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【レッドビーシュリンプの水作り】最適な水質とは?

2018年8月27日

レッドビーシュリンプは水質変化に弱く、

他のエビや熱帯魚よりも繊細に扱わないと直ぐに全滅してしまいます。

どんなエビや熱帯魚でも最適な水質と生育方法があります。

レッドビーシュリンプは特に水質を大事にしなければいけません。

水替えの頻度、合わせ方、特に難しいとされているのが水作りでしょう。

水槽立ち上げ初期の水作りで失敗して、

投入したレッドビーシュリンプが全滅してしまうのはよくあることです。

レッドビーシュリンプは飼育の難易度から単独飼育が望ましいとされ、

他の熱帯魚とは違う専用の水の作り方があります。

今回はレッドビーシュリンプ専用水槽の水作りの方法と

レッドビーシュリンプの飼育に最適な水質を解説します。

 

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レッドビーシュリンプの飼育に最適な水質

 

レッドビーシュリンプの飼育に最適な水質を解説していきます。

事前に理想的なレッドビーシュリンプの飼育環境を知らなければ水を作ることはできません。

レッドビーシュリンプがどんな水質を好むのか把握しておきましょう。

 

 

レッドビーシュリンプに最適なPH

 

PHとは水に含まれる水素イオン濃度を表しており、

この数値が大きいとアルカリ性、小さいと酸性になります。

ほとんどの淡水熱帯魚と水草は弱酸性~中性を好む場合が多いです。

レッドビーシュリンプも同じで、飼育には弱酸性が良いです。

数値にして6.0~6.5の間が理想的です。

底砂であるソイルの多くは、水質を弱酸性に保つように作られています。

熱帯魚と同様に水草も弱酸性の水質が最適な環境なので、

それに合わせて作られているのです。

PHを弱酸性に保つ特性から、

レッドビーシュリンプではソイルが良く使われます。

 

レッドビーシュリンプに最適なGH

 

GHとはカルシウムイオンとマグネシウムイオンの合計量のことで、

総硬度を表しています。

このGHが高いと硬水と呼ばれ、GHが低いと軟水となります。

レッドビーシュリンプの飼育には軟水でも大丈夫とされています。

日本で水道から出てくる水はそのほとんどが軟水です。

稀に井戸から組み上げた水で硬水もありますが、特殊なケースです。

レッドビーシュリンプの飼育は軟水で大丈夫なので、

水道から出てきた水をベースにして問題ありません。

しかしレッドビーシュリンプのような甲殻類は脱皮の際に大量のミネラルを必要とします。

つまり、ある程度硬度のある水でなければミネラル不足を起こしてしまうのです。

産まれたばかりの稚エビは脱皮を繰り返して成長します。

もし抱卵した個体を見かけても稚エビが見当たらなければ、

成長に必要なカルシウムが足りていない可能性があります。

成体のレッドビーシュリンプはエサから必要なミネラルを補給できるので

過敏に硬度を気にする必要はありませんが、

繁殖で稚エビの生存率を上げたい場合は硬度も注意しましょう。

 

レッドビーシュリンプに最適な水温

 

 

レッドビーシュリンプは水温にも気を付けましょう。

理想の飼育温度は22度~25度の間です。

高水温は26度を超えると徐々に弱っていきいます。

低水温は20度以下を下回ると危険です。

アクアリウム専用のヒーターやクーラーで水温を一定に保つようにして下さい。

1日に3度以上の水温変化もレッドビーシュリンプにダメージを与えてしまいます。

水温に関しては、常に気を配ってください。

例えば水替えをする時、新しく入れる水は水槽と同じ温度にしてから少しずつ入れるようにします。

 

レッドビーシュリンプの水作りまとめ

 

レッドビーシュリンプの飼育に最適な水質を解説しました。

今回解説した点を注意して水作りをするようにしてください。

水槽立ち上げの水作りは他の熱帯魚と同様の方法でバクテリアを作り出し、

環境を整える方法で大丈夫です。

水作りをしながら水質をレッドビーシュリンプに最適な環境に整えるのが重要です。

 

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