「オレンジグリッターダニオ」は東南アジアが原産の熱帯魚です。その名の通り鮮やかなオレンジ色の体色が特徴で、とても水槽で目を惹きます。「グリッター」とは「鱗」の事です。
とても人気のある熱帯魚で、是非とも水槽の仲間に加えたいところですが、そんなオレンジグリッターダニオの飼育のポイントを今回は調べてみましょう。
この記事の目次
「グローライトダニオ」の別名を持つ「オレンジグリッターダニオ」
オレンジグリッターダニオは東南アジアのマレーシア、インドネシア周辺が原産の熱帯魚で、比較的最近になって紹介された品種です。「鱗」を意味する「グリッター」がオレンジ色なことからその名がつけられましたが、「グローライトダニオ」の別名も持っています。
オレンジグリッターダニオの別名の由来
「グローライト」とは赤と青の色を光らせ、ピンク色にも見えるライトの事で、オレンジグリッターダニオに光を反射させるとピンク色にも見えることからその別名をつけられたようです。体長は2～３センチで、小型魚に分類されています。
豊富なオレンジグリッターダニオの仲間たち
オレンジグリッターダニオの仲間である「ダニオ亜科」には様々な種類の熱帯魚が所属しており、ほとんどが小型魚になっています。オレンジグリッターダニオが分類される「ダニオ族」には１００種類以上の魚が所属しており、黒と白の縞模様が特徴的な「ゼブラダニオ」、パールのような斑点が目立つ「パールダニオ」、金色に輝く体を持つ「ゴールデンダニオ」などが存在しています。
こちらもCHECK
-
-
ゼブラダニオの繁殖は可能なのか？泳ぎが元気な熱帯魚
続きを見る
オレンジグリッターダニオに最適な水温、水質は？
オレンジグリッターダニオを飼育する場合の最適な水温は２４度から２６度で、それを下回ると行動が鈍くなり、高くなるとストレスも高まるため、最適な水温をキープする必要があります。場合によっては水槽用クーラー、ヒーターの導入を検討しましょう。
水質は中性からやや酸性を好みますが、比較的水質の変化には強い魚です。ただ、水槽内の水は清潔に保つ必要はあるので、定期的な水換えやエサの与えすぎには注意しましょう。
オレンジグリッターダニオの餌は何が良い？
オレンジグリッターダニオは雑食性で、基本的には何でも食べます。市販の人工エサを与えるのが最もおススメですが、オレンジグリッターダニオの口は小さいため、小さな粒の物を与えると良いでしょう。栄養のバランスのためには生き餌も与えることが必要になるでしょう。
冷凍アカムシやブラインシュリンプも食べるオレンジグリッターダニオ
冷凍アカムシやブラインシュリンプなどを好んで食べるようです。1日２～３回、魚が数分で食べられる量を与えるようにし、食べ残しは水質の悪化につながるのですぐに掃除をしましょう。
オレンジグリッターダニオの性格は？
オレンジグリッターダニオは温和な性格で、他の魚を攻撃することは殆どありません。温和ではありますが活発であり、水槽内では元気に泳ぎ回ります。
オレンジグリッターダニオの混泳相手として向いている魚は？
オレンジグリッターダニオは他の魚との混泳は可能です。大きめな水槽（６０センチサイズ）ならばいろいろなタイプの魚と混泳させることができるでしょう。特に同じような大きさ、性格の魚がおススメで、
・ネオンテトラ
・ゼブラダニオ
・グッピー
等がオレンジグリッターダニオとの相性が良いでしょう。少しでも魚のストレスを減らすために隠れ場所として水草を水槽に入れておくのもおすすめです。
オレンジグリッターダニオの雌雄の見分け方は？
オレンジグリッターダニオの繁殖を狙うにはまずは雌雄を見分けなければなりません。オレンジグリッターダニオの雌雄を見分けるのは難しいのですが、基本的にはオスの方が体長が長く、メスよりも色が鮮やかで下腹部が尖っています。
オレンジグリッターダニオの繁殖は狙えるのか？
オレンジグリッターダニオは比較的簡単に繁殖を狙うことができます。まずはもう一つの繁殖用の水槽を用意し、そこに成熟したオスとメスを一匹ずつ入れます。無事にペアが成立すると、繁殖行動後にメスは産卵床に卵を産み付けます。
オレンジグリッターダニオの繁殖のコツ
産卵床はあらかじめウィローモスや水草などあらかじめ水槽内に入れておく必要があります。卵は約２４時間で孵化し、稚魚は１週間で泳ぐようになり、１カ月もたつともう成魚です。稚魚の間は小さめのブラインシュリンプや冷凍アカムシなどを与えると良いでしょう。
こちらもCHECK
-
-
ウィローモスの育て方と増やし方！活着性質でお役立ち度抜群の水草
続きを見る
オレンジグリッターダニオの飼育ポイントのまとめ
オレンジグリッターダニオは比較的飼育が簡単で、見た目も美しい熱帯魚です。繁殖も狙えるので、ぜひあなたの水槽をオレンジで満たしてみてはどうでしょうか？
