レモンテトラの名前は果物の「レモン」が由来であり、その名が示す通りレモンのように黄色い体が特徴的な熱帯魚です。美しい魚ですが、飼育は難しくなく、初心者にもおすすめできる魚です。今回の記事ではそんなレモンテトラの飼育のポイントについて調べてみましょう。
この記事の目次
- レモンテトラとは?
- レモンテトラの基本情報
- レモンテトラの魅力・特徴
- レモンテトラの飼育方法
- レモンテトラに必要な飼育環境と設備
- レモンテトラに適切な水温と水質管理
- レモンテトラのエサの種類と与え方
- レモンテトラの寿命と健康管理
- レモンテトラの混泳と気性
- レモンテトラと他の熱帯魚との混泳のルール
- レモンテトラの性格と行動
- レモンテトラの繁殖と育成のポイント
- レモンテトラの繁殖方法
- レモンテトラの繁殖に適した環境作り
- 稚魚の育て方
- 色揚げ、美しいレモンテトラを育てるコツ
- レモンテトラの色揚げに効果的な餌と環境
- 健康的なレモンテトラを育てるための注意点
- Q&Aレモンテトラのよくある質問
- レモンテトラとグッピーは混泳できますか?
- レモンテトラの餌は何ですか?
- レモンテトラの寿命は?
- レモンテトラの値段は?
- レモンテトラの仲間たち
- レモンテトラの飼育の魅力と楽しさ
- レモンテトラの初心者にお勧めのポイント
- レモンテトラの飼育まとめ
レモンテトラとは?
レモンテトラはブラジルの「タパジョス川」原産の熱帯魚です。学名は「Hyphessobrycon pulchripinnis」といい、「カラシン」の一種に分類されます。古くから親しまれている熱帯魚で、初心者にも人気があるようです。
レモンテトラの基本情報
正確な分類はホヤウオ目 カラシン科 ハイフェソブリコン属。レモンテトラの体長は4センチ前後、寿命は4年前後が多いようですが、飼育環境が整えば8年近く生きる個体もいるようです。性格は温和で、群れで行動することを好みます。
レモンテトラの魅力・特徴
レモンテトラの魅力は黄色い体色とヒレの赤い縁取りが美しいことです。また、光が当たるとさらに体色が輝き、水槽の中でもとりわけ存在感を増すことでしょう。
特徴としては一口に「レモンテトラ」と言っても様々な種類がいることで、「スーパーレモンテトラ」「ピーチレモンテトラ」などそれぞれ体色が少しづつ違います。
レモンテトラの飼育方法
レモンテトラは基本的に丈夫で、飼育は難しくない種類です。次項から詳しく解説していきましょう。
レモンテトラに必要な飼育環境と設備
水槽は最低でも20リットルサイズの水槽が必要です。ただ、群れで生活する品種なので10匹以上で飼育するのが良いのでその場合は40リットル以上の水槽が必要になってきます。ろ過には外部フィルターを使い、底床はソイルが良いでしょう。照明は中程度の明るさがあれば十分です。水草は無くても問題ありませんが、あるとより水槽が映えます。エアレーションは必ずつけるようにし、環境によっては水槽用ヒーター、クーラーの設置も検討てください。
レモンテトラに適切な水温と水質管理
適切な水温は25度から28度くらい、水質は弱酸性から中性が最適でしょう。水質の変化にはあまり強くないので、毎日水質はチェックし、週に1度は水替えをするようにしましょう。
レモンテトラのエサの種類と与え方
レモンテトラは雑食性で、何でも食べてくれます。基本的にはフレークタイプの人工飼料を与えると良いでしょう。栄養のバランスのためにはイトミミズなどを与えると良いかもしれません。与え方としては1日2~3回、3分程度で食べられる量を与え、食べ残しは水質の悪化につながるのですぐに掃除をするようにしてください。また、水温が低いと極度に食欲が落ちますので最低でも25度の水温はキープするようにしてください。
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レモンテトラの寿命と健康管理
レモンテトラの寿命は平均して4年程度です。注意すべき病気は「白点病」で体が白くなり最終的には死に至る病気です。健康を保つためには魚にストレスを与えないことが重要なので、特に水質の管理には気を付けるべきです。
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レモンテトラの混泳と気性
レモンテトラは基本的に温和な性格で混泳には向いています。
レモンテトラと他の熱帯魚との混泳のルール
レモンテトラは小型の魚なので大きな魚との混泳は向いていません。レモンテトラと同程度大きさの魚を選べばよく、レモンテトラは中層を泳ぐ魚なので干渉しない低層を泳ぐ魚を選べば争いの原因を減らせます。
具体的には「ネオンテトラ」「グッピー」「ラスボラ」などがレモンテトラとの混泳に向いています。
レモンテトラの性格と行動
レモンテトラは温和で臆病な性格をしており、群れを好む魚です。行動は活発で、水槽内では上下左右に動き回り、エサを探すときには水槽上層だけでなく、下層でもしっかり餌を探しています。
レモンテトラの繁殖と育成のポイント
レモンテトラは比較的繁殖が容易な魚ですが繁殖用の水槽を用意する必要があります。繁殖を狙うには水温を26度から28度に上げ、柔らかい水草を水槽に用意します。そしてオスとメスのペアを用意しますが、見分け方としてはオスは背ビレが高く、メスは腹が膨らんでいる所で見分けましょう。
無事に繁殖に成功すると水草に300個ほどの卵を産み、卵は2日ほどで孵化します。孵化した稚魚にはブラインシュリンプを与え、水質は清潔を保ちましょう。順調にいけば一カ月ほどで大人になります。
レモンテトラの繁殖方法
レモンテトラは水草等に産み付けられた卵にオスが精子をかけることによって繁殖を行います。
レモンテトラの繁殖に適した環境作り
水槽は最低でも30サイズが必要で、水草も用意します。水温は26度~28度、弱酸性から中性の水質を保つようにし、水は常に清潔にすることを心がけましょう。
稚魚の育て方
稚魚は親魚とは他の水槽に移し、ブラインシュリンプを与えて育てます。順調にいけば一カ月ほどで大人になるでしょう。
色揚げ、美しいレモンテトラを育てるコツ
美しいレモンテトラを育てるためにはとにかくレモンテトラにストレスを与えないことが重要です。できるだけ余裕を持った水槽を用意し、常に水質や水温を保ち、水替えを行うことによって常に清潔な環境を保ちましょう。また、ろ過装置や水温によってはクーラーやヒーターの設置もおすすめします。
レモンテトラの色揚げに効果的な餌と環境
色揚げに効果的な餌としては「カロチロイド」を含んだエサをお勧めします。これはレモンテトラの体色を目立たせる効果が期待できます。カロチロイドが含まれる餌としては「クリル」や「スピルリナ」などが良いでしょう。環境としてはレモンテトラにストレスを与えないために水質水温を保つことです。
健康的なレモンテトラを育てるための注意点
健康的なレモンテトラを育てるためには弱酸性から中性の水質、25度~28度くらいの水温を保つことが最も重要です。また、混泳相手は大きな魚を避け、大きめの水槽で群れで育てることも大事です。
Q&Aレモンテトラのよくある質問
次項からレモンテトラのよくある質問をまとめました。
レモンテトラとグッピーは混泳できますか?
できます。レモンテトラは同程度の大きさの魚との混泳に向いているのでグッピーは混泳相手として最適でしょう。お互い干渉することもありません。
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レモンテトラの餌は何ですか?
レモンテトラは雑食性なので基本的なんでも食べてくれます。市販の熱帯魚用の餌でも十分でしょう。栄養のバランスのためにイトミミズなどを与えるのもよいかもしれません。
レモンテトラの寿命は?
寿命は大体3から5年くらいで、環境が整えば7年くらいまでは生きられるようです。
レモンテトラの値段は?
レモンテトラは群れで生活する魚なのでセットで売られていることがほとんどです。大体10匹だと1000円前後で販売されていることが多く、手軽です。
レモンテトラの仲間たち
レモンテトラの仲間としては「ネオンテトラ」や「カージナルテトラ」が代表的です。それらはレモンテトラとは違った体色が鮮やかで、混泳の相性も良いので大きめの水槽で飼育すればとても美しく映えます。
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レモンテトラの飼育の魅力と楽しさ
レモンテトラは鮮やかな黄色の体色が群れで泳ぐ様を見られるのが最大の魅力です。動きも活発なので眺めているだけでも楽しいでしょう。
レモンテトラの初心者にお勧めのポイント
レモンテトラは比較的飼育しやすい魚なので初心者にも安心してお勧めできます。特殊な作業なども必要ないので初めての熱帯魚にも良いかもしれません。
レモンテトラの飼育まとめ
レモンテトラの飼育には魚にストレスを与えないことが最も重要です。特に水質には気を付け、できるだけ長く飼育できるようにしましょう。
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