プレコ

小さいプレコが成長して沖縄で外来魚問題に





プレコ f

 

プレコというナマズ目の魚はアクアリウムの観賞魚になっていますが、このプレコが沖縄などで野生化した外来種として問題となっているようです。ここで、プレコの沖縄などで見られる外来種問題について紹介します。





水槽の掃除役「プレコ」

プレコ f

 

プレコとは、ナマズ目に分類されるナマズの一種で、正式名は「プレコストムス」ですが、飼育者たちからはこの略称が定着しています。10センチよりも小さい小型な種類から1メートル以上の大型のものまで多くの種類があり、自然の世界では南米アマゾン川の主に流れが早い川で石・流木の間に生息。固くてザラザラしている特徴的なうろこと、岩等に吸いつける吸盤のような口を持ち、その口先にたくさんの小さな歯があり、これで流木・石に付いているコケを削って食べます。

 

流線型な腹部をしているのは水流を受け流すためで、泳ぐのは苦手にしていますが敵から身を守るためウロコは硬く、胸ビレにある棘で大型魚でも撃退することができます。アマゾン川の天敵は、ワニのような大型の肉食生物です。





捨てられたプレコが問題に

沖縄 マングローブ f

 

このように見ると、プレコの特徴はかなり「タフガイ」な印象ですね。しかし、そのために日本の沖縄や東南アジアの河川に放たれたプレコが、外来種問題となっています。実際に成長したプレコの画像を見てみると、鎧のようなウロコがすごく硬そうで怖そうなんですよねえ。

 

日本では特に沖縄の川で「最強の外来種」として在来種の魚たちの脅威となっています。プレコは熱帯域の真ん中にあるアマゾン川が原産なんですが、日本では沖縄で30年くらい前から自然の川で見られており、今では各地に定着してしまったんだそうです。この原因は「熱帯魚として人気になったため」です。

 

観賞魚のお店で見かけるプレコの幼魚は数センチ程でかわいく、200円くらいの値段なので購入しやすいんですね。さらにコケや食べ残った餌も食べてくれるので、初心者がフラッと気軽に買ってしまうことも多いとか。しかし、プレコの種類を間違えるととんでもないことに。小さいときはかわいいと思ってなにげなく買ってみたプレコが、大型種では成長するとかなり大きくてグロテスクな体になります。

 

画像で見るとかなりゴツくて、ちょっと怖いと思ってしまったのは自分だけでしょうか。全長60センチ〜1メートル以上という個体もあるというからおどろきですね。まるで幼魚とはうって変わった存在になってしまいます。気軽に手を出してしまった飼い主にとっては、大変な事態になってしまうでしょう。こうなると、普通の大きさの水槽で飼うことはほとんどできなくなります。

 

これが自然の川へ捨ててしまう原因となってしまうんですね。アクアリウム初心者というのはたいてい大きなプレコを川に捨ててしまうことの意味がわからないため、これが問題となってしまいます。こういった経緯から、日本中の川でプレコが放流されてしまいますが、なぜ沖縄だけが問題になってしまうのかというと、ほかの地域では冬場の低い水温によって死んでしまいますが、沖縄では冬場でも水温が低くなりにくいため生き残ってしまい、さらに子供まで産んでしまいます。

 

実際には沖縄でも冬場で死ぬ個体も多いですが、それでも生き残るものもいます。そしてこのゴツすぎるボディですから、沖縄では「無敵の外来魚」と言われるほどになってしまいます。だいたい、本場でも天敵はワニくらいというから押して知るべし。日本の魚・水鳥がいくら咬みついても物ともしません。鎧みたいなウロコというのは比喩ではなく、実際に叩くとコンコンという音が出るというくらいなので、これはもう魚という感じじゃないですね。プレコは主にコケを食べるので、コケを食べる生物の食べ物がなくなる、大型種によって小型魚などの生物が食べられる、産卵で作る巣穴による川岸の地盤などが問題として考えられます。現在はまだ本格的な問題には発展していませんが、沖縄で生息する分布が広っていけば、どうなるかわかりません。

 

プレコには多くの種類があります

 

では、どうすればアクアリウムでプレコを安心して飼育できるのでしょうか。それはもちろん、プレコの種類を知ることです。種類別に紹介してみると、

 

大型プレコ

 

・セイルフィンプレコ

・アグアプレコ

・ヒポプレコ

 

中型プレコ

 

・アーマード・プレコ

・ゴールドエッジマグナム・プレコ

・オレンジフィンカイザープレコ

 

小型プレコ

 

・タイガープレコ

・ミニブッシープレコ

・インペリアルゼブラ

 

などがあります。プレコには成長して1メートルにもなる大型種から、成長しても3センチ〜10センチほどという小型種までいるので、飼育するなら小型種を選びましょう。

 

大型プレコはライオンに近いかも

 

沖縄で発生している、プレコの外来種問題についてでした。大型のプレコは、成長するとかなりすごい体つきになりますね。これは、例えるならライオンに似てますね。小さい頃はかわいいと思っていても、成長したらとんでもないものになってしまいます。そのため、初心者だけどプレコを買いたいという人は、必ずよく調べて小さいプレコを選びましょう。

 




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