グッピー

グッピーのためのフィルター(濾過器)

2014年2月28日

 

次は水槽内をグッピー達の住みやすい環境に保つためのフィルター(濾過装置)について解説します。

そもそもフィルターって何?

 

フィルター(濾過器)とは

 

水槽内の水を循環させることによって濾材を通過させて汚れを除去するのがフィルターの役目です。

水槽の規模に合わせて最も効果的な物を用いる必要があります。

濾過器のない水槽でグッピーを飼育していると、

餌の食べかすや排泄物などの有機物が分解されてそれがアンモニア(毒)に変化します。

 

更にそのアンモニア(毒)は亜硝酸(毒)になり硝酸塩(低毒性)に変化します。

アンモニア(毒)  →  亜硝酸(毒)  →  硝酸塩(低毒性)

アンモニアも亜硝酸っも毒性が強くその濃度が高くなると魚は生きていく事が出来ません。

そこで、濾過機によって水を絶えず循環させることによって食べカスや排泄物などを除去し浄化する必要があります。

フィルターにも色々な種類があり最初にどのフィルターを使えばいいか悩んでしまうと思います。

各フィルターのメリット・デメリットを解説しますので貴方にあったフィルターを選んでくださいね。

 

フィルターの種類

上部式フィルター

 

【メリット】 汚れを覗き込んで調べたり、濾材を取り出して洗ったりするのに便利なので初心者には扱いやすいフィルターです。

【デメリット】 水槽上部にセットすることから蛍光灯を多く設置できないのが難点です。

他にも吸水部から小さな稚魚が吸い込まれてしまう危険もあります。

フィルター内の掃除をしたら稚魚の骸がいた・・・とかなんとか。

 

 

底面式フィルター

 

濾過板を水槽の底に設置し、その上にソイル・砂利・砂を敷きつめて使うタイプです。

エアーポンプで送気することで水を水中に濾過させて砂が濾材となって汚れを取ってくれます。

【メリット】 砂にはバクテリアを繁殖させているので同時にアンモニアなどの有害物も分解されます。

水槽の底面全体がフィルターとなるので濾過効果が抜群

 

【デメリット】 砂をクリーニングするのに非常に手間がかかるのが難点

 

 

 

外部式フィルター

 

 

モーターが内臓されているのでフィルターを水槽の外部に設置し、

パイプによって汲み出した水を濾過後に別のパイプで水槽に戻すタイプが 外部式フィルターになります。

 

【メリット】 装置を目立たない場所に隠せば水槽ないがすっきりし見た目が良いです。

音が静かでで密閉式なので炭酸ガスを逃さず水草の育成を防がないので水草の育成にも良い。

【デメリット】 値段が他のフィルターに比べると高めです。

 

外掛け式フィルター

 

外掛け式フィルターは水槽の外側にフィルター本体を掛ける方式の濾過装置です。

濾材が水槽の外にあることが主な特徴です。

 

【メリット】 フィルターの設置や濾材の交換がワンタッチなど比較的メンテナンスが容易で、

小型水槽から60cm水槽サイズなどラインナップが豊富にあり、

他のモーター式フィルターに比べ、本体価格が非常に安価であり、初心者向けとしても人気が高いです。

また、売っている製品のほとんどはポンプが海水対応していますので海水魚飼育にも利用できます。

 

【デメリット】 他の濾過機と違い濾過能力はあまり良くない

 

 

スポンジフィルター

 
キスゴムで水槽の中に入れ壁面に取り付けて使います。

【メリット】 濾材はスポンジで、エアーポンプを使って水を通し物理的・生物的に濾過をします。

上部式フィルターと違って稚魚が吸い込まれる恐れがないので、繁殖用水槽との相性が良い。

【デメリット】 方式が簡単の割には濾過能力も良いが大型水槽には力不足。

小型水槽か、メインで使用しているフィルターの補助手段としての利用に適している。

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