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ベタの飼育にぴったりのサルビニアククラータを育てよう

2018年9月27日

サルビニアククラータ charm

 

大きなヒレが美しいベタを育てる上で、水草は必需品ですが、

水草の種類によっては、その大きなヒレを傷つけてしまうことがあります。

そんな心配がないのが浮草タイプの水草ですが、

その中でも見た目も可愛らしいサルビニア・ククラータは人気の水草です。

今回は浮草タイプのサルビニア・ククラータがベタにもたらすメリットについて探っていきましょう。

 

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サルビニア・ククラータとは?

サルビニアククラータ charm

 

サンショウモの仲間のライトグリーンが美しい水草で、

大きさ2センチほどの葉が1枚ずつ筒のように丸くなっています。

その独特な形の、小型でかわいらしい草姿で、浮草の中でも人気が高いことで知られています。

 

適温は25度以上。高い温度での生育が良いといわれており、強光による生育が必要です。

CO2の添加は必要ありません。強い水流のある環境では、水流に巻き込まれて枯れてしまうので、

水流の少ないところを好みます。この点はベタも同じですね。

サルビニア・ククラータの好む環境と、ベタの好む環境はとても良く似ているといえます。

 

さて、サルビニア・ククラータなどの浮草タイプの水草は、

ベタの飼育にどんなメリットを与えてくれるのでしょうか。

 

浮草タイプの水草のメリット

 

1.繁殖に役立つ

ベタは繁殖するときに泡巣を作りますが、

この基礎の部分にするのに適しているのが浮草タイプの水草です。

ベタの繁殖を考えている場合は、

サルビニア・ククラータを始めとした浮草タイプの水草の生育は欠かせないものです。

水草の根の部分に泡巣を作る様子を見るのも、また楽しいのではないでしょうか。

 

  • 隠れ家になる

ベタを水槽に入れたばかりで神経質になっているときなどは、

なかなか餌を食べてくれなかったり、暴れたりすることがあります。

そんなとき、浮草タイプの水草を多めに入れて光を遮ることで、ベタを落ち着かせることができます。

繁殖の時期なども同じで、神経質になってしまうベタを落ち着かせ、

また繁殖に疲れたメスの隠れ家にもなることから、

浮草タイプの水草は入れておくと良いことのほうが多いでしょう。

 

  • 水質の浄化につながる

サルビニア・ククラータを始めとした浮草タイプの水草は、

他の水草と同じように水質の浄化に役立ちます。

根の部分がバクテリアのすみかになり、水草が成長するときに、

水中の窒素分を吸収して成長していくからです。

浮草タイプの水草をたくさん入れることで、水質の浄化につながるということは、

水槽の掃除の回数を減らすことにもつながります。

ベタは水換えに気を使う魚ですが、水替えの回数が少なくても水質が保てるのであれば、

一石二鳥とも言えるでしょう。

 

  • きれいなヒレに影響を与えない

浮草タイプの水草は、底砂に植えるタイプの水草と違い、

ベタが暴れたりしたときにひれを傷つける原因になることがありません。

枝のあるタイプの水草だと、枝にヒレをひっかけて破いてしまうようなことも起きることがありますが、

浮草タイプの水草であればそうしたことはありません。

 

浮草タイプの水草のデメリット

 

メリットがあればもちろんデメリットもあります。

種類によっては成長が早すぎて水面を覆ってしまい、

水中の水草に光が当たらなくなることで成長が鈍くなるという点が挙げられます。

水槽の中も暗くなってしまい、せっかくのベタの綺麗な様子が

見えなくなってしまうのは飼う楽しみも半減してしまいます。

ですので、増えすぎた分は水槽から出してあげることも必要です。

 

サルビニア・ククラータはその愛らしい独特の姿に人気がある浮草タイプの水草ですが、

ベタの生育環境と好む環境も似ていることから、とても適した水草と言えるでしょう。

適度に増やして繁殖を目指すこともできるのなら、ぜひ取り入れてみたいですね。

 

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