グリーンファイヤーテトラはグリーンの体色に、尾ビレに入る赤がとても鮮やかな魚です。緑と赤の配色は珍しく、水槽の中ではかなり映える種類と言えるでしょう。今回の記事ではそんなグリーンファイヤーテトラの飼育のポイントについて調べてみましょう。
この記事の目次
グリーンファイヤーテトラの英名は?
グリーンファイヤーテトラの英名はいくつかあります。代表的な物には「Redflank Bloodfin」、他にも「Rathbun's Bloodfin」などと呼ばれています。「Blood」は「血」を意味していますから、英語圏ではグリーンファイヤーテトラの赤は血のように見えるようです。
グリーンファイヤーテトラの原産地は?
グリーンファイヤーテトラは南米のパラグアイの川が原産地です。主に熱帯雨林を流れる川に生息しています。
グリーンファイヤーテトラの特徴は?
グリーンファイヤーテトラの特徴は緑の体色と尾ビレ付近に入った赤色のコントラストでしょう。特にオスには背ビレと尾ビレを白い縁取りが彩っているので、さらに目立ちます。体長は大体4センチくらいの個体が多いようです。
グリーンファイヤーテトラの雄雌の見分け方
グリーンファイヤーテトラの雄雌の見分け方としては雄の方が細長く、青いラインが濃いことが多いです。繁殖期になるとメスのお腹が膨らんでくるのですぐにわかります。
グリーンファイヤーテトラの寿命は?
グリーンファイヤーテトラの寿命は3から5年くらいが多いようです。少しでも寿命を延ばすためにはグリーンファイヤーテトラにできるだけストレスを与えないことが重要となってきます。
グリーンファイヤーテトラに適した水槽のサイズは?
グリーンファイヤーテトラは小さめの魚なので20センチサイズの水槽でも十分に飼育できます。ただ、グリーンファイヤーテトラは群れで生活する性質を持っているので、ストレスなく過ごさせるためには5匹以上の群れを形成することが必要です。そのため20センチ程度の水槽では手狭になる可能性はあります。
グリーンファイヤーテトラは群れで生活する
グリーンファイヤーテトラは原産地では100匹以上の群れを作って生活しています。そのため飼育する際もできるだけ多くの仲間とともに飼育するのが望ましいでしょう。群れであればグリーンファイヤーテトラの動きも活発になり、ストレスが軽減されると言われています。また、特徴的な体色の色揚げ効果もあります。
グリーンファイヤーテトラの色揚げ方法とは?
巻きたてウィローモス スティック流木 Sサイズ(約15cm)(3本)
グリーンファイヤーテトラの特徴は美しい体色ですが、できるだけ色を濃くして楽しみたいものです。色揚げの方法としてはとにかく「ストレス」を魚に与えないことです。適切な水質、餌、定期的な水槽の清掃、水替え、隠れ家としての水草の設置など常に水槽内を最高の状態に保つようにしましょう。
グリーンファイヤーテトラに最適な水質水温とは?
グリーンファイヤーテトラはあまり水質にはこだわりませんが、特に弱酸性で軟水を好んでいます。PH6.0からPH6.5の範囲が一番快適に過ごすことができるでしょう。水温は22度~27度くらいが適温ですが、それより低くなったり高くなったりする環境にある場合は水槽用ヒーターやクーラーの設置も検討してみてください。特に低温には弱く、体色が薄くなったりもしますので注意をしましょう。
グリーンファイヤーテトラはどんな餌を好む?
グリーンファイヤーテトラは雑食性の魚で、比較的なんでも食べてくれます。市販されている熱帯魚用の人工飼料でも問題なく飼育できるでしょう。ただ、たんぱく質やビタミンCといった栄養素が不足すると体色が薄くなることもあるので、エサの栄養素をチェックすることも必要となるでしょう。
グリーンファイヤーテトラの気性は?
グリーンファイヤーテトラは温和でおとなしい性格をしています。他の魚に攻撃することは殆どありませんが、臆病な性質もあり、大きな物音などで水槽から飛び出してしまうこともあります。そのため、水槽には必ず蓋を設置するようにしてください。群れで生活するので、群れの中で多少の小競り合いが発生することもありますが命に関わるほどではないでしょう。
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グリーンファイヤーテトラに向いた混泳相手は?
グリーンファイヤーテトラの混泳相手には同じく小型の魚が向いています。大型の魚だと食べられてしまう恐れがあるので避けましょう。具体的な混泳相手としては「ネオンテトラ」「グッピー」「コリドラス」などが上げられます。
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グリーンファイヤーテトラの飼育のポイントまとめ
グリーンファイヤーテトラは飼育しやすく、初心者にもお勧めの魚です。ただ、最も特徴的な体色を生かすためにはできるだけストレスを与えないことが大事です。特に水質や水温はこまめにチェックすることで快適に過ごすことができるでしょう。