奇麗な赤と白の縞々模様でアクアリウムの中でも
特に人気のあるレッドビーシュリンプ(Red bee shrimp)。
水質の変化に非常に敏感で、飼育難易度も少し高めです。
レッドビーシュリンプの飼育で一番気にする所は水質の変化で間違いありません。
しかし以外な盲点として、水槽内からの飛び出しにも注意が必要です。
水槽からの飛び出しは頻繁にはありませんが、予防しておいて損はありません。
今回はレッドビーシュリンプが水槽から飛び出してしまう原因と対策方法を解説します!
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レッドビーシュリンプが水槽から飛び出してしまう原因
レッドビーシュリンプが水槽から飛び出してしまう原因と、解決方法を解説します。
・水面ギリギリまで水を入れている
水槽の上部ギリギリまで水を入れていると、
レッドビーシュリンプが少し跳ねただけで飛び出してしまいます。
フレームレスの水槽ギリギリまで水を入れると、
非常に景観が良くお洒落に見えますが、3㎝~5㎝は余裕を持って水位をさげましょう。
レッドビーシュリンプは自ら進んで跳ねる行為はあまりしませんが、
身の危険を感じた時や水質が悪化してストレスを感じていると暴れまわることがあります。
水面ギリギリまで水が入っていると、
暴れまわった拍子に飛び出す可能性があります。
解決方法は先ほども言った通りに3㎝~5㎝水位を下げるか、水槽に蓋を設置しましょう。
水槽に蓋を設置するのは、
他の原因によるレッドビーシュリンプの飛び出しも防げるので特に有効な手段となります。
・他の熱帯魚との混泳
他の熱帯魚と混泳すると、レッドビーシュリンプが熱帯魚に追い回されることがあります。
熱帯魚からすればエビは魅力的なエサに見えますので、
小さい個体や脱皮したての個体が特に狙われやすいです。
追い回されたエビは、勢い余って水面から飛び出してしまうこともあります。
解決方法は他の熱帯魚との混泳を避けるか、
エビが追い回されないように隠れられる場所を作ってあげることです。
エビの隠れ家は小さい土管のような水槽アクセサリーでも良いですし、
大量の水草でも構いません。
苔の一種であるウィローモスは、
エビのエサと隠れ家両方の役割を果たしてくれるので特におすすめです。
・水流が強すぎる
フィルターから排水される水流を上に向けて流していると、
エビがそれに乗って遊ぶことがあります。
泳いでる姿は愛らしく見ていて飽きないのですが、
その水流が強すぎると勢い余って水面に飛び出してしまうことがあります。
対策方法として、水流を横に流すようにするか、分散させて勢いを減らしてあげましょう。
・強すぎるエアレーション
1つ上の項目で解説した水流と似ているのですが、
エアレーションの空気に乗ってエビが遊ぶことがあります。
水流と同じで、エアレーションの勢いが強いとその勢いでエビが飛び出してしまう恐れがあります。
エビは酸欠に弱いのでエアレーションの添加は良いのですが、
強さを加減しなければなりません。
対策方法としては、ポンプを力の弱いものにするか、
エアカーテンのような力が分散される物を使いましょう。
特にエアカーテンはおすすめで、
エビの酸欠を解決しつつ綺麗な景観を作り上げてくれます。
ポンプの勢いを弱めるために買いなおす必要が無いので経済的にも助かります。
・水質の悪化
エビが水槽内でせわしなく動いている時は、水質が悪化しているか酸素が足りない状態です。
他の熱帯魚と混泳しているなら追い回されている説明がつきますが、
そうでない場合は上記2点のどちらかが当てはまります。
対策方法として、フィルターの濾過能力の見直しかエアレーションの添加を検討してください。
レッドビーシュリンプの飛び出しまとめ
レッドビーシュリンプが水槽から飛び出してしまう原因と解決方法を解説しました。
何か一つでも当てはまるようであれば、
レッドビーシュリンプにとって良い環境とは言えませんので改善してあげてくださいね。