本で魚の鑑賞用にガラス水槽が用いられるようになったのは現代になってから。

それまでは池や桶、瓶、睡蓮鉢といった容器で飼い、

上から眺めて鑑賞するのが当たり前だったのです。

懐かしい和の情緒を感じさせる睡蓮鉢でメダカを飼う。

そんな楽しみ方をしてみませんか?

 

はじめてのアクアリウム:全記事一覧はこちら

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睡蓮鉢の歴史

 

睡蓮鉢の歴史は古く、江戸後期の浮世絵には既に、

睡蓮鉢に金魚を泳がせて楽しむ情景が描かれています。

信楽や常滑など焼物の名産地で、茶碗など日常の器とともに生産されていたようです。

この頃には「土佐金」「地金(じきん)」「出雲南京」といった

金魚の新品種も作出されりょうになり、観賞魚の文化が定着していったのです。

中国では10~12世紀頃に金魚の飼育、

品種改良が始められており、睡蓮鉢とともに日本へ伝わってきたようです。

幸運のシンボルである金魚と、

不老不死を象徴するスイレンの組み合わせは誰もが求めるものだったのでしょう。

タイなど東南アジアの国々にも、睡蓮鉢で金魚を飼育する文化は伝わっています。

睡蓮鉢の選び方

 

睡蓮鉢といえば大きくて重くて高価…というイメージがつきものでしたが、

現在はプラスティック製の軽くて安価な鉢もホームセンターなどで入手できるようになり、

選択肢が広がりました。

昔ながらの彩色を施された陶製の睡蓮鉢は素敵ですし、

手軽なプラスティック製もコスパに優れています。

ここでおすすめしたいのは、素焼きの質感を持つ天然色の睡蓮鉢。

茶色や臙脂といった落ち着いた色合いで、ざらついた手触り。

重さもそれなりにあります。

悪く言えば地味であか抜けない雰囲気の鉢なのですが、

どこに置いても悪目立ちしませんし、

メダカとスイレンを入れると実に落ち着いた情景をかもし出してくれるのです。

さまざまな改良品種が出回るようになりましたが、メダカは本来、

田んぼや池などどこでも見ることができた日本の原風景の一部。

ほんのり和を感じさせる睡蓮鉢に泳がせることで、

よりメダカの魅力が引き立つのではないでしょうか。

睡蓮鉢のメリット

 

屋外飼育ではエアレーションやフィルターを用いないことがほとんど。

そのため、水中にいかに酸素を取り込むかが大切になってきます。

金魚鉢のように上部がすぼまり、

水面の狭くなる容器は空気との接触面が少ないため、夏場の高温期には酸欠のリスクが生じます。

その点、円形で水面の面積が広くなる睡蓮鉢なら安心です。

また、茎を長く伸ばすスイレン育成のため、底が深くなっているのもメリット。

水量が多いので水温・水質変化がゆるやかになり、真冬も全面凍結を避けることができます。

睡蓮鉢のような深い容器なら、メダカたちは氷の下でちゃんと生き延びることができるのです。

アクアショップで販売されている、

メダカ飼育を考慮した睡蓮鉢なら、縁のやや下に水抜き穴がついています。

大雨で飼育水があふれ、メダカまで流されてしまう事故を防げるので安心ですね。

 

メダカと一緒にスイレンも育ててみよう

 

せっかくの睡蓮鉢ですから、本来の用途であるスイレン栽培にもチャレンジしてみませんか。

多くの品種がありますが、スイレン初心者ならヒメスイレンなど

「温帯性」グループのものを選びましょう。

熱帯性スイレンは冬は室内に取り込むなど手間がかかり、栽培難易度もアップするからです。

スイレンを入手したら鉢ごと睡蓮鉢に沈めてしまいます。

スイレンの用土は粘り気の強い特別なもの。

普通の赤玉土や「花の土」ではなく、「水生植物の土」を使いましょう。

水温上昇に注意しながら、できるだけ日光に当ててください。

春以降、十分な光量があると、どんどん葉を増やしていきます。

メダカ鑑賞のさまたげになり、花つきも悪くなるので、増えすぎた葉は適宜間引いていきましょう。

 

—育て方の全てが詰まったメダカのすべて—

 

 

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ひよこ亭

ひよこ亭

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熱帯魚歴20年。最近は日淡やらんちゅうにも凝り始めました。
プレコ、サカサナマズなどを中心に飼育しています。

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