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コリドラスが暴れる原因とは?大人しい性格のプレコ管理方法

2020年5月28日

コリドラス f

 

コリドラスという熱帯魚は本来おとなしい性格をしているんですが、ときには暴れる/激しく動き回ることがあるようです。これはいったいどういったことが原因になるのでしょうか?

 

熱帯魚で人気の品種コリドラス

 

コリドラスは、南米に多く生息しているナマズ目カリクティス科の魚の総称です。体長は3センチから最大で10センチ程で、浅瀬で水底にいる微生物・有機物を食べて生きています。コリドラスという名前はギリシャ語の「ヘルメットのような皮膚」という意味からつけられていて、頭にはその名の通りヘルメットのような骨があり、体は大きくて硬い鎧のような二列の鱗板を持っています。

 

日本では、かわいい愛嬌がある熱帯魚として人気となっています。野生のコリドラスは基本的に水流が遅くて透明な浅瀬を好み、ほとんどが砂・小石・有機物が溜まる水底で餌を探している底棲魚です。そのため、アクアリウムでも水底の餌の残りなどを食べてくれるので「水槽の掃除屋」という役割も持っています。

 

しかし、オトシンクルスやプレコなど、他の本格的(!?)な「水槽の掃除屋」たちとは違い、水槽のガラス面等に付着した藻類・水苔は食べず、もともと食欲旺盛なので、この役割のために飼育していると、不健康・餓死の原因にもなるので注意。

 

雑食性で、熱帯魚のお店で市販されている普通の餌やコリドラス専用タブレット等、水底に落ちているものであれば食べますが、特に赤虫・イトミミズが好きという傾向があります。コリドラスの寿命は、多くの品種で約3年〜5年ほどとされていますが、飼育の環境では10年以上生きるものもいるそうです。

 

コリドラスは水質にはやや敏感なようです

 

コリドラスの性格はおとなしくて、他の魚を攻撃することはない個体がほとんどなので、コリドラスの近縁種や、テトラ・ラスボラなどの熱帯魚、同じ水温で金魚などの淡水魚等、混泳しやすい魚は多くあります。しかし、気性の荒い魚とはコリドラスが一方的にいじめられてしまうので適しません。

 

自然のコリドラスは群れで生きていて、テリトリーも主張しないので、プレコなどの縄張り意識が強い底棲魚との飼育では注意しましょう。また、水質にやや敏感なので、水を汚しやすい魚と混泳するときは水質管理が必要になります。

 

 

コリドラスが暴れる!?その理由について

 

さて、コリドラスは、ときおり「暴れる」というか、激しく動き回ることがあるようです。おとなしい性格のコリドラスがなぜ暴れてしまうのでしょうか。その理由についていくつか考えてみました。まず、水流が強いところが水槽にあるということが考えられます。

 

野生のコリドラスは南米の川の水流が遅いところに棲んでいて、水流が強いところでは激しく泳ぐ性質があるため、水槽に強い水流のところがあるかもしれません。次に、水槽の酸素量が少ないという点があります。多くの熱帯魚を入れて飼育をしていると、水槽の酸素量が少なくなり、水面に酸素を吸いに行くことがあり、これも問題となります。

 

また、水温が高い。水槽に慣れていないという点があります。これは幼魚に多く見られますが、水槽にたくさんの個体が入っている場合、激しく動く場合があります。コリドラスの適合水温は18〜23℃ほどで、26℃以上は苦手です。病気や死期が近いというのも原因として考えられます。

 

水槽の底や底砂の手入れをしていないと、病気になってこのような行動をします。雑食で食欲旺盛なので、飼育では餌やりを多くしがちになり、こうなると水も汚れやすくなる傾向があります。底砂があるならよく掃除したり、濾過システムを変更する必要もあるでしょう。ヒーターカバーをしていないとヒーターに触れて低温ヤケドをしてしまう場合もあるので注意。また、小型のコリドラスの寿命は約2年〜4年とされていて、死の間際のコリドラスは、暴れたりすることがあるようです。

 

 

やはり水質の管理は大事です

 

コリドラスが暴れる原因についてでした。おとなしい性格のコリドラスも、暴れてしまうことがあるんですね。上記の原因に気をつけて、よく対策しましょう。

 

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