サイアメンシスアーチャーフィッシュはいわゆる「テッポウウオ」の事で、口から水を飛ばして飛んでいる虫を落とすことで有名です。
とてもユニークな習性を持つ魚ですが、観賞魚としても人気が上昇しています。今回の記事ではそんなサイアメンシスアーチャーフィッシュについての飼育のポイントを調べてみましょう。
この記事の目次
サイアメンシスアーチャーフィッシュとは
サイアメンシスアーチャーフィッシュとは2018年と最近になって発見された新種です。次項から詳しくどんな魚なのか見てみましょう。
サイアメンシスアーチャーフィッシュの特徴と生息地
2018年に新種記載されたアーチャーフィッシュの一種です。タイ・ナコンサワン産の個体が知られており、純淡水域に生息していると考えられています。下腹部に入るスポットが特徴で、他のアーチャーフィッシュ種との識別点となっています。
サイアメンシスアーチャーフィッシュを飼育するメリット
ユニークな捕食行動が見られます。水を飛ばして獲物を捕らえるという独特の狩りの仕方が観察できるため、飼育者にとっては非常に興味深い存在です。また、適した環境下であれば、比較的丈夫に育つため、初心者でも飼育しやすい魚種です。個性的な外見も特徴的で、下腹部のスポット模様が美しく、水槽内を華やかにしてくれます。
サイアメンシスアーチャーフィッシュの飼育環境
最近観賞魚として人気が出てきたサイアメンシスアーチャーフィッシュですが、次項から詳しく飼育の方法を調べてみましょう。
水槽の選び方とサイズ
水槽のサイズは60cm以上の広めの水槽が理想です。アーチャーフィッシュは活発に動き回るため、十分な泳ぎのスペースが必要です。レイアウトは水面付近に植物や流木を配置し、アーチャーフィッシュが水を発射しやすい環境を作ると良いでしょう。
水質管理のポイント
水温は25~28℃が適温です。水質はアルカリ性の水質を好みます。底砂にはサンゴ砂がおすすめで、水換えは週に1回、1/3程度の換水を行い、水質の悪化を防ぎましょう。
サイアメンシスアーチャーフィッシュの餌
サイアメンシスアーチャーフィッシュにはどのような餌が良いのでしょうか?また、与え方も考える必要があります。次項から調べてみましょう。
食性と餌の種類
サイアメンシスアーチャーフィッシュは肉食性で、昆虫などを好みます。特に生きた昆虫、クリル、赤虫、人工飼料などで、最初は生きた昆虫を与えることで、狩りの習性を刺激することができます。
餌の与え方と頻度
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餌の与え方はピンセットなどで餌を水面に近づけます。そうすると、アーチャーフィッシュが水を発射して捕らえる様子を観察できます。頻度は1日1~2回、お腹が膨らむまで与えましょう。
サイアメンシスアーチャーフィッシュの最大体長と成長率
サイアメンシスアーチャーフィッシュはどのくらいの大きさまで成長するのでしょうか?あまり大型にはならないようです。
サイアメンシスアーチャーフィッシュの成長段階
比較的成長が早く、数ヶ月で数センチに成長します。最大体長は 10cm程度まで成長すると考えられています。
サイズによる飼育の注意点
小型魚は捕食される可能性があるため、同サイズ以上の魚との混泳が推奨されます。同種間の混泳は、争う場合があるため、小さい水槽での混泳には注意が必要です。
飼育におけるトラブルと対策
飼育するにあたって健康や繁殖については気になるところです。次項から調べてみましょう。
健康問題とその予防
水質の悪化に対応するには定期的な水換えと濾過装置の清掃が重要です。寄生虫は定期的な薬浴で予防し、隠れ家となる場所を設け、ストレスを軽減しましょう。
繁殖に関する情報
飼育下での繁殖例は少ないですが、水温を少し下げたり、雨季を模倣するなど、環境を変化させることで繁殖を促す可能性があります。
アーチャーフィッシュの餌は?
アーチャーフィッシュは、生きた昆虫、クリル、赤虫、人工飼料などを食べます。
アーチャーフィッシュの最大体長は?
種類によって異なりますが、サイアメンシスアーチャーフィッシュは10cm程度まで成長すると考えられています。
サイアメンシスアーチャーフィッシュの飼育ポイントまとめ
サイアメンシスアーチャーフィッシュは、ユニークな捕食行動と美しい姿が魅力的な魚種です。飼育には、広めの水槽とアルカリ性の水質が重要です。生きた昆虫を与えることで、その狩りの様子を間近で観察することができます。しかし、他の魚を捕食する可能性があるため、混泳には注意が必要です。
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