小川、田んぼ、里山、土手を歩くと多くの水草を目にします。
メインの水草はショップで購入し、サブの水草は周りから採ってきて
水草水槽を立ち上げたので、その過程をご紹介します。
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自宅周辺から採取
- 近くの小川の土手
姫蔓蕎麦(ヒメツルソバ)を採取しました。
この水草はタデ科のヒマラヤ原産で明治にロックガーデン用に日本へ帰化したものです。
V字模様がお洒落ですね!
コンクリートにも根を張り、水槽内では茎を横にしておいているだけで、自生します。
秋ごろ咲く花は蕎麦の花に似ています。
水草というよりは垣根の観賞用になりますね。
この葉は、エビたちの大好物のようで、根元から葉を食い切り、
落として、葉肉をきれいに食べてしまい、葉脈(葉の筋)だけになっているのが見うけられます。
シュリンプ用に高価な餌を買わなくても、この葉を入れておけば、数日は大丈夫なようです?
土手に自生した姫蔓蕎麦です。
葉肉を食べています!
自宅の池
イローモスを採取しました。流木に釣り糸で巻きつけ固定します。
自宅の池を紹介します。
池には金魚がたくさん泳いでいて和みます。
震災時、飛び出しましたが、すぐに池に戻し無事でした。
その後飛び出し防止にネットを張っています。
お気に入りは柄模様のコメットです。ずいぶん大きくなりました。
水道水の微量を岩場から池に流しこみあふれた水は排水しています。
池底清掃はここ5年していません!
水草が茂っていて、金魚たちは水草を縫う様に泳いでいます!
生体は増減なし(増えている?)です。池で生まれ育った金魚もいます。
マツモは水槽内の硝酸塩を肥料に増えたと考えられます。
水質はTDS:78ppm程、PH:7.2 水温18℃~
ショップで購入
ヌマエビ、レッドビーシュリンプ、レッドチェリーシュリンプを購入時
「ウオータースプライト」を勧められ購入しました。
底床に植えても、浮かべても生育します。ゆらゆらと綺麗です。
現状の水草水槽
TDS:216ppm、PH:7.1、水温25℃
レッドビーシュリンプ:4匹、レッドチェリーシュリンプ:4匹、石巻貝:1匹
ヤマトヌマエビ:2匹
将来的にレッドビーシュリンプを10匹以上にします。
TDS:171ppm、PH:7.2、水温:47℃
グッピー:数十匹、プラティ:2匹、スマトラ:4匹、コリドラス:3匹
水槽を分離しています。
水がグリーンだったので、ペットボトルにソイルを少し足しましたら、濁りが消えました。
PHの変化
ソイルで水槽立ち上げ時PHは6.8でしたが、水草を加え水草水槽にしたら
7.1~7.2のアルカリ性になりました。
水草が光合成で昼間多量にCO2を消費し、その結果水質は酸性→アルカリ性になったようです。
CO2について調べてみました。
炭酸ガスは水に溶けているとCO2ガスのままの場合と、
炭酸(H2CO3)の弱酸性の水溶液になる場合があり平衡になっています。
CO2+H2O⇔H2CO3⇔H++HCO3
光合成で左辺のCO2が使われると平衡を保つため右辺のH+が減少しアルカリに傾きます。
酸性に戻すには、例えば炭酸水素ナトリウム(重曹)を入れ、
飼育水のCO2を増やすことが必要になります。
炭酸水素ナトリウムは薬局で購入できます。
極端な量を使わなければ魚に害はないと思われます(自己責任でお願いします)。
自宅周辺から水草を採取のまとめ
いかがでしたか。
姫蔓蕎麦が一晩で、大部分の葉が葉脈(葉の筋)だけになってしまいました!
エビはこの種の水草を好むようですね!
グッピー、プラティ等はアルカリ性でも大丈夫ですが、
コケ類のウイローモス以外の水草とレッドビーシュリンプは酸性を好むと思いますので少し心配です。
水槽を分けてCO2の付加が必要かもしれません。
CO2を付加すれば酸性がキープできると思います。
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