みなさんは金魚の生態についてどのくらい知っていますか?
金魚も魚の種類の一つですのでエラ呼吸もしますし、エサを食べて消化して糞をします。
そんな当然のことではありますが、金魚はそれらの特徴というものがあります。
今回は金魚の特徴をご紹介したいと思います。
この記事の目次
金魚の食とフンの特徴
金魚も当然エサから栄養を取って成長していきます。
金魚の食にはどんな特徴があるのでしょうか。
金魚の食欲
金魚には満腹中枢というものがほとんど存在しないと言われています。
つまりエサは与えれば与えるだけ食べてしまいます。
常に満腹になるまでエサを与えていればいずれは消化不良などを起こして体調を崩したり、最悪の場合は死んでしまうこともあるようです。
エサを与えすぎないことが金魚の体調管理のなかで重要なことの一つです。
金魚の口の特徴
金魚には歯が存在しません。
金魚の原種であるフナの種類にも歯がないのでとくに不思議なことでもありません。
歯は金魚には存在しないのですが、口の奥の方に『咽頭歯』という部分があります。
咽頭歯はフナなどの大きな種類では貝を壊して食べるほどの硬さ・力があるようですが
金魚にそこまでの硬さのある咽頭歯が備わっているかは不明です。
いずれにせよ歯がなくとも少し硬いようなエサでも咽頭歯を使って食べているようです。
金魚のフンはなぜ長くなるのか
人の後ろをついてまわる人を『金魚のフンのようだ』などと言いますが、なぜ金魚のフンはあのように長くなるのかご存知でしょうか。
じつは金魚のフンはゼリー・ゲル状の膜に覆われて排泄されるのですが、それが排泄される時に水分を含むことで膨張してフンがあのように長くなるのです。
金魚水槽では水流がほとんどないためにとくに糞が切れにくいのであのように長い糞が特徴になります。
金魚は泳ぎが苦手
金魚は当然魚なので「泳ぎが苦手」というのも変ですが、魚類の中でもとくに水流を苦手とする種類です。
本来、原種がフナであれば水流に弱いということはないと思うのですが、なぜ水流に弱いのでしょうか。
品種改良の影響によりヒレが泳ぐことに適さなくなった
金魚は品種改良によってとくに尾びれが広くなり、水流をより強く受けるよになることで水流を苦手とするのです。
もちろん金魚のなかでもコメットなどの種類のようにヒレが大きく広くないタイプの金魚であれば水流が苦手ということはないかもしれません。
弱い水流でもストレスを受ける可能性も
蝶尾などというとくに尾びれが広く美しく発達した金魚では、ろ過器から吐出される水流や、
エアレーションで発生する水流だけでも体力を削られてストレスとなることがあります。
金魚の飼育においては水流をどのようにコントロールするのかというところも重要な環境調整となります。
金魚の休息について
どんな魚でも、人間のように熟眠することはないですが、脳や身体を休めるということはあります。
金魚の活動と休息
金魚の場合は日中に活動して夜間に休息をとります。
やはり完全に眠ってしまうということはまず内容ですが、
水槽の底に腹をつけるなどしてじっとしているときは睡眠・休息を取っている状況かもしれません。
金魚の特徴を知ればもっと愛おしくなる!のまとめ
今回ご紹介したのは金魚のごく一部の特徴です。
ほかにも身体的な特徴やそれぞれのヒレの特徴などいろんな特徴や習慣を持っています。
このように金魚の特徴や習性などを知ることで、金魚を鑑賞するときの見方も違ってくるのではないでしょうか。
金魚は身体も大きくなりやすく、人間にも慣れるので、私たちが近づけば金魚も近寄ってきてくれたりします。
また、エサも手渡しのように指をつつくようにして食べてくれるようにもなり、とても愛嬌のあるものです。
金魚のことをよく知って金魚飼育を楽しみたいものですね。
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この記事を書いた人:meganuma
自己紹介:現在は900×600×450水槽で主にプレコ飼育と金魚鉢で金魚飼育、ビオトープで水辺植物やメダカ飼育をしております。
好きな熱帯魚:アシュラプレコ・アカリエスピーニョ・キングコングパロット、挙げればきりがありませんね。