庭池の金魚が大量死したのでリセットしました。
大切にしていたコメット、7~10年いました。一見してコイかと思う大きさまで成長しました。
大量死の原因、リセット、水質改善についてまとめました。
金魚飼育の参考にしてください。
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庭池の概要
横1.5m、奥行0.5~1.5m、深さ0.4mほどです。池の容量は600Lぐらいです。
池の中心部は0.2m程少し半円球状に深くし、堆積物(落ち葉等)がたまりやすく
しています。
水道の水を飼育水にし、水量はレバーで調整、
水道メーターがほとんど動かない程度の微量の水を、
岩伝いに池に流し込み、ある水位でオーバーフローさせ排水しています。
池にろ過システムはないので硝化バクテリアは少ないと思います。
排泄物などは底に溜り、アンモニアが発生するので定期的に掻き出し清掃をしています。
飼育水に常に微少の水道水を流し込んで水の流れを作りアンモニアを強制的に排出しています。
夏場の蒸発が多いときは、水位の低下で排出されないのでホースで勢いよく足し水をして排出します。
大量死の原因
ねこ、鳥、落ち葉の対策に数年前にネットで池全体を覆うようにしました。
エサは、網をすくい上げ、与えています。
網と水草で金魚の様子がよくわかりません!お気に入りのコメットが姿を出さないので
心配していました。
朝、餌やりの時、アンモニアの臭いが鼻につき、まさかと思いながら池の奥を見ると、
一番長生きした大きな金魚が死んでいます!腐敗がかなり進んでいました。
金魚が死んだのを網や水草で目隠し状態になり、気付くのが遅れ、アンモニアが大量発生し、
微量の足し水では浄化されなく、大きな年老いた金魚が連鎖的に死滅したと考えられます。
網をすくい上げ池の奥を見ましたら、アナカリスに絡まった金魚の死骸が8匹浮いていました!
生き延びた7匹の金魚を別の水槽に移しました。
数日前に、熱帯魚用の亜硝酸検出試薬で確認した時は基準値以下でしたが、
アンモニアの試薬で確認するべきでした!
白のコメット(若干若い)は生き延びました!
庭池のリセット
汚水ポンプとスコップで汚泥を排出したところです。
飼育水入替の際は、時間もないのでハイポで塩素抜きをします。
新しい生体の導入
コメット5匹を追加しました。生き残った7匹と一緒にしました。
ショップの水槽では大きいのを選びましたが、昔からいるのと比べると
小さくてかわいいです。
防御の網は除去し、代りの猫対策には超音波発生器を使用することにしました。
噴水の設置
水面に揺らぎを起こさせ、酸素を供給できるよう噴水の設置を行いました。
水槽に比べ、庭池は空気に接する水面は広いことから酸素など取り込みやすいですが
バクテリアのためにはより多くの酸素が水中に必要になります。
噴水ポンプのビーカーに、リング濾材をセットし、好気性バクテリアが繁殖
しやすいようにしました。無いよりはマシという考えです。
① 材料
ポンプは安全上から+7VのブラシレスDC水ポンプを選びました。
・ウォーターポンプ(+7Vの水中ポンプのみ使用)
・濾材(リングタイプ)+ネット
・ポリプロピレンビーカー(1000cc程度を流用)
・+5VDC電源 (流用)
・タイマー (流用)
・同軸ケーブル3m(+5V延長用)
・自己融着テープ+ビニール絶縁テープ
② 製作
・ドリルでビーカー表面に約2cm間隔で穴をあけます。
穴径は濾材が抜け落ちない大きさでφ6mmにし、
ポンプ水揚げ時、十分水が吸い込むことを確認します。
・ビーカーの底にポンプの吸盤を押し付け固定します。
・ポンプとビーカーの隙間にリング濾材を詰め込みます。
・噴水口の周りにネットを敷き、アルミの針金でビーカーを固定します。
ポンプの耐用時間は10000H以上なので8H/日噴水するとして寿命は3年以上になります。
タイマーで昼間ON、夜間OFFしています。
屋外なので絶縁には十分注意します。
③ 仕上がり
噴水の様子は動画でご確認ください。
④ 水質改善 1000ccビーカーのろ過装置なので濾過能力は期待できません。
濾材はバクテリア繁殖用リングタイプなので、濾材に期待したいところです。
噴水は50cm程吹き上げていますので、水面は十分揺らいでいます。
金魚のために少しでも多く酸素が水中に溶け込めれば、水質改善になると思いました。
【水質管理】庭池の金魚が大量死したのでリセットしてみたのまとめ
いかがでしたか。 今まで定期的(1W単位)に亜硝酸濃度を測ってきましたが、
バクテリアが少ないせいか亜硝酸の濃度が上がりませんでした。
今後はアンモニア試薬(試験紙てはないタイプ)に変更します。
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