はじめての深海

見た目はグロいけど実は美味しい深海魚7選

2015年7月4日

深海魚

 

深海魚といえば、見た目はグロく「本当にこいつら食べられるの?」と疑問に思うかもしれません。

 

実は私達は日常生活でも知らずに深海魚を食べたりしているんですよね。

 

今回は見た目はグロいけど実は美味しい深海魚を紹介しようじゃないか。

 

ギンダラ(銀鱈)

ギンダラ wiki

 

銀だらと言えば、鱈の照り焼きなどが美味しいですよね。

え?全然、深海魚感を感じないって?

 

銀鱈は主に水深300-2000m程の深海の泥底に生息している立派な深海魚なのです。

 

銀鱈は体長1mを超え13kg程度にもなる大魚の事からスーパーでは丸々出回る事はなく

切り身などで販売されています。

 

銀鱈は肉食性で魚や甲殻類やタコやイカなど雑食に近いですね。

切り身は白身で脂肪分が多いことから煮付けや塩焼き、味噌漬けなど様々な調理法で食べられていますよ!

 

 

 

タラ(鱈)

シロイトダラ wiki

 

さぁ、次も鱈になります(笑)

でも銀鱈とは別の魚です。

 

コイツも海底の近くで生活する底生魚で水深200m以探で生息しており

貝やタコやイカや無脊椎動物など他の魚類を捕食しています。

主に鍋物や塩焼き、煮付けで食べられていますね。

 

 

 

キンメダイ

キンメダイ wiki

 

さぁ、次も深海魚だが高級魚の一種。

目が金色に輝き体表が赤い事から「キンメダイ」という名の由来だ。

冬に食べるキンメダイは脂が良い感じに乗っており煮物や鍋物、ムニエル、そして刺し身などにも最高です。

 

小骨が少なく身がは柔らかい事から老若男女から好まれる。

しかしキンメダイを捕る漁師の減少し、流通量が少ない事から価格が高騰し

今では高級呉の一種です。

 

 

 

妊婦はキンメダイの食べ過ぎ注意

 

 

実は厚生労働省が正式に発表している情報として妊婦はキンメダイの食べ過ぎを注意と勧告しております。

実はキンメダイには体内に水銀が微量に含まれている事から、1回に食べる量を約80gとした場合、キンメダイの接触は週に1回目でと目安を発表しております。

 

しかし高級魚ですから、そんなにボコボコ食べられる魚ではないと思うのですが....

 

 

ホキ

ホキ wiki

 

そろそろ深海魚らしいビジュアルになってきましたよ。

あの話題のマクドナルドではフィレオフィッシュにホキを年間700万キロ(7千トン)も使われており使いすぎて逆に絶滅の危機を迎えている深海魚です。

 

流石に絶滅はヤバイということで、マクドナルドはホキの使用料を減らしタラやスケトウダラなどを代用しています。

 

ちなみに日本のマクドナルドででゃスケトウダラを使用しています。

スケトウダラと言えば明太子ですね。

あれも最高に美味いね。

 

さらに、「ほっともっと」ののり弁当の白身フライの原料はホキなんですよね。

 

ビジュアルは細長い身体をしており大きな眼球を持っているバランスの悪い形をしているが、こんな見た目は細いのに大きな口に鋭い歯でハダカイワシなどを捕獲したり

甲殻類やイカも食べます。

 

 

 

桜えび

桜えび

 

桜えびも美味しいですよね。

桜えびの特徴として成体は体長40mm前後。

 

身体は透明だが甲に赤い色素を保持している事からピンク色に見え、「桜海老」という名前の由来にもなっています。

 

ちなみに桜海老は卵で生まれ孵化後、1年で大人になり、産卵後、2ヶ月~3ヶ月で死ぬことから15ヶ月ほどの短命の生物です。

 

桜えびは主にかき揚げ丼や天丼や、釜揚げ、素揚げに使われます。

またアクセントとして干しエビにして独特の風味と食感を堪能出来る事から

お好み焼きなどにもよく利用されています。

 

桜エビも美味しいですよね。

 

 

 

 

ホタルイカ

ホタルイカ wiki

 

photo by wikipedia ホタルイカ

 

 

ホタルイカも深海魚の一種です。

普段は200~700mの深海に生息しております。

 

ホタルイカ wiki

 

photo by wikipedia ホタルイカ

 

触手の先にはそれぞれ3個の発光器が付いており、何かに触れると発光することから敵を脅すものではないかと考えられていますが、光によって敵を誘導し、ただちに消灯してその場から逃げるというよく分からん生態をしております。

 

ホタルイカと言えば辛子味噌和えなどが最高ですよね。

また沖漬けや佃煮、足だけを刺し身にした「竜宮そうめん」というのもあります。

 

実はホタルイカは古くから食べられていた食材だったのですが、腐敗が非常に早いことから地元では生では食べることはなかったようです。

 

冷凍技術や運送のインフラが整ったことにより、生で食べれることが可能になりました。

ちなみにホタルイカの踊り食いなどがあるようだが、ホタルイカには寄生虫が存在している為、厚生労働省が生食をする差は指定した方法で処理するよう注意されています。

 

 

 

アンコウ

アンコウ wiki

photo by wikipedia アンコウ

 

さてさて、見た目もグロくなってきましたね。

外見は頭部が大きく幅が広くて身体は黒色で柔らかく平ぺったい。

 

うぅ、見た目はグロいですが、これが美味しいんですよね。

 

江戸時代の頃のは「三鳥二魚」と呼ばれる5大珍味の1つだったようです。

歴史的にも名高い高級食材。

 

体全体が粘りがある為、普通の魚と違って吊るし切りという独特の方法で捌かれます。

 

アンコウは身肉・頬肉、皮、胃、肝臓、卵巣、えら、ヒレなど全て食べられることから

7つ道具と呼ばれています。

 

それぞれの部位が独特な味と歯ごたえから食べごたえのある深海魚ですね。

 

 

 

皆さん、どうでしょうか?

見た目はグロいが実は美味しい深海魚。

 

そして深海魚と知らずに食べていた食材もこの中にあったのではないでしょうか?

深海魚は見た目によらず美味しいね。

 

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