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空気呼吸するベタは酸欠する?エアポンプは必要?

2021年5月6日

ベタ f

 

古今東西、世界中で人気の熱帯魚「ベタ」ですが、ベタは空気呼吸をするなど、普通の熱帯魚とは違う飼育方法があるとされています。では、ベタは酸欠するんでしょうか?

 

アクアリウムでよく使うエアポンプは、ベタの飼育で必要なんでしょうか。

 

熱帯魚の酸欠について

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アクアリウムで熱帯魚を飼育していると、熱帯魚が「酸欠」してしまう問題が発生することがあります。なぜ、このようなことが起きるのでしょうか。生物のほとんどは、酸素を吸って生きています。熱帯魚ももちろんそうです。

 

そこでアクアリウムという空間が問題です。当然、水槽は人工的に作られた空間なので、水槽の酸素量についてこちらが管理しないといけないわけですね。水槽に酸素が少ないと、熱帯魚が酸欠していまいます。症状としては水面に上って元気がなさそうにぼーっとしている・口をパクパクする、といったしぐさをするので、こうなったらすぐに対処をしましょう。

 

原因は水温上昇や二酸化炭素量が増えることで酸素が不足します。水槽の酸素を管理するには、エアレーションや外部フィルター、酸素が出る石などのアイテムを使ったり、水換えをすることによって行うことができます。

 

ベタはほかの魚と違う?

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では、体色が鮮やかで世界中で人気の熱帯魚「ベタ」は酸欠するのでしょうか。ベタの特徴は「空気呼吸」をするということです。ベタのようなキノボリウオ亜目の魚は、「上鰓器官(ラビリンス器官・迷宮器官とも)」という特殊な器官を持っています。ラビリンスという名の通り、複雑に折りたたまれていて、網状の毛細血管があります。

 

これは、自然界の厳しい環境に適応するために出来上がったものとされていて、この器官によって水面から呼吸をすることができます。これが空気呼吸ですね。これらの魚は上鰓器官で空気呼吸が可能なため、水たまりなどの普通の魚では生息ができない低酸素環境に分布している種類もあります。

 

この器官は補助的な呼吸器として機能していますが、陸上でも湿った場所なら長期間生存ができるそうです。ということで、アクアリウムの熱帯魚たちの中で、ベタは酸欠に丈夫な個体といえるでしょう。こういったこともあり、ベタは比較的飼育しやすいとされているんですね。

 

なにせ、コップに入れて飼育することすらできるくらいです!

 

 

エアレーションが逆効果になることも

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アクアリウムでは「エアレーション」という、ポンプを使って水槽に泡を入れることで酸素を入れる方法があります。酸欠をする熱帯魚には有効なんですが、上記のように酸欠に強いベタには必要ないとされています。ベタは、水中に酸素がまったくなかったとしても、空気呼吸ができるのでエアレーションを使わずに飼育ができます。

 

もっといえば、エアレーションがベタには逆効果になることもあります。なぜかというと、ベタは「水流に弱い」からです。ベタといえば大きなヒレを思い浮かべますが、当然、水流が強いとあのヒレが流されてしまって泳ぎにくくなるからです。それよりも、水草を入れて光合成によって酸素を作ったほうがよいかもしれません。

 

ただし、もちろん定期的な水替えは行いましょう。

 

 

コップ飼育は初心者向けではない

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ベタと酸欠についてでした。アクアリウムで熱帯魚を飼育していると、条件次第では熱帯魚が酸欠してしまうことがあるのですが、ベタは特殊な上鰓器官、通称「ラビリンス器官」によって空気呼吸ができるので酸欠に強い種類ということが判明しましたね。また、アクアリウムではよく設置することがあるエアレーションも、ほぼ不要ということでした。

 

このようなことがあり、ベタは飼育が比較的しやすいとされているんですね、ただし、攻撃的な性格なので、初心者は単独が飼うことがおすすめです。また、コップで飼えるというのも事実ですが、実際には難易度が高めなので、金魚鉢くらいの大きさで飼育するほうがよいでしょう。

 

 

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